プレイレポート
レアリティ=強さじゃないガチンコ育成ゲーム「サマナーズウォー:Sky Arena」の魅力に迫る。5周年を迎えた今こそが“始めどき”?
2019年6月12日に正式配信より5周年を迎えた本作は,全世界において累計1憶ダウンロードを突破。新作スピンオフ作品の発表や,世界大会である「サマナーズウォー ワールドアリーナチャンピオンシップ(SWC)」の開催など,配信から5年経った今なお大きな盛り上がりを見せている。
5年という年月は,赤ちゃんなら幼稚園児へ,大学生なら社会人へと成長するほどの長い時間だ。そんな長い期間,多くのファンに愛され続ける本作の魅力はどこにあるのか。本記事では,遊び尽くそうと思ったらいくら時間があっても足りないほど豊富なバトル&育成コンテンツの紹介とともに,その魅力に迫っていく。
レアリティ=強さじゃない!
愛が試されるモンスター育成
「サマナーズウォー:Sky Arena」の最大の魅力としてまず挙げたいのが,1000種類以上のモンスターたちがレアリティに関係なく活躍できる環境(ゲームバランス)である。
本作には,かわいいモンスター,ゴツイモンスター,神々しいモンスターなど本当に数多くのモンスターが登場する。見た目もさまざまだしその性能も多種多様だ。
モンスターには,それぞれ星1から星5までの初期レアリティが設定されているのだが,これは最終的な強さに直結していない。
本作ではすべてのモンスターが星6へ進化可能であり,初期レアリティが星2や星3のモンスターの中にも“強い”モンスターは数多く存在する。この“強い”は無課金・初心者へ向けての“強い”ではなく,何年も本作をプレイしている上級者でもパーティ編成の候補に入るレベルでの“強い”だ。もちろん初期レアリティの低いモンスターを育てきるのは大変だが,育成に費やした労力はムダにならない(うれしい悲鳴)。
レアリティによって強さの差がまったくない,とは言わない。しかしレアリティ以上に,モンスターをいかに育てるか,どのモンスターと編成してどう戦わせるかが重要なのが「サマナーズウォー:Sky Arena」のバトルだ。
そのため,「強いと噂の星5モンスターをガチャで引けた!」となっても即“俺TUEEE”はできない。モンスターを活躍させるには,そこから時間をかけて育て上げなければならない。
具体的にはまず,レベルを最大まで上げて進化を行う。進化を行うには同レアリティのモンスターを素材にする必要があるため,クエストでドロップする星1や星2のモンスターを同様に進化させて“餌”を作らないといけない。星2や3のモンスターの進化ならそこまで大変ではないが,星5や星6への進化の際には膨大な“餌”が必要だ。
そうやって進化を果たしたモンスターはまたレベル1へ戻ってしまうため,またクエストを周回してレベルを上げ直していく。星6のレベルマックスになるまでこのサイクルをくり返すわけだ。
また,曜日ダンジョンで素材を集めて覚醒を行うことで,モンスターはさらにパワーアップする。覚醒のために同モンスターを何体もゲットする必要がないのはうれしいが,その分,かなりの周回数を求められるので覚悟しておきたい。
ちなみに,強いモンスターが1体いるだけで無双できるほど「サマナーズウォー:Sky Arena」のバトルは甘くない。攻撃やサポート,回復などの役割を考えてパーティを編成して初めて,そのモンスターの強さが発揮される。
そんなわけで,新しいモンスターを手に入れるたびに,強いor弱い議論だけでなく,
「このボス相手なら活躍してくれそう」
「このモンスターはどのモンスターと組み合わせようか」
「こんな風に育成するのが強そう」
などの,考える楽しみ,育てる楽しみが生まれるのが「サマナーズウォー:Sky Arena」の魅力。こういう環境が整っているため,自然とモンスター育成にかける情熱も高くなる,パーティ編成を考えるのも楽しくなるというわけだ。
ガチンコやり込みゲーなルーン集め&厳選
本作におけるやり込み度の深さを底なし沼レベルに至らしめているのが,ルーンの存在。
ルーンは,モンスターに刻印(装備)することで効果を発揮する,いわゆる装備品のような存在であり,おもにドロップで入手できる。
ルーンには,攻撃力や体力などのステータスを強化するオプション効果がランダムで付与されており,この効果が優秀であればあるほどモンスターも強くなる。
また,ルーンには元気や猛攻などの種類があり,これらを特定の数,同時に刻印することでセット効果が発動。まったく同じ育成度のモンスターでも,刻印しているルーンの種類やオプション効果が違えば,その強さも大きく変わる。
