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オーバーランド,大規模国際政治シミュレーション「ジオポリティカル シミュレータ3 マスターズ・オブ・ザ・ワールド」を2013年12月3日にリリース
「ジオポリティカル シミュレータ3 マスターズ・オブ・ザ・ワールド」公式サイト
マスターズ・オブ・ザ・ワールドを開発したのはフランスのEversimで,これまでいくつかの政治シミュレーションを制作してきたメーカー。マスターズ・オブ・ザ・ワールドは,そんなEversimの最新作で,プレイヤーは各国の大統領や総理大臣などの指導者となり,経済,軍事,社会,内政,外交,文化,交通など広い範囲にわたってさまざまな政策を施し,自国を導いていくことになる。
政治シミュレーションにはいろいろなタイプがあるが,マスターズ・オブ・ザ・ワールドの特徴は,タイトルにもあるように「ジオポリティックス」,つまり「地政学」にポイントを置いたものであることだ。地政学とは,地理的環境がその国の政治や近隣諸国との関係にどのような影響を与えるかを研究するもので,例えば,日本がもしヨーロッパにあれば,まったく同じ国民や国力であっても異なる国家運営が要求されることになるはず。本作は,そうした地政学的な要素を重視したシミュレーションなのだ。
プレイヤーが好きなように国を運営していくことも可能だが,ゲームには多数のシナリオが用意されており,例えば,格付け機関の信用格付けを一定期間,AAA(トリプルエー)に保つものや,隣国との関係を改善して,国家プロジェクトである石油パイプライン網を築くというもの,さらにアフリカの世界経済シェアを引き上げるというものなど,シナリオの設定も目的も多様。
ボーナスミッションとして,日本の総理大臣が経済成長を維持しつつ脱原発を目指すミッションも用意されているとのこと。
スクリーンショットでは,どこかで見たような感じの首相や大統領の姿も確認できるが,基本的に固有名詞はフィクションになっている。とはいえ,現在の国際情勢を可能な限り再現しているとのことで,10万件におよぶ最新データに基づく1万3000を超える会話を収録。変化を続ける各国の政治状況に合わせてリアルタイムにシミュレーションを行っており,例えば内政に力を入れすぎて外交をおろそかにすると,たちまち孤立してしまったりするそうだ。政治はいろいろ大変だ。
リリースによれば,本作の特徴は以下のようなもの。
■災害,戦争への挑発行為,テロリズム,騒乱の多少を個別に設定可能
■企業の国有化,中絶,安楽死,マリファナの合法化など多様な法案を提出可能
■新たにパイプライン,高速鉄道,港湾などの建設が可能
■対話型チュートリアルと教授による助言機能
■国際組織や協定の設立が可能(例:TPP)
■多国籍プレイ
■テレビ出演
■ウルトラブックに対応
■日本専用シナリオ「日本の脱原発」を収録
ゲーム中,プレイヤーのできることはやたらと多く,それによってゲームの進行は大きく変化する。国際政治に興味のある人や,政治シミュレーションが好きだという人は期待してみよう。
「ジオポリティカル シミュレータ3 マスターズ・オブ・ザ・ワールド」公式サイト
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