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[TGS 2014]「テイルズ オブ ゼスティリア」プレイレポート。“神依化”をいかにして使いこなすかが攻略のカギに
本作は,同社の「テイルズ オブ」シリーズの20周年を記念した最新作。世界中の遺跡を旅することを夢見る主人公の少年 スレイや,ハイランド王国 王位継承者の末席の王女であり,本作のヒロインでもある少女 アリーシャ,そしてその仲間達の戦いを描いたファンタジーRPGだ。そんな「テイルズ オブ ゼスティリア」のプレイレポートをお届けしよう。
まずは,「シナリオモード」または「バトルモード」のどちらかを選択することになる。前者はシナリオの一部を体験でき,後者はマップを探索しながら敵との戦闘を楽しめるとのこと。今回は,バトルシステムに興味があったため,バトルモードを選択した。
広大なフィールドに飛び出してみたところ,ここでちょっとしたことに気が付いた。スレイの後ろをアリーシャが付いてきているのだ。これはいったい?
実は,本作ではスレイにキャラクター1人を同行させることが可能になっている。同行するキャラクターとはマップ上でコミュニケーションが取れるほか,ときにはちょっとしたアドバイスをくれることもある。今回のバージョンではアリーシャが同行していたというわけだが,想像以上に多くの会話パターンが用意されており,彼女と会話しているだけでもかなり楽しかったりする。
会話の内容は,物語が進むにつれてどんどん変化していくらしいので,ちょっとしたときに話しかけてみると,思わぬ発見や反応があるかもしれない。
マップを探索していると,すぐにエネミーシンボルを発見した。ここで重要になってくるのが,マップアクションである。これはマップ上の障害物やギミック,エネミーシンボルに干渉できるシステムの名称だ。
エネミーシンボルにマップアクションを当てることによって,プレイヤーに有利な状態で戦闘に突入できる。試遊バージョンでは,基本のマップアクションである「剣振り」を確認できた。
戦闘のスタイルは,近年の「テイルズ オブ」シリーズの定番となっている3D空間の中で敵味方が入り乱れて戦うというものだ。
通常技から必殺技へとつながるアクションゲームのように爽快なコンボや,簡単操作で繰り出せる必殺技を駆使して,敵を一気に蹴散らしていくスタイリッシュかつスピーディなバトルは,本作でも健在だった。
それに加えて,アクションゲームが苦手な人でも簡単にプレイできるようなシステムなので,シリーズ未経験のプレイヤーでもすぐに慣れることだろう。ちなみに,筆者はシリーズ作品をプレイするのは久々だったが,ほんの数分で操作感覚を思い出すことができた。ああ,この感覚がテイルズなんだよなあ。
そして,「テイルズ オブ ゼスティリア」の新システム「神依化」に触れないわけにはいかない。神依化とは,人間と天族が融合合体することによって,人間が天族の能力を使えるようになるというもの。
筆者は,水属性のミクリオ,地属性のエドナ,火属性のライラで神依化を試してみたのだが,いずれも通常状態のスレイとは見た目がまったく異なり,それぞれの属性に対応した必殺技が使えるようになっている。新鮮なプレイフィールが得られるため,いろいろと試してみたいと思わせる要素だ。
原則として,戦闘には人間1人に対し,天族も1人しか参加できない。だが,控えの天族がいる場合は,パートナーチェンジによって属性を切り替えられる。神依化の操作はボタン1つだけなので,手軽であるところも嬉しいポイントだ。
神依化を行うと戦闘メンバーが3人になってしまうのだが,そのリスクを補うくらいの戦闘力が得られると感じた。もし会場で試遊する予定があるのなら,ぜひ試してみてほしい。神依化をうまく使いこなせるかが,攻略の重要なカギとなることが実感できると思う。
今回はバトルに焦点をあててみたのだが,ご存知のとおり,「テイルズ オブ」シリーズといえばシナリオも見逃せない要素だ。こちらは製品版が発売されてから,じっくりと堪能したい。
「テイルズ オブ ゼスティリア」公式サイト
4Gamer「東京ゲームショウ2014」特設サイト
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テイルズ オブ ゼスティリア
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