スマホゲームのセルラン分析（2023年2月16日〜2月22日）。今週の1位は「Fate/Grand Order」。昨年における国内のDL数ランキングも

　データ分析を専門に行うSensor Towerによると，2021年におけるスマートフォン向けゲームの国内収益は約2兆3746億円に達している（※関連記事）。そんな世界有数のスマホゲーム大国となった日本で，現在最も売れているタイトルを始めとした，さまざまなデータを毎週お届けするのが，本連載「スマホゲームのセルラン分析」である。

スマホゲームのセールスランキング

（2023年2月16日〜2月22日）

順位	前週	タイトル	DL数の前週比	収益の前週比
1	2	Fate/Grand Order	24%	10%
2	21	パズル＆ドラゴンズ	64%	529%
3	6	ドラゴンボールZ ドッカンバトル	-8%	40%
4	1	モンスターストライク	-22%	-42%
5	5	ドラゴンクエストウォーク	12%	-26%
6	4	原神	-10%	-47%
7	14	Pokémon GO	11%	49%
8	8	勝利の女神：NIKKE	64%	-13%
9	7	プロ野球スピリッツＡ	0%	-34%
10	15	ONE PIECE バウンティラッシュ	-2%	13%
11	3	ヘブンバーンズレッド	-58%	-66%
12	101	崩壊3rd	23%	968%
13	10	ウマ娘 プリティーダービー	60%	-7%
14	9	ブルーアーカイブ	-42%	-34%
15	11	eFootball 2023	25%	-27%
16	12	あんさんぶるスターズ！！Music	-4%	-27%
17	13	パズルサバイバル	-7%	-20%
18	20	プロジェクトセカイ カラフルステージ！ feat. 初音ミク	7%	26%
19	23	遊戯王 マスターデュエル	38%	19%
20	22	メメントモリ	-41%	-1%
21	44	プリンセスコネクト！Re:Dive	53%	127%
22	26	LINE ポコポコ	22%	7%
23	19	放置少女	-6%	-24%
24	36	陰の実力者になりたくて！マスターオブガーデン	23%	56%
25	31	LINE：ディズニー ツムツム	-4%	24%
26	28	ホームスケイプ	-14%	4%
27	25	ガーデンスケイプ	-6%	-8%
28	18	ドラゴンクエストタクト	-8%	-29%
29	16	ブルーロック Project: World Champion	29%	-43%
30	24	荒野行動	-3%	-20%
31	17	にゃんこ大戦争	-17%	-49%
32	35	信長の野望 覇道	-8%	15%
33	100	実況パワフルプロ野球	-4%	281%
34	27	ロマンシング・サガ・リ・ユニバース	-18%	-35%
35	32	三國志 真戦	2%	-8%
36	34	マフィア・シティ	-20%	-2%
37	56	おねがい社長！	-16%	56%
38	43	日替わり内室	-4%	22%
39	初	トワツガイ	-	-
40	59	商人放浪記	39%	53%
41	38	フィッシュダム	-2%	4%
42	42	アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ	-18%	4%
43	39	Age of Origins	-16%	-4%
44	60	ダダサバイバー	-9%	45%
45	41	トップウォー	-27%	-1%
46	66	新信長の野望	-20%	61%
47	46	逆転オセロニア	171%	-1%
48	85	ドラゴンボール レジェンズ	-12%	99%
49	35	三國志 覇道	-17%	-2%
50	47	トゥーンブラスト	-5%	-5%

※掲載データはSensor Towerから引用したものです。データの無断転載を禁じます
※iOSとAndroidの収益の合計をもとにしたランキングです。マルチプラットフォーム展開を行うタイトルでも，PCや家庭用ゲーム機向けの収益は含まれていません

