連載
水を使った物理演算パズル。スマートフォン向けアクションパズルゲーム「Sprinkle Islands」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第369回
スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。 そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。
スマートフォンゲームの人気ジャンルといえば,重力や慣性の法則を再現した,リアルな挙動のアクションパズルゲームが定番のひとつ。世界的にも有名な「Angry Birds」に続けとばかりに,現在もさまざまなアクションパズルゲームが生み出されている。
本日の「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」で紹介する「Sprinkle Islands」(iPhone / Android)は,そんな物理演算エンジンを用いたアクションパズルゲームのひとつで,“水”を使ってギミックを解いていくという,一風変わった内容のタイトルだ。
「Sprinkle Islands」ダウンロードページ(iOS版)
「Sprinkle Islands」ダウンロードページ(Android版)
本作は,火災が発生している島が舞台だ。ステージ内のあちこちで炎が上がっているので,プレイヤーは,巨大な木製の放水銃が設置されたカートを操作し,消火活動を行っていく。
カートの移動は自動で行われ,火災エリアに到着するとその場に止まる。画面内の炎をすべて消すことができれば,次の目的地に向けて再び移動を開始する。これを繰り返し,すべてのエリアの炎を消すことができれば,ステージクリアとなる。
画面の右下にある赤いボタンをタップすると,放水が行われる。放水銃はドラッグで上下に移動させられるので,炎のある場所に届くよう,細かく調整していこう。
水の挙動は非常にリアルで,カートから放たれた水は,放物線を描いて飛んでいき,障害物に当たれば,その角度に応じてさまざまな方向に跳ね返る。そのため,水の動きを計算しながら放水していく必要があるのだ。
本作は,ひたすら消火活動を行うだけではなく,ときにはステージのギミックを放水で解かなければならない。壁を利用して,通常の放水では届かない場所に水を運んだり,水圧でブロックを動かしてスイッチを押したりといったことが必要になるのだ。中盤以降のステージは,しっかりと頭を捻らないとクリアできなくなるので,地形やオブジェクトの動きを考えつつ挑戦してみよう。
なお,使用できる水の量はステージごとに定められており,クリア時の残水量によって評価が決まるため,いかに効率的に放水できるかが,ハイスコアへの鍵となりそうだ。なお,水量がゼロになると,その時点でゲームオーバーとなるので覚えておこう。
本作は,1つのワールドにつき12個のステージが用意されており,全部で5つのワールドが存在する。ワールドごとに背景やギミックが異なっていて,バラエティ豊かだ。さらに各ワールドの最終ステージには,ちょっとしたボス戦も用意されており,ただのアクションパズルではない印象を受けた。
本作は,アクションパズルゲームが好きな人や,「Angry Birds」にハマッた経験がある人には,ぜひオススメしたいタイトルとなっている。
著者紹介:トリスター/目代将規
ゲームやアニメの書籍企画,編集,シナリオライティングや広告制作なども手がける編集プロダクション「トリスター」所属。スマートフォンならではのゲームや,一瞬で遊べてしまうゆるいゲームが大好物。好きなゲームのジャンルはRPGとアドベンチャー。“モンハン”好き。
「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」記事一覧
- 関連タイトル:
Sprinkle Islands
- 関連タイトル:
Sprinkle Islands
- この記事のURL:
キーワード
(C)Mediocre AB