プレイレポート
「GTAオンライン」,待望の「強盗ミッション」が明日配信。4人で楽しめる緊張感バツグンの強盗稼業を一足早く体験してきた
今回,4Gamerでは都内で開催されたメディア向け体験会に参加し,配信に先駆けてプレイしてきたので,その内容をお伝えしたい。
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既報のとおり,「GTAオンライン」の強盗ミッションは,無料で配信される4人協力プレイ用のコンテンツだ。4人のプレイヤーが役割を分担したり,共に行動したりして,壮大な強盗計画を成功させることが目的となっている。
今回のアップデートで配信される強盗ミッションは5つ。それぞれに新たなキャラクターが登場し,オリジナルストーリーが展開する。強盗ミッションには発起人であるリーダーが1人必要で,その条件はオンラインランク12以上であり,かつ高級アパートを所有していることだ。
リーダーとなるプレイヤーが強盗ミッションを選び,準備金(最終的な報酬の10%)を支払うといよいよスタートだ。1つの強盗ミッションは,複数の「準備ミッション」と,強盗を実行する「フィナーレミッション」で構成されている。
もちろん,すべての準備ミッションをクリアしなければ,フィナーレミッションは選べないが,リーダーはすべてのミッションを完遂しなければ,一切の報酬が手に入らない。3人の仲間を召集したり,全員でコミュニケーションを図りながら遂行したりと,オンラインならではの難しさはあるが,強盗計画を完遂すれば準備金を大きく上回る報酬が手に入るという仕組みだ。
一方,リーダー以外のプレイヤーは,召集に応える形でミッションに参加することになる。準備ミッションをクリアすれば,一定の報酬がもらえるが,リーダーはミッションごとにチームを結成できるので,一連の強盗ミッションに同じメンバーで臨むこともあれば,毎回異なるメンバーになることもあるわけだ。
なお,フィナーレミッションの報酬のみ,リーダーが各メンバーの配分率を設定することができる。準備金を用意したリーダーの取り分が多くなるのは仕方のないところだが,あまりに極端ではもめることにもなりかねない。それまでの準備ミッションでの貢献度が高いプレイヤーは多めに配分するなど,事前の話し合いが必要になるかもしれない。
※スクリーンショットは英語版です |
さて,今回の体験会では「ヒューメイン研究所襲撃」の強盗ミッションをプレイしてきた。ちなみに,このミッションの報酬額はなんと67万ドル※。つまり,リーダーは最初に6万7000ドルの準備金を用意しなければならない。
※難度設定に応じて報酬額は変動する。
ミッションの最終目的は,ヒューメイン研究所にある重要なデータを盗み出すことだが,警戒の厳重な研究所に侵入するためには,念入りな準備が必要だ。今回は5つの準備ミッションと,フィナーレミッションを遂行してきたので,その手順と内容を簡単ではあるが紹介していこう。
●準備ミッション1:研究所のキーカードを入手
研究所のキーカードを入手するべく,とある人物との交渉に臨むミッション。4人のプレイヤーは,キーカードを受け取る交渉人とそのボディーガード,そして見張りが2人という役割を分担する。もちろん,ボディーガードと見張りは交渉人がやられたり,キーカードを破壊されたりしないよう護衛するのだ。キーカード入手後にはFIBに包囲されるので,その網を破って逃げ切ればミッション完了となる。
●準備ミッション2:軽装甲車を強奪
研究所を襲撃するための装甲車を,メリーウェザー・セキュリティから強奪するミッション。全員でデイビス・クオーツ採石場に向かい,2台の軽装甲車「インサージェント」を奪って,ノース・カラフィア・ウェイまで届けることが目的だ。当然ながら目的地までのルートには,メリーウェザーの警備兵が現れて襲ってくるので,助手席のプレイヤーは手持ちの武器や装甲車に装備されている機銃で応戦してドライバーを援護しなくてはならない。
●準備ミッション3:EMPの強奪
研究所の機能をマヒさせるため,EMP(電磁パルス発生装置)を盗み出すミッション。EMPは海上の空母に配備された垂直離着陸戦闘機「ハイドラ」に搭載されているので,小型ボートで空母に潜入し,飛行甲板にあるハイドラに乗り込んで飛び立つのだ。残りのメンバーも戦闘機「レーザー」に搭乗して,ハイドラを護衛しながらサンディ海岸の飛行場まで運べばミッション完了となる。