【おもなルーンの種類】
元気:2セット刻印時発動。モンスターの体力が15%アップ
猛攻:4セット刻印時発動。モンスターの攻撃力が35%アップ
刃:2セット刻印時発動。モンスターのクリティカル発生率が12%アップ
迅速:4セット刻印時発動。モンスターの攻撃速度が25%アップ
集中:2セット刻印時発動。モンスターの効果的中が20%アップ
守護:2セット刻印時発動。モンスターの防御力が15%アップ
体力が上昇する元気ルーンを刻印し,耐久力が上がるオプションで揃えれば,生存力の高い壁の役割を果たせるし,迅速ルーンのセット効果で攻撃速度を上げ,オプションで攻撃力を引き上げばアタッカーにもなる。
当然,モンスターによって向き不向きがあるだろうが,自分好みにモンスターの性能をカスタマイズできるのは“育成ゲーム”にとってうれしい要素。優秀なルーンを入手することが強いモンスターを育成するための第一歩であり,最終的には最強パーティを作り上げるために欠かせない存在となってくる。
それゆえ,歴戦の召喚士たちは日々優秀なオプション効果を持つルーンを探し求めて(厳選),周回を続けている。ルーン厳選,これは課金の有無による差が生まれにくいガチンコやり込み勝負だ。
遊び尽くせない豊富すぎるコンテンツ
プレイヤーは召喚士だ。ここまで育成についてばかり語ってきたが,これではまるでブリーダーのようではないか。否,育て上げたモンスターたちでパーティを編成し,さまざまなバトルに挑むことこそ本作の真髄である。
“豊富なコンテンツ”……。
“美麗イラスト”“豪華声優陣”と並ぶ,昨今のスマホゲームにおける三大キャッチコピーのうちのひとつであり,世に溢れているこの言葉。そのため,安易にこの言葉でゲームの魅力を表現したくないのだが,それを踏まえてあえて言いたい。本作の魅力は“豊富なコンテンツ”だと。
■本作におけるおもなコンテンツ
・巨人のダンジョン,ドラゴンダンジョン,死のダンジョン
ルーン集めのコンテンツ。巨人のダンジョンでルーンを集めて戦力を整えたらドラゴンダンジョンへ,そこで戦力を整えたら死のダンジョンへ,というのが基本の流れ。
・異界レイド
ルーンを強化するためのコンテンツ。おもに巨人のダンジョン,ドラゴンダンジョン,死のダンジョンなどで集めたルーンをさらに強化するために挑戦する。ほかのプレイヤーとの協力プレイ可能。
・試練のタワー
各階層ごとにさまざまなタイプの敵が待ち受けており,それぞれに適したパーティを組んで打ち倒していく。全100階層。月に一度更新される。さまざまなモンスターを育成する必要がある腕試し的なコンテンツだ。
・ワールドボス
ボスに対していかに大きなダメージを与えられるか競うコンテンツ。パーティを編成したらあとはオートで戦うため,モンスターやルーンの育成度合いが重要。
・アリーナ
対人戦。相手の防衛編成に対して攻め込むアリーナ(対AI)と,全世界のプレイヤーと激突するワールドアリーナの2種類がある。とくにワールドアリーナは世界大会が開かれるほどに熱狂度が高い。
・ギルドバトル,占領戦
ギルドメンバーと協力してほかギルドと戦うコンテンツ。ギルドバトルは月〜土の期間で12時間に1回戦う機会が与えられ,占領戦は1週間に2回行われる。リアルタイムで長時間張り付いてプレイする必要はなく,時間拘束はそこまできびしくない。
各種ダンジョンでモンスターやルーンを育て上げ,試練のタワーやワールドボスなどで腕試し……というのが本作の大枠のプレイサイクル。
とはいえ,育成コンテンツであるダンジョンも難易度自体は低くなく,巨人のダンジョンの最高難度である10階を安定クリアできるようになるのが,初心者卒業のための目標とされているくらいだ。さすがは5年という歴史の厚み,遊べるコンテンツは山のようにある。
こんな風に紹介してしまうと,「プレイするのが大変そう」と,取っつきにくいゲームに思えてしまうかもしれないが,実際には最大3倍速まで用意されているオートバトル機能で移動中や“ながら”のプレイが可能なため,すきま時間で手軽に遊べるようになっている。
5周年を迎えたこのタイミングが“始めどき”
「膨大な愛を注いで育てたモンスターたちをさまざまなバトルで活躍させることができる」
端的に言えばこれこそが「サマナーズウォー:Sky Arena」の魅力であり,ロングセラーとなっている要因なのだろう。
