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[E3 2016]五十嵐孝司氏が手がける横スクロールアクション「Bloodstained: Ritual of the Night」がXbox Showcaseで初のプレイアブル出展
2015年6月にクラウドファンディングサイトのKickstarterでプロジェクトが公開され(関連記事),なんと目標の11倍を超える約555万ドルの開発資金獲得に成功した「Bloodstained: Ritual of the Night」。本作のストーリーは,アルケミストの呪いを受けて徐々に全身がクリスタル化しつつある主人公ミリアムが,デーモンが巣食う魔城へと単身で乗り込んでいくというもの。Unreal Engine 4を使って3Dグラフィックスを2D風に見せるという2.5D横スクロールアクションになっており,いわゆる“メトロイドヴァニア”を地で行く,五十嵐作品らしいゲームであるのは間違いないようだ。
今回プレイアブルで公開されたのは,ゲームの序盤にあたるシーンで,ヴェイパル(Vapar)という,アンコウとクラーケン,そして人魚を足して3で割ったような巨大モンスターに船が破壊され,ミリアムは遭難してしまう。そこに乗り込んできた “シーマ”と呼ばれるタコ人間風のクリーチャーなどがミリアムの前に立ちはだかるが,ミリアムはキックなどで敵を粉砕しながら船底から船外へと駆け上がり,最終的にはヴェイパルと戦うという流れになっていた。
五十嵐氏は,「海外を中心にゲーム開発資金を集めたのは確かですが,別に海外向けのコンテンツを意識することなく,日本人として我々が作りたいものを作ることによって,それが受け入れられればうれしい」とインタビューに答えてくれた。
実際に,α版程度のゲームデモをE3 2016で公開したのは,その手応えをゲーマーから感じ取りたいというのが理由だったらしく,さらに多くの手応えを得るために,Kickstarterの投資者でアーリーアクセスの権限を持つ人にも,このバージョンを配布する予定とのことだ。
ストレッチゴールが増えただけに,開発作業も増大していると思われるが,今後はどれだけ順調に開発を進めていけるかがカギになりそうだ。その進展に注目しつつ,今後の続報を楽しみにしたい。
Kickstarter「Bloodstained: Ritual of the Night」ページ
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