お気に入りタイトル/ワード

タイトル/ワード名(記事数)

最近記事を読んだタイトル/ワード

タイトル/ワード名(記事数)

LINEで4Gamerアカウントを登録
ミュージック フロム ゲームワールド:Track 47
特集記事一覧
注目のレビュー
注目のムービー

メディアパートナー

印刷2016/03/04 12:00

連載

ミュージック フロム ゲームワールド:Track 47

ミュージック フロム ゲームワールド


 KONAMI作品のアレンジアルバムには思い入れの強いものが多く,お気に入りをちょくちょく引っ張り出しては聴いているのですが,中でもシューティングの曲をメタルアレンジにした「コナミ・シューティング・バトル」「コナミ・シューティング・バトルII」の2枚は鉄板です。そして先日,また素敵なアレンジアルバムが登場しました。本文のほうで詳しく紹介しますので,さっそくチェックしてみてください。それでは今週の「ミュージック フロム ゲームワールド」,発進!


往年のKONAMIサウンドを古川もとあき氏自らアレンジ!

「コナミ・ゲームミュージック・アレンジセレクション 〜The Beginning of MOTOAKI FURUKAWA〜」


タイトル コナミ・ゲームミュージック・アレンジセレクション 〜The Beginning of MOTOAKI FURUKAWA〜 画像集 No.001のサムネイル画像 / ミュージック フロム ゲームワールド:Track 47
発売日 2016年1月23日
価格 2500円(税抜)
発売元 スタジオ エイエス

 1980年代から2003年までKONAMIのコンポーザーとして活躍し,「グラディウス2」「A-JAX」「グラディウスII -GOFERの野望-」「悪魔城伝説」といった同社を代表する多数の作品で楽曲を制作してきた古川もとあき氏が,KONAMI在籍時に手掛けた楽曲を自らアレンジして収録したニューアルバムを発表しました。というわけで,今週の1枚めはこの「コナミ・ゲームミュージック・アレンジセレクション 〜The Beginning of MOTOAKI FURUKAWA〜」を紹介します!

 オープニングを飾るのは「XEXEX」のステージ1のBGM「Breeze」。宇宙空間を演出するシンセサウンドをベースに,軽く歪ませた軽快なギターサウンドが奏でるリードプレイを堪能できる,この曲。ゲストミュージシャンにBlindSpotの並木晃一氏(G)と斉藤昌人氏(B)が参加しており,古川氏と並木氏によるソロバトルや斉藤氏のスラップも聴きどころです。2曲めは音楽ゲーム「GUITAR FREAKS」シリーズから「SOME HARD REACTIONS」。後ノリのリズムに乗っていくサビ部分で披露される,感情たっぷりのねちっこいギタープレイが耳に残ります。

 3曲めは「F1スピリット」から「Hot Summer Riding」。レースゲームならではの爽やかな疾走チューンが,より洗練されたロックアレンジへと見事に昇華されています。4曲めは「サンセットライダーズ」から「サンセット牧場の決闘」。西部劇をテーマにした同作のBGMらしく,荒んだ決闘の場や,その後の運命を思わせる泣きのサビメロ等,物語性を強く感じさせるアレンジです。

 そしてラストは「An Orbital Flight」と題された「グラディウス2」のメドレー。古川氏の手による初のメドレーアレンジという点にも注目したい1曲です。ゲームの流れを意識した,空中戦からステージ1のBGMへと続く鳥肌モノの展開や,シンセとギターが入れ替わりながら牽引するメインメロディが気持ちいい!
 全5曲,いずれも原曲のメロディをしっかり生かした,王道のゲームミュージックアレンジに仕上がっており,迫力ある生演奏で原曲の新たな魅力を堪能できる1枚です。

SOUND PLAYER:このブラウザは未対応です。PCをご利用ください。

トラックリストを見る

1
Breeze(XEXEX)
2
SOME HARD REACTIONS(GUITAR FREAKS)
3
Hot Summer Riding(F1スピリット)
4
サンセット牧場の決闘(サンセットライダーズ)
5
An Orbital Flight(グラディウス2メドレー)



異国情緒あふれる,崎元 仁オーケストラサウンド最新作

「『ケイオスドラゴン』オリジナル・サウンドトラック」


タイトル 『ケイオスドラゴン』オリジナル・サウンドトラック 画像集 No.002のサムネイル画像 / ミュージック フロム ゲームワールド:Track 47
発売日 2016年1月20日
価格 3300円(税抜)
発売元 東宝
コピーライト (C)混沌計画/「ケイオスドラゴン赤竜戦役」 製作委員会
(C)SEGA (C)STAR SEAS COMPANY /「ケイオスドラゴン混沌戦争」製作委員会