しかし5年という正式サービス期間は,良ゲーという証であると同時に,まだプレイしたことのない召喚士候補たちにとっては高いハードルでもある。5周年を迎えたこのタイミングで本作をプレイ開始しても十全に楽しめるものなのだろうか,と。
実際どうなのか調査すべく,5周年のタイミング(正確にはそれより少し前)に新規で「サマナーズウォー:Sky Arena」の世界へ飛び込み,いちから召喚士生活を始めてみた。するとどうだろうか。プレイ前に感じていた不安などいつの間にかどこかへ消えてしまっていた。
まず,ある程度の強さに至るまでの序盤におけるサポートが手厚かった。
シナリオを進めるだけで入手できる“水魔剣士”(覚醒後はラピス)。彼女こそ新米召喚士にとっての救世主だ。
召喚士の間には代々このような言い伝えがある。「新米召喚士はまず火山を引率周回できるようになれ」と。
これは,モンスターのレベル上げに適しているパイモン火山を引率(=強いモンスター1体と育成したいモンスターだけで)周回できるようになれ,という意。
この火山周回の引率役として水魔剣士の適正は非常に高く,彼女をまずは重点的に育成していくことで序盤の育成効率がググンと上がる。
ほかにもミッションで,優良モンスターと噂の“バナード”や“シェノン”なども入手できるため,戦力的な意味で序盤にガチャを回してモンスターの入手を狙う必要がまったくない。
加えて,“女神アメリアの祝福”という,期間限定でさまざまなボーナスを得られるサポートも。このありがたい恩恵のおかげでサクサク強くなっていけるので気持ちがいい。思わずエネルギー課金でプレイし続けたくなる罠が待ち構えているが,そこは財布と相談してほしい。
また,プレイ開始前には「ほかのプレイヤーとの戦力の差に絶望しちゃいそう」と不安に思っていたものだが,実際にゲームを始めてみたらそれもどこかへ。
このダンジョンをクリアーできるように育成しよう,クリアーできたら次はこのダンジョンをクリアーできるように……と,自分の戦力を高めることに没頭していき,ほかのプレイヤーと比較する場面はそこまでなかった。
逆に,メンター&メンティー機能(強いプレイヤーのモンスターを1日1回使える支援機能)で歴戦の召喚士の方々にはお世話になりまくり。バトルで無双してくださる姿を目の前にして,早くこんな強いモンスターを育て上げたいと育成のモチベーションに火をつけてくれた。
最後に個人的所感で恐縮だが,財布にやさしくプレイできそうな点は好感度爆上がりポイントだった。
前述したとおり,序盤で優秀モンスターが自然とゲットできるのでガチャを回す必要性が薄い。低レアリティのモンスターたちも一線級で活躍できる環境で,モンスターたちの強さに大きく関わるルーンはドロップで集められる。
ランキングで上位を目指したり,推しモンスター一点狙いをすれば課金は必要になってくるのだろうが,コツコツプレイする分には無課金や微課金でも十分遊べるだろう。
さらに,5周年を記念してお得なキャンペーンも始まっているので,配信から5年も経った今がまさかの“始めどき”。
「サマナーズウォー」,特殊バトルダンジョン「次元ホール」が実装。3つのTVCM記念企画も実施中
GAMEVIL COM2US Japanは本日(2019年6月13日),「サマナーズウォー:Sky Arena」にて,新ダンジョン「次元ホール」および一部モンスターの「2次覚醒」を実装した。また,TVCMの放送開始を記念した3種のキャンペーンを実施している。
ニュースやSNS,はたまた本記事で「サマナーズウォー:Sky Arena」のことが気になって,もしちょっとした時間で手軽に遊びたいゲームを探しているという人がいたら,一度プレイしてみてはどうだろうか。
大丈夫大丈夫,ルーンの厳選にさえのめり込まなければ1日のプレイ時間も短いし手軽にサクッとRPGを楽しめる。ルーンの厳選の沼にさえハマらなければ……。
「サマナーズウォー:Sky Arena」公式サイト
「サマナーズウォー:Sky Arena」ダウンロードページ
「サマナーズウォー:Sky Arena」ダウンロードページ
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サマナーズウォー: Sky Arena
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(C)2014 COM2US
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