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トリコがそこに“いる”。「The Last Guardian VR」は少年視点でトリコの可愛さや遺跡の高さが堪能できる
「人喰いの大鷲トリコ」公式サイト
PlayStation Blog「Experience The Last Guardian VR Demo on PlayStation VR」
本作は,海外で2017年12月12日の無料配信が予定されているPlayStation VR用ソフトだ。「人喰いの大鷲トリコ」本編を持っていなくてもプレイできる。
内容は,発売中のPlayStation 4「人喰いの大鷲トリコ」をVRにしたわけではなく,トリコを眺めながら進んでいくという短めのデモだ。プレイヤーは,一人称視点で少年を操作するのだが,できることは「マップ上のマーカーを向いて,ボタンを押して移動」「トリコを呼ぶ」「近くの樽を投げる」だけで,アクションや謎解きの要素は用意されていない。
ゲームは遺跡の中からスタートし,しばらくするとトリコが高所から降りてくる。もともと本編のトリコは,まるで実在の動物のようなリアルな動きをしていたが,これをVRの視点で間近で見ると,本当に「そこにいる」という感じを受ける。
挙動の1つ1つが可愛らしく,無理だと分かっていても,つい手で直接なでてあげたくなってくる。いろいろな方向からトリコの姿を堪能できるよう,トリコを囲む位置に移動用マーカーが配置されている。
移動先の近くにトリコの好物の樽があると,これを拾って投げられる。タイミングよく投げれば,トリコが樽をキャッチして食べてくれるのだが,適当に放り投げた場合,悲しそうな声を上げながら飛んでいった樽を見つめる。この様子が実に可愛いので,ちょっとかわいそうだが,何度も意地悪をしてしまった。
遺跡内で存分にトリコとイチャついたあとは,外に出てさらに進んでいく。外とはつまり,高所にあるボロボロで不安定な足場で,縁に立てるよう,ギリギリの位置に移動マーカーが配置されており,下を見るとけっこう怖い。本編でこの足場を進んでいった少年は,どれだけの勇気を持っているのかと思えてくる。
高所恐怖症の人は,かなり辛いことになりそうなので,できるだけ下を見ないようにしたほうがいいだろう。
遺跡の外をしばらく進むとデモは終了した。試遊版だから途中で終わったのか,それとも配信されるデモもここで終わりなのかは分からないが,基本的にトリコや遺跡をVRで見られることを一番の魅力とするソフトだ。見上げるほど巨大であるにも関わらず,動物的な愛らしさにあふれるトリコや高所の狭い足場は,どちらもVRと非常に相性がいい。上記のとおり無料ソフトなので,日本での配信が開始されたら,PSVRユーザーはぜひプレイしてみよう。
- 関連タイトル:
人喰いの大鷲トリコ
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(C)2016 Sony Interactive Entertainment Inc.
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- ビデオゲーム
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