1〜25位の収益グラフ。縦軸（収益）の数値は非公開

　今週1位となったタイトルは，「Fate/Grand Order」（iOS / Android）である。
　期間中のFGOは，ゲーム内イベント「ヨハンナさんと未確認の愛 ぶっ壊せ☆らぶらぶはぁと大石像」や，バレンタインデーにちなんだガチャイベントを展開している。また，このタイミングでFGOの累計ダウンロード数は2700万を突破しており，2015年8月にサービスが始まった老舗のアプリながら，現在も好調なセールスが続いている。



　12位にはHoYoverseの「崩壊3rd」が，収益の前週比968％でランクインした。
　崩壊3rdは2月16日にサービス6周年を迎えており，これを記念した一大キャンペーンを実施している。ショートアニメの制作や記念アート展，山手線沿線での広告展開など，ゲーム外での展開も多く，これらの盛り上がりはイベントのハッシュタグ「#三日月の宴」でも確認できる。
　HoYoverseのタイトルといえば，「原神」のスマホ版がセルラン上位の常連として定着しているほか，「崩壊：スターレイル」のサービス開始も近付いている。そういったなかでも崩壊3rdに注力し続けているようだ。

2022年の日本におけるダウンロード数のランキング

　本連載では基本的にスマホゲームのセールス（収益）ランキングを紹介しているが，今回は趣向を変えてダウンロード数に焦点を当ててみた。以下に掲載するのは，昨年の日本国内におけるダウンロード数のランキングである。

順位	タイトル名
1	プロジェクトセカイ カラフルステージ！ feat. 初音ミク
2	ヘブンバーンズレッド
3	カウントマスターズ
4	LINE：ディズニー ツムツム
5	ONE PIECE バウンティラッシュ
6	フィッシュダム
7	ダダサバイバー
8	鋼の錬金術師 MOBILE
9	Tap Away 3D
10	原神
11	モンスターストライク
12	Apex Legends Mobile
13	暇つぶしゲームパズルIQ脳トレ
14	最強でんでん
15	にゃんこ大戦争
16	Woodoku
17	パーキングジャム 3D
18	Pokémon GO
19	Among Us!
20	雀魂
21	遊戯王 マスターデュエル
22	Roblox
23	エボニー - 王の帰還
24	たんクラ-単語クラッシュ
25	Brain Test：ひっかけパズルゲーム
26	太鼓の達人プラス
27	マリオカート ツアー
28	Mob Control
29	ウマ娘 プリティーダービー
30	Akinator
31	トゥーンブラスト
32	妖怪ウォッチ ぷにぷに
33	パズルサバイバル
34	デッドバイデイライト・モバイル
35	魔法のタイルズ3: ピアノ曲 & ゲーム
36	Blockudoku - ブロック・パズル・ゲーム
37	Pokémon UNITE
38	Pull the Pin
39	Going Balls
40	ONE PIECE トレジャークルーズ
41	脳トレ：ドロップ・ザ・ナンバー
42	ホームスケイプ
43	フラッシュパーティー
44	放置少女
45	トップウォー
46	モリノファンタジー
47	荒野行動
48	プロ野球スピリッツＡ
49	豆腐少女
50	パズル＆ドラゴンズ

昨年の日本におけるダウンロード数のグラフ

　ダウンロード数で昨年1位となったスマホゲームは，セガの「プロジェクトセカイ カラフルステージ！ feat. 初音ミク」である。プロジェクトセカイは本連載のセルランでも上位にランクインしているが，リズム＆アドベンチャーゲームを初音ミクのIPを用いて実現しており，ダウンロード数は更に安定しているようだ。

プロジェクトセカイにおけるダウンロード数の推移グラフ

　ダウンロード数ランキングのラインナップを俯瞰すると，セールスランキングとは大きく異なっている。つまり，ダウンロード数は多いがセールスは少ないスマホゲームが含まれているわけだが，そういったタイトルに共通しているのが，ゲーム内課金ではなくゲーム内広告のビジネスモデルを採用していることである。上記の表では，昨年の年間収益（ゲーム内課金による収益）が100万ドル未満のタイトル名をオレンジ色で記載しているので参考にしてほしい。

Sensor Tower 日本語公式サイト

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