ちなみに戦闘機で離陸すると,BGMとしてケニー・ロギンスの「デンジャー・ゾーン」(映画「トップガン」の主題歌)が流れる演出には思わずニヤリとさせられた。
●準備ミッション4:軍用ヘリの強奪
軍用ヘリ「ワルキューレ」を強奪するミッション。ワルキューレはロスサントス港に配備されているが,やはりメリーウェザーによって厳重に守られている。警備兵を倒して格納庫を襲撃したあと,4人のプレイヤーがパイロットと副操縦士,ガンナー2人を担当し,追ってくるヘリとの空中戦に突入していく。副操縦士はワルキューレの強力な機銃を担当するので,パイロット以外のプレイヤーが攻撃役となる。
●準備ミッション5:EMPの設置
手に入れたEMPを軽装甲車に乗せて,研究所に設置するミッション。警備員や研究員に気づかれると,警報装置を鳴らされて失敗(リスタート)になってしまう。このミッションでは堂々と襲撃するのではなく,サプレッサーを装備した武器で静かに敵を始末していく隠密行動が求められる。1か所に固まっている警備員を同時に狙撃しなくてはならない場面では,互いに声をかけ合いながら「せーの」でタイミングを合わせる連携が重要だった。誰にも気づかれることなく,EMPを載せた軽装甲車をガレージに入れてエリアを離れれば完了となる。
上記の準備ミッションをすべてクリアすると,ようやくフィナーレミッションがアンロックされるという仕組みだ。なお,準備ミッションをクリアするたび,15分間のインターバルが発生し,すぐには次のミッションに挑めないようになっている。また,一部の準備ミッションは遂行する順番を自由に選べることも追記しておこう。
ヒューメイン研究所襲撃のフィナーレミッションは,4人のプレイヤーがヘリチームと地上チームに2人ずつ分かれて行動することになる。まずは全員で軍用ヘリに乗り込み,研究所上空でEMPを起動して研究所の機能をマヒさせたら,いよいよ地上チームが降下し,研究所に侵入を試みる。あとは,警備兵を倒しながら最奥部の部屋でキーカードを使用し,PCからデータを盗み出して,地下水路を泳いで脱出するのだ。
一方のヘリチームは,地上チームが無事に脱出するまで,上空で敵のヘリや地上からの攻撃に耐えなければならない。攻撃役は副操縦士1人しかいないので,なかなか厳しい時間が続くことになる。地上チームはできるだけ早く目的を達成しないと,ヘリが落とされてしまうことだろう。
最終的には,合流地点でヘリが地上チームを拾い,敵の追撃を振り切って目的地までたどり着けばミッションは完遂だ。
それぞれのミッションでは,チームで共有する「チームライフ」が設定されている。今回は「イージー」の難度だったため,チームライフは2。つまり,4人のプレイヤーが計3回倒されると,全員でチェックポイントからのリスタートになってしまうというわけだ。もちろん,強奪目的の車両や戦闘機が破壊された(破壊してしまった)ときも,同様にリスタートを余儀なくされる。
自分のミスが全員に影響するということで,常に緊張感が高く,プレイ時は冷や汗をかいてしまったが,そのぶん,ミッションをクリアしたときの達成感や仲間との連帯感は格別だった。さらに,報酬額も大きいので,チャレンジする価値は大いにあると思う。
なお,自宅でプレイするならボイスチャット対応のヘッドセットは用意したほうがいいだろう。複数の敵を同時に狙撃したり,2人でタイミングを合わせてキーカードを差し込んだりするなど,コミュニケーションを取れないと成功するのが難しい場面があるからだ。
今回は,それなりに「GTAオンライン」をプレイしているプレイヤーが参加していたが,全ミッションをクリアするまでに約3時間を要した。実際にはインターバルが挟まれるため,一気に最後までプレイするというよりは,数日かけて地道にクリアを目指すことになるだろう。つまり,長時間プレイできないという人も安心して楽しめるコンテンツと言えそうだ。
もちろん,ほかのプレイヤーがリーダーを務める強盗チームに参加することは,いつでも可能。それぞれのスタイルに合った強盗ライフ(?)が満喫できるというわけだ。
そのほか,強盗ミッションの配信に合わせて,新たなアイテムやアクティビティ,キャラクターの指差しアニメーション,メール機能などが用意されており,これらはすべて無料でアップデートされる。全機種版に対応しているので,この機会に新しいマルチプレイの楽しさを味わってみてほしい。
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