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結のほえほえゲーム演説:第9回「ファンなら思わずニヤリ! ドラクエ愛に満ち溢れた『ドラゴンクエストヒーローズII』に期待すべし!」
ごきげんよう,女優・タレントの結です。
突然ですが,2016年5月27日は「ドラゴンクエスト」誕生30周年だそうです。
父のプレイ中,横から口を出したり,「ぱふぱふってなに!」と問い詰めたり……最終的には父からコントローラを奪い,自らプレイしていました。
あの瞬間が,私の“ぼうけんのしょ”が作られた瞬間だったのです!
ドラゴンクエストに出会う以前,私が熱中していたのは,「エルマーとりゅう」や「にゃんたんのゲームブック」という児童書でした。
「エルマーとりゅう」は「チューインガム,桃色の棒付きキャンディー2ダース,輪ゴム1箱,黒いゴム長靴,磁石1つ,虫めがね6つ,違った色のリボン7本」と,エルマーの所持品が文章に羅列されていたり,“どうぶつ島”や“みかん島”の地図が見開きに描かれていたりというところが,幼いころの冒険心をくすぐりました。
「にゃんたんのゲームブック」は選択肢で物語の展開が変化するインタラクティブ性や,「テレビゲームの世界に閉じ込められたお姫様を救出する」というストーリーに惹かれました。
そういった“本”に熱中していた私が「ドラゴンクエスト」の世界に心をつかまれたのは,当然のことだったのです。
「DRAGON QUEST -ダイの大冒険-」のアニメ版も,父に「今日からドラクエのアニメやるよ」と教えられて,第1話から毎週欠かさず観ていました。
同級生の女子の間では「美少女戦士セーラームーン」のタキシード仮面など,カッコいいキャラクターが人気だったのですが,私はこっそりとヘタレなポップに胸をときめかせていました。もしかしたら,あれが私の初恋だったのかもしれません。
図工の授業中に,「ドラゴンクエスト」に影響されたモンスターや地図ばかり描いてしまい,先生に怒られたのもいい思い出です。
その延長線上で,移動中の馬車ではこんな会話があったんだろうな……と,よく想像していました。この想像が掻き立てられたのは,「ドラゴンクエスト4コママンガ劇場」の影響も大きいですね。
それから「ドラゴンクエストV 天空の花嫁」が発売されるまでの間,遡って初期の「ドラゴンクエスト」や「ドラゴンクエストII 悪霊の神々」をプレイしました。ドラゴンクエストでは,ラスボスのりゅうおうを倒しただけではクリアにならず,ラダトーム城に帰らなければならないなど,当時のRPGとは違う部分が新鮮に感じられました。
ナンバリングタイトルはもちろん,「トルネコの大冒険 不思議のダンジョン」や「ドラゴンクエストモンスターズ」シリーズ,「ドラゴンクエスト&ファイナルファンタジー in いただきストリートSpecial」など,派生作品も大好きなものばかりです。
こう考えると,30年たっぷり「ドラゴンクエスト」で遊んでいたんだなあ……と,しみじみ思います。
そして30周年を迎える今年,5月27日には「ドラゴンクエストヒーローズII 双子の王と予言の終わり」(PS4 / PS3 / PS Vita)が発売されます。非常に光栄なことに,私は同作のプロモーション番組「ドラゴンクエストヒーローズ・ザ・LIVE!」のMCを担当させていただきました。
出演の情報が解禁されたときは,その喜びを友人にメールで伝えました。その友人は,中学校に入ってから初めての友達で,夏休みはよく「ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち」について「ふしぎな石版の場所がわからない」と電話で話し合ったものです……。よくよく考えたら,最近は「ドラゴンクエストX」(PC / Wii U / Wii)の中でしか会ってなかったなぁ。
「ドラゴンクエストヒーローズ・ザ・LIVE!」を通して,前作以上にファンにとってたまらない要素が盛りだくさんであることを知り,「この興奮を全世代のドラクエファンに伝えたい!」と思いましたが,どのくらい伝わったでしょうか? 前置きが長くなってしまいましたが,ガンガンいこうぜ!
「ドラゴンクエストヒーローズ・ザ・LIVE!@プレミアム体験会」の展示。天空の剣や王者の剣も! |
まもののむれがあらわれた! |
「ドラゴンクエストヒーローズII 双子の王と予言の終わり」
新参戦キャラクターがアツい!
