「妖怪ウォッチ」プロジェクトが，2014年に最も活躍した“チーム”として表彰

ベストチーム・オブ・ザ・イヤー 2014
配信元	ベストチーム・オブ・ザ・イヤー実行委員会	配信日	2014/11/20

＜以下，メーカー発表文の内容をそのまま掲載しています＞

　ベストチーム・オブ・ザ・イヤー実行委員会（委員長：齋藤 孝）は、本日、2014年11月20日（木）に、今年、最も顕著な業績を残したチームを表彰するアワード「ベストチーム・オブ・ザ・イヤー2014」の表彰式を原宿クエストホールにて執り行いました。当アワードは2008年より毎年行っており、今年で7回目の開催となります。今年の最優秀賞は、「『妖怪ウォッチ』プロジェクトチーム」が受賞。ゲームの枠を超えた社会現象を巻き起こし、日本を代表するクロスメディアプロジェクトになりました。類稀な成果と話題を創出した点を評価しました。

　「『妖怪ウォッチ』プロジェクトチーム」の表彰においては、株式会社レベルファイブの日野晃博社長と、同社執行役員で、妖怪ウォッチゼネラルマネージャーの本村健さん、また同作品の中から飛び出し、子供を中心に大人気の「ようかい体操第一」の作詞・振付も担当したラッキィ池田氏もプロジェクトチームのメンバーとして登壇。ラッキィ池田氏は、ゲストプレゼンターとして出席し、“妖怪ウォッチ”の大ファンの加藤憲史郎くんや同チームのメンバーと一緒にベストチーム・オブ・ザ・イヤー特別バージョンを踊り、アワードを盛り上げました。

　優秀賞には、震災復興というたった一つの目的をもとに、日本最大級のボランティア母体に成長し、物資支援活動を基盤に、活動領域の広がりを見せている「ふんばろう東日本支援プロジェクトチーム」が受賞した他、福祉機器にクリエイティビティを掛け合わせ、これまでなかった次世代車いすを作り上げた「WHILLプロジェクトチーム」が受賞。各チームのトークセッションでは、活動や制作に至る経緯など、それぞれの想いを強く感じられる表彰式となりました。

■授賞式の様子

最優秀賞受賞は、「『妖怪ウォッチ』プロジェクトチーム」。

「ようかい体操第一〜ベストチーム・オブ・ザ・イヤー特別バージョンを踊るラッキィ池田氏と、加藤憲史郎くん。

優秀賞1チーム目は「WHILLプロジェクトチーム」。今年9月に発売をスタートさせた実機とともに。

優秀賞2チーム目は「ふんばろう東日本支援プロジェクト」。総勢25名が表彰式に参加。

■受賞者のコメント
◇最優秀賞　「妖怪ウォッチ」プロジェクトチーム
株式会社レベルファイブ　代表取締役社長　日野晃博さん
　「妖怪ウォッチは、長く続いて愛されるものをいま、この時代から作りたいということではじめました。クロスメディアといって一つの企画をいろんな分野で展開して、作品自体を流行らせていくという仕掛けなんですけど、今回はあらゆるものが成功して、チーム一同喜んでいます。会社は違えど、一つの志のもとに集まった仲間たちが、一人ひとり長く苦労話を話せるんですけども、今日は代表して、喜びをお伝えしたいと思います。ほんとうに素晴らしい賞をありがとうございました。」

◇最優秀賞　「妖怪ウォッチ」プロジェクトチーム
「ようかい体操第一」作詞・振付担当　ラッキィ池田さん
　「ベストチームオブザイヤーの受賞とても喜んでいます。古くからの友人である、高木貴司さんより、おもしろいことやろうということではじめたのがイナズマイレブンシリーズの音楽制作で、それ以来、レベルファイブのみなさんと長く続けてきた結果で受賞できたのは嬉しく思います。体操を踊ってこどもたちが仲良くなったり、親御さんに喜んでもらえる、そういうことを想像して振付を作ってきました。妖怪ウォッチが子どもたちからブレイクしたというのを聞いてとても嬉しく思っています。」

◇最優秀賞　「妖怪ウォッチ」プロジェクトチームへのゲストプレゼンター
加藤憲史郎くん
　「ジバニャンとケータくんに会えてうれしいです。ラッキィ池田さんにようかい体操を教えてもらい、学校の友達に自慢したいと思います。」