 TRPGリプレイの手法を取ったファンタジー小説「レッドドラゴン」を原点としたメディアミックスプロジェクトから生まれた,セガネットワークスのスマートフォン用RPG「ケイオスドラゴン 混沌戦争」iOS/Android)とテレビアニメ「ケイオスドラゴン 赤竜戦役」。ゲームとアニメ,双方の楽曲を崎元 仁氏が手掛けており,それらを同時収録したサントラがこのたびリリースされました。ということで,今週の2枚めは「『ケイオスドラゴン』オリジナル・サウンドトラック」を紹介します!

 オーケストラを基本に,異国情緒あふれるサウンドが展開される本サントラ。1曲めの「カルマ」は,いきなりクライマックス感あふれるコーラスワークと迫力のオーケストラサウンドで攻めてきますが,2曲めの「ふたたび出会う日」は心が安らぐ優しい曲となっており,気分を落ち着かせてくれます。明るく開放的な「市場」は町の賑わいと人々の生活を描き出した曲で,中盤にさりげなく入る弦楽器のフレーズが印象的です。

 無機質なビートにさまざまな音が絡む,インダストリアルなテクノナンバー「王の資格」も印象的な1曲。アナログシンセで作ったようなサウンドが曲のあちこちで鳴っているのも興味深いです。
 篠笛の美しい音色が堪能できる「黒竜騎士」,さまざまな異国情緒が入り交じった不思議なメロディが展開する「旅路」,儚さと悲しみが同居したピアノソロ「長いお別れ」等も,じっくりと耳を傾けたいところ。そして,橋本由香利氏の作曲によるアコースティックなサウンドに乗せてエィハ役の沢城みゆきさんが歌う「ディータ・リィヴ」は,退廃的な美しさが印象的な1曲です。

 全55曲,そのすべてを紹介したくなる「『ケイオスドラゴン』オリジナル・サウンドトラック」。崎元氏が作り上げた渾身のサウンドに,ぜひ触れてみてください。


「ケイオスドラゴン 混沌戦争」公式サイト


トラックリストを見る

[DISC1]
1
カルマ
2
ふたたび出会う日
3
ニル・カムイ
4
孤児院にて
5
忠誠
6
市場
7
はじまりの仲間
8
王の資格
9
創造と破壊
10
飛べ!
11
粉砕
12
きみを守りたい
13
悲しい戦い
14
命を捧げよ
15
黒竜騎士
16
代償
17
決意
18
旅路
19
不死商人
20
中立都市
21
楽紹のテーマ
22
重圧
23
傀儡
24
戦いの予感
25
忌ブキの選択
26
覚悟
27
滅びゆくもの
28
長いお別れ

[DISC2]
1
新しい国へ
2
虎視眈々
3
甘い罠
4
ゼロ
5
黄爛の軍隊
6
命の価値
7
闇よりも暗く
8
婁のテーマ
9
居心地の悪い部屋
10
守りたい人
11
宿命
12
魂の匂い
13
七殺天凌
14
世界で最も美しいもの
15
契約印解放
16
良い人だから
17
決戦
18
炎に焼かれるのは
19
祈り
20
エィハ、約束の地
21
ディータ・リィヴ
22
ヴァラガン
23
ヴヴブブ
24
ムルルー
25
大蘭國
26
ドナティア帝国
27
ジャグルドグル



■■風のイオナ■■
マーベルランドで産まれ,フェアリーランドで育ち,さざなみの島で一攫千金を夢見るも,バビリム王国に連れ去られて塔建設の奴隷として働く。巨大宇宙船に密航して惑星あくあへ逃亡後,仕事の都合でモタビア星に移住し,ハンターとして惑星ラグオルの調査をして生計を立てていたが,現在はNEO TOKYOを拠点に活動中。ゲーム&ゲーム音楽に加えて邦楽インディーロック&サブカルアイドル追跡,自転車旅行,広島東洋カープの応援などが趣味。2016年で編集&ライター生活20周年を迎えてしまいました。
  • 関連タイトル:

    ケイオスドラゴン 混沌戦争

  • 関連タイトル:

    ケイオスドラゴン 混沌戦争

  • この記事のURL:
4Gamer.net最新情報
プラットフォーム別新着記事
総合新着記事
企画記事
スペシャルコンテンツ
注目記事ランキング
集計:11月25日〜11月26日