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打たれてから本領発揮? iOS向けピッチングゲーム「カイエン青山 〜伝説過ぎるピッチャー〜」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第598回
スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。 そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。
本日の「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」では,ピッチングゲーム「カイエン青山 〜伝説過ぎるピッチャー〜」紹介しよう。
タイトルになっている「カイエン青山」とは,プレイヤーが操作することになるピッチャーの名前だ。顔が某有名選手に似ている気もするが,他人の空似だろう。
iOS版「カイエン青山 〜伝説過ぎるピッチャー〜」ダウンロードページ
本作の内容はシンプルで,プレイヤーはカイエン青山としてひたすらボールを投げ続けるだけ。ボールがキャッチャーが構えるミットに入ればバッターアウト,外れるとホームラン……となる。ワンバウンドしそうだったり,バッターにぶつかりそうだったりといったひどいコースでもホームランにされるのは少々納得いかないが,そこはゲームと割り切ろう。打たれると,画面右上に3つ表示されているカイエン青山選手のトレードマーク「ハンカチ」が1枚減り,すべて無くなるとゲームオーバーだ。
キャッチャーミットに投げればストライク。なぜか1球でバッターアウト |
ミットを外すと問答無用でバックスクリーンへのホームラン…… |
ピッチングの手順は,まず増減する集中力ゲージをタップで止め,一定の軌道を描くターゲットがキャッチャーミットに重なった瞬間に再度タップすればいい。集中力ゲージがMAXのときはターゲットの移動速度が遅くなり,ミットへ投げやすくなる。なお,軌道は球種によって変化するが,自分で球種を選ぶことはできない。
プロ野球選手には「いつか27奪三振完全試合を達成して,自分の名を世界に轟かせたい」と語った人もいたような気がするが,このゲームはエンドレス。ハンカチが無くならない限り,永遠に投げ続けられる。とはいえ,実際には打ち取ったバッターの数が増えていくにつれ,ターゲットの移動スピードが速くなり,難度は上がっていく。集中力ゲージの目押しが奪三振記録達成のための必須テクニックとなるわけだ。
15人目くらいになると,ターゲットをミット上で止めるのがかなり難しくなる |
集中力ゲージをMAXで止める目押しが攻略のカギ |
ゲームオーバー時には「なるべく打率の低い打者と対戦したい」「昨日から腹痛い。下痢はしていない」「プロ野球だけが仕事じゃない」といったカイエン青山投手の名言(迷言?)がランダムで表示される。どういうわけか収録数がやたら多く,それ見たさに何度も遊んでしまった(確認しただけでも25種類以上)。
正直なところ,ゲーム自体はありふれたピッチングゲームだが,カイエン青山というキャラクター性が加わったことで,妙に遊びたくなる不思議な魅力がプラスされているのは事実。野球好きの人は,ぜひ伝説的な奪三振記録を狙ってみてはいかがだろうか。
著者紹介:トリスター/牛澤庸二
ゲームやアニメ関連の書籍やシナリオ,広告制作を行うプロダクション「トリスター」の代表取締役。「ゲーメスト」のライターから「ザ プレイステーション」の編集者を経て現在に至る。
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