◇優秀賞　ふんばろう東日本支援プロジェクトチーム　代表　西條剛央さん
　「この出来事を悲惨な出来事で終わらせたくない。そういう気持ちが共通して、こういう大きな賞をいただけたことを嬉しく思います。『ふんばろう東日本支援プロジェクト』は境界がなく、だれでも参加できるので、現地で参加している皆さんの全員での受賞だと思います。栄えある賞を受賞したことは、東北の皆さんのことを全国の皆さんがまだ忘れていないというメッセージになるとおもいます。」

◇優秀賞　ふんばろう東日本支援プロジェクトチーム　中川野乃花さん
　「支援プロジェクトのみなさんは東北に笑顔を届けてくれたので、今回の受賞は嬉しいです。震災を風化させないように東北に足を踏み入れてくれると嬉しいです。そして、まだ完全に復興したわけではないので、私達の世代で協力してこれからもボランティア活動をしていきたいと思います。」

◇優秀賞　WHILLプロジェクトチーム　最高開発責任者　内藤淳平さん
　「私達のような小さなベンチャー企業にこのような賞をいただけたこと、たいへん光栄に思っております。今年はじめて製品をリリースしまして、チームとしてユーザーが加わることになりました。これからもどんどんチームの輪を広めて行きたいと思います。」

◇斎藤孝委員長挨拶
　「なぜチームに焦点を当てるのかというと今まで個人の賞はあったけれど、チーム対象のものはなかったからなんです。チームにスポットを当てることで、日本全体にチームワークの大切さを浸透させていけたらと思っています。今の時代は、１人で何かを成し遂げていくというよりは周りと協力していくことが求められます。丸暗記ではなく、新しい価値を生み出す学力が求められている。情報をセレクトし、他者と周りと協力し動いていくことが求められる。ヒット商品だけでなく、社会的な意義のあるチーム、活動を選びたいと思っています。こんなチームが日本を活性化していると知っていただけたらと思います。」

◇おちまさと総合プロデューサー挨拶
　「仕事はすべてプロジェクトだと考えています。プロデューサーはプロジェクトをいかに推敲していくかが求められます。チームをどのように引っ張っていくかも仕事のひとつです。チームのコツは３つあります。まず一つ目に役割を全うする。いつもオーシャンズイレブンを参考にしているんです。ジョージクルーニーをはじめとした11人で任務を全うしていく。彼は飛び回ったりはできないがプランをつくる。プランがなければ何もできない。自分の役割をいかに全うするかが大事。二つ目はにスケジュール管理。ショッカーをいつも思い出す。横、縦のつながり・場所を守るなど。日本の中小企業の鏡でもあるといえます (笑)三つ目は、小さなチーム、家族を大切にすることです。4歳の娘と今まで七か国旅してきた中で、アイコンタクトしながらチームワークを学べたと思います。この３つが一致することでチームワークを発揮できるのではなないかと思います。」

■「ベストチーム・オブ・ザ・イヤー」とは
　毎年その年に顕著な業績を残した優れたチームを表彰するアワードです。「成果につながる『チームワーク』」の向上と促進を目的に2008年から毎年開催し、今年で7回目となります。これまでの最優秀賞には、小惑星探査機「はやぶさ」プロジェクトチーム（JAXA）（2010年）や、京速コンピューター「京」開発チーム（RIKEN）（2011年）、「東武タワースカイツリー運営チーム（東武タワースカイツリー株式会社）」（2012年）、「2020年東京オリンピック・パラリンピック招致チーム」（2013）が受賞しています。

http://team-work.jp/

■表彰式開催概要
日時：2014年11月20日（木）　13時〜開催
開催場所：原宿クエストホール
主催：ベストチーム・オブ・ザ・イヤー実行委員会
審査員：齋藤 孝（明治大学教授）／おちまさと（プロデューサー）
後援：経済産業省
特別協賛：サイボウズ株式会社
協賛：株式会社星野リゾート／株式会社フューチャーセッションズ／コクヨ株式会社
企画制作：株式会社フロンティアインターナショナル／おちまさと事務所