「IA/VT -COLORFUL-」のプレイアブルバージョンが「ニコニコ超会議2015」に出展。シンプルかつメリハリのある操作感を体験してきた

　マーベラスは，2015年4月25日と26日の両日に開催された「ニコニコ超会議2015」の同社ブースにて，PlayStation Vita用リズムゲーム「IA/VT -COLORFUL-」をプレイアブル出展していた。本稿では，ゲームの概要をあらためて紹介するとともに，実際に遊んでみたインプレッションをお伝えしよう。

マーベラスのブースには開場直後から続々と人が集まり，短時間で「IA/VT -COLORFUL-」の待機列が形成されていた

　本作は，アーティスト「Lia」の声をもとに制作されたVOCALOID「IA」の楽曲を楽しめるリズムアクションゲームだ。ゲーム内には60曲以上の楽曲が収録される予定だが，今回のプレイアブルバージョンでは，以下のリストにある6曲のうち2曲を選択してプレイできた。また難度は，各曲とも「EASY」「NORMAL」「HARD」の3段階から選択可能となっていた。

●「如月アテンション」
●「Circuit DISCO」
●「ワールドコーリング」
●「Inner Arts」
●「God only knows」
●「ローレライ」

　ゲームのシステムは非常にシンプルで，使用するボタンは上下左右の方向キーと[○][×][△][□]の8つだ。楽曲がスタートすると，リズムに合わせて「リズムマーカー」が，画面に表示されるライン上を流れてくるので，それが「タイミングサークル」上の「キャッチャー」に到達したところで指示されたボタンを押すと，キャッチしたタイミングに応じて「COOL」「FINE」「SAFE」「MISS」という4段階の評価が下される。もちろん，評価が高いほど高スコアを獲得できる。
　また，リズムマーカーには，2つのボタンを同時に押すものや長押しが必要なもの，表示される回数だけ連打するものといった種類があり，プレイにバリエーションを与えている。


　さらに，リズムマーカーの流れを示すラインは，楽曲の展開に合わせて複数表示されることもある。ウェーブ状だったり，渦巻き状だったりなど，さまざまな形を描く複数のラインにリズムマーカーが流れたり，2本のラインが交わって1本になったりする様子が，背景に映しだされている楽曲のPVと相まって，本作の演出の一つとなっている。
　ちなみに，ラインが複数表示されている場合であっても，キャッチャーがオートで移動するので，どのラインに注目すればいいか迷うことはなく，プレイしやすいと感じた。


　加えて，楽曲がもっとも盛り上がる部分には「カラフルセクション」と呼ばれるパートが用意されている。このパートでは，タイミングサークルが巨大化し，外側から流れてきていたリズムマーカーが，今度は内側から放出されるように流れいく。今までキャッチしてきたリズムマーカーが溢れだすような演出は，楽曲の盛り上がりと合わせて爽快感をもたらしてくれるのだ。
　また，通常パートでリズムマーカーに混じって時折り流れてくる「カラフルマーカー」をキャッチすると「カラフルゲージ」が溜まっていく。このゲージの溜まり具合に応じて，カラフルセクションにおけるタイミングサークルの色が変化するのも，本作における一つの特徴となっている。


　あらためてインプレッションをまとめると，リズムマーカーの種類に応じた操作のバリエーションと，多彩なラインの形状やカラフルセクションなどの演出がアクセントとなってプレイにメリハリを与え，ひいてはそれが爽快感につながっているという印象だ。
　また，リズムマーカーが複数のラインを流れているのを見ると，複雑な操作を求められるかのように思えるかもしれないが，実際には上記のとおりシンプルな操作でプレイできる。これはプレイヤーに達成感や充実感をもたらす大きなポイントと言えるだろう。
　6月25日の発売日，およびそれまでに公開されるであろう本作の新情報にも期待が高まるところだ。

プレイアブルバージョンの体験者には，数量限定の特製タンブラーがプレゼントされた

「IA/VT -COLORFUL-」公式サイト