ドラゴンクエストの初期作品は,プレイヤーが想像力でイメージを補っていた部分が大きいため,ファンに認められるような声や動きをつけるのは,困難だったと思います。
第2弾PVを「ドラゴンクエストヒーローズ・ザ・LIVE!」のリハーサルで初めて見た時,自然にぼろぼろと涙が溢れてしまい,自分でもびっくりしました。おなじみのキャラクターが生き生きと動いている様子に,開発者のリスペクトと愛情を感じ,衝撃を受けたのです。
「ヒーローズII」に登場するキャラクターの中で個人的にイチオシなのが,「ドラゴンクエストIV」から参戦したトルネコです。
商人らしく重そうな大きな荷物を背負い,せっせと走る姿を見ているだけでニヤニヤが止まりません。トルネコは荷物からさまざまな道具を取り出して戦うのですが,けんじゃの石を使う前に落としそうになるなど,細かい動作にも味があります。
トルネコの武器といえば,「トルネコの大冒険」では最強武器だった“正義のそろばん”です。「トルネコの大冒険」での攻撃SEが「ドゥルルッッ」という特殊な音だったのも印象的です。算数の授業中に全力でそろばんを弾いて,あの音が出せないか試行錯誤したものです。
公式サイトで,「牢屋にとらわれることにも慣れたものだ」と紹介されているのです……。「ドラゴンクエストIV」で,パーティの1人を選んで牢屋に閉じ込めなければならない場面があるのですが,削ってもいい戦力としてトルネコを選ぶ人が多く,私もプレイのたびにトルネコを選んでいました。
そして本作,まさかの設定に「あのときは悪かった! 悪かったって! トルネコー!!」と心のなかで絶叫です。
ちなみに前作「ドラゴンクエストヒーローズ 闇竜と世界樹の城」(PS4 / PS3)では,優しいビアンカと少しブラックなフローラという,印象と性格のギャップがある2人に魅力を感じました。フローラといえば,「いただきストリートSP」では「ドラゴンクエストV」の印象以上に大胆な性格でビックリしたものです。
個人的に,「ドラゴンクエスト」シリーズを遊んだことがない人は,まず「ヒーローズII」をプレイして,気に入ったキャラクターの出展作を遊んでほしいと思っています。キャラクターのそれぞれに壮大な物語があるんですよ!
バトルの合間にチラリ!知られざるモンスターの生態!
●モンスターコイン
前作「ヒーローズ」に登場したモンスターコインは,戦闘中に使用すると種類に応じたモンスターを呼び出せるというものでした。「ヒーローズII」ではさらに,プレイヤーキャラクターをモンスターに変身させるコインが登場するのです。「ドラゴンクエストヒーローズ・ザ・LIVE!@プレミアム体験会」では,たくさんのモンスターコインを見せていただきました。
キラーパンサーに変身して駆けまわったり,バトルレックスに変身して敵を一網打尽にしたり,敵として戦うと手強いモンスターほど自分で操作すると痛快です。
強いだけではなく,思わず「可愛い〜〜〜!!」と叫んでしまう要素も。しましまキャットを頭の上にちょこんと乗せたり,スライムになってスライムの群れにまぎれてみたり。ももんじゃは尻尾を回転させながら飛ぶのですね。知らなかった……。
呼び出したモンスターには名前があるので,愛着も湧いてきます。私が気に入ったのは,とくにドラクエらしさを感じられる名前の“カゲぼう(シャドー)”です。
番組で見たほかにもまだまだあるそうで,どんなモンスターコインが登場するのか気になります。マドハンドになってモンスターの足を掴んで絶対離さないとか? おどるほうせきになって宝石をバラまき,相手の気を逸らすとか?(正解だったらどうしよう!)
●フィールド
フィールドでは,モンスターの生態を観察できます。草原で熟睡しているスライムナイトを見たときは,思わず声を上げてはしゃいでしまいました。スライムを枕にしてナイトが眠っているんですよ!! こんな光景を見てしまったら,起こさないようにそーっと脇を通り過ぎ,見逃すしかないですね。
●ほかにも
皆さんも,こうしゃべるんだ!? 寝るんだ!? 飛ぶんだ!? など,モンスターの生態には驚かされることでしょう。つやっつやなメタルスライムの金属感,モフモフなももんじゃの毛並みなど,質感もパワーアップしています。
●溢れるドラクエ愛
「ヒーローズII」の出演声優は,「ドラクエが好きなこと」を重要な選定基準のひとつにしていたそうです。PVなどを見ても,ドラクエに対するリスペクトと愛情が伝わってきます。
本作には最大4人でのオンラインマルチプレイ機能が搭載されているので,それを通してファン同士の交流が深まるかもしれません。本作のプレイヤーには,初代ドラゴンクエストをファミリーコンピュータの時代にプレイした人や,近年のスマートフォン版でプレイした人もいると思いますが,年代の離れた人たちが同じ体験を共有できるって,すごいことですよね。
私も,ドラクエファンの友人を誘って,マルチプレイを楽しみたいと思っています。
最近プレイしているゲーム(2015/04/21)
PS4「ドラゴンクエストビルダーズ アレフガルドを復活せよ」
PS4「ライフ イズ ストレンジ」
3DS「ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー3」
iOS「ドラゴンクエストIII」
iOS「星のドラゴンクエスト」
iOS「セブンナイツ」
iOS「アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ」
■結プロフィール
女優・タレントとしてフリーランスで活動中。国内映画祭にて主演女優賞を多数受賞。幼少期からのゲーム好きが高じ,数多くのゲーム番組でMCをつとめる。イトキチ(糸吉)の愛称で親しまれている。「ドラゴンクエストVI 幻の大地」でアモスに真実を話してしまい,村人から責められて翌日学校を休んだことがある。4月はニコニコ超会議2016など,イベントや番組への出演が多いので,詳しくは公式サイトをご覧ください!
結 オフィシャルサイト
結 公式Twitter
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※画面は開発中のものです。
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