プレイレポート
[JAEPO2014]雪原を時速200kmで突っ走れ! 最大8人の体感スキーレース「スーパーアルペンレーサー」プレイレポート【ムービー追加】
今回出展されていたのは,キャラクター2人と2つのコースを選択できる4人対戦筐体だ。午前中から多くの来場者が並んでいたが,4人ずつの対戦プレイで,プレイ時間も数分なので,回転は比較的早かったようだ。ちなみに,稼働後は最大8人の同時対戦が可能となっている。
筐体には,縦置きの55インチディスプレイ,スキーのストックを模したグリップ,そして足下には左右に動くフットコントローラが用意されている。プレイヤーは固定されたグリップを握り,コントローラに乗ってスキーと同じ要領で足を左右に動かし,画面上のプレイヤーキャラクターを操作するのである。これは18年前のアルペンレーサーと同じ操作なので,かなり懐かしく感じるプレイヤーもいるかもしれない。縦型のディスプレイのせいか,当時稼働していたものと比べると,筐体はかなりスリムになっているようにも思えた。
また,ディスプレイ下側の左右にはファンが搭載されている。プレイ中はこれが画面のスピードに応じて回り,プレイヤーは風を感じられるようになっているのだ。実にアーケードの体感ゲームらしいギミックである。
ゲームのルールは単純明快で,雪上のコースをスタートからゴールまで滑り,順位を競うというものだ。コース上には20個のゲートが存在していて,これを通り抜けることでプレイヤーが加速するので,トップを取るためにはこれを確実に通り抜けるのが重要かもしれない。前述のコーナー重視のモヒカン男が使いやすかった感触だったのも,このゲートを通過しやすかったというのがあるのだろう。なおコースの壁などにぶつかっても体勢を崩してスピードダウンするだけなので,ほかのプレイヤーと大幅に差が付けられてしまうことはない。
体感速度は最高200km/h,コース中のジャンプ幅は最大100m以上と,プレイ中は本作のキャッチにもある「超スキー」に恥じないダイナミックな演出が楽しめる。ジャンプ中はエクストリームスポーツを思わせるトリックが自動で繰り出され,プレイヤーだけでなくギャラリーも楽しめる仕様だ。会場に居合わせた本作プロデューサーのバンダイナムコゲームス小森国人氏によれば,特定の目的なくゲームセンターにやってきた人達が気軽に楽しめるのが本作のコンセプトで,また1990年代のスキーブームを若い頃に体験した人達が親となった現在,子供と一緒にゲームセンターで遊べるようなわかりやすい内容にしたとのことである。
稼働予定は6月と,既に初夏に入っている時期となるが,暑さを吹き飛ばせるようなスピード感と風をゲームセンターで体感してみよう。
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スーパーアルペンレーサー
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