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「Shenmue the Animation」,松風雅也さんのオフィシャルインタビューを公開
アニメ『Shenmue the Animation』 | |||
配信元 | スロウカーブ | 配信日 | 2022/05/26 |
<以下,メーカー発表文の内容をそのまま掲載しています>
アニメ『Shenmue the Animation』
芭月 涼役・松風雅也のオフィシャルインタビューを公開!
〜ディープな世界が広がっている「シェンムー」の沼にハマっていただけたら〜
1999年にセガの家庭用ゲーム機・ドリームキャストで発売され、数多くの作品に影響を与えた伝説のアクションアドベンチャーゲーム『シェンムー』。本作のアニメ化作品となる『Shenmue the Animation』が2022年4月に配信開始!アニメーション制作は『ルパン三世 PART5』『ブルーサーマル』を手掛ける株式会社テレコム・アニメーションフィルム、監督は櫻井親良氏(『ワンパンマン(SEASON2)』が務めます。
各配信サイトにて好評配信中、さらにTOKYO MXにてTV放送がスタートしたアニメ『Shenmue the Animation』。この度、主人公・芭月 涼を演じる松風雅也さんのオフィシャルインタビューが公開となりました。“奇跡はまだ終わっていなかった”と語る本作のアニメ化について、アフレコ収録での印象や、映像を見ての感想、また原作ゲームを含めた作品の世界観の魅力などをたっぷり語って頂きました!
■芭月 涼役・松風雅也 オフィシャルインタビュー
―アニメ『Shenmue the Animation』の制作が決定した時のお気持ちを教えてください。久々となるアフレコ収録に臨まれての感想はいかがですか。
「クラウドファンディングでシェンムーIIIを」、というお話自体が奇跡だと思っていたのですが、そのファンディングがギネス記録になり、そして収録が進んで「シェンムーIII」がリリースされてと、こんな奇跡があるのかと当時は思っていたのですが、今回アニメ化が決定したお話を聞いてその奇跡はまだ終わっていなかったというイメージが凄く大きいです。「シェンムー」は当初からフルCGでトライをしていたので「あっそうか!当然できるよね、アニメ」と、そういう意味では意外という感じでした。
芭月涼に声を当てるのは「シェンムーIII」以来だったのですが、僕は声を変えて演じるというよりは感情を基に演じるタイプなので、実際に年齢を重ねてしまったことによる多少の変化はあったのですが、そこまでの苦労は感じませんでした。
収録現場では、語尾感や「このキャラクターはこんなことは言わないよね」というようなことが多くて、その辺に関して最初から関わってきているキャストの僕らの意見の方が通るという不思議な現象が起こりました(笑)。「違うよね?こんなこと言わないよね?なんで誰も指摘しないのだろう?」と。鈴木裕さんはガラス越しにニコニコしていて、それで収録が終わったあとに裕さんから「助かるよ」なんて言われて(笑)。20年ってそういうことなんだなと思いました。おおらかな現場です。
―アニメ映像をご覧になっての感想をお聞かせください。見どころや、印象的なシーンについてもお聞かせください。
知っている作品を皆さんがどういう感じでご覧になるのかと思っていたのですが、好意的な話ばかりで、「こんなに評判がいいんだ」と驚いています。僕が子供の頃に観ていた80年代のアニメの雰囲気があって、それが功を奏しているのだろうなと思いました。実際に物語の舞台も86年ですし。
「シェンムーIII」でクラウドファンディングをする際に裕さんから直接電話で呼び出され、「協力してほしい」とお話がありました。その際に「松風くんを呼んだのは「シェンムーIII」の基本コンセプトに‘懐かしさ’があるから」と言われ、元々プレイしていた人が懐かしいと感じる作品にしたいという部分は、今回のアニメーションにも通じるものがあるのではないかと思います。逆に今の人達からしたら新しいのかもしれません。
―個性的なキャラクターが多数登場しますが、気になるキャラクターは誰でしょうか。
ドブ板通りの人たちは濃いキャラクターが多いので、一人だけ掘り下げてしまうとずっとその人の話になってしまうと思います。例えばホットドッグ屋のトムも掘り下げたらいくらでもクローズアップしたくなってしまいますし、舞ちゃんと五郎に関しても二人をクローズアップしたこのバランス感覚はすごいと思います。舞ちゃんと五郎が付き合っているという話はなくても物語は成立しますからね。相当しつこくゲームをやったときにでてくるエピソードなんです。どちらかというとトマトマートでバイトをしている舞ちゃんのお姉さんのほうが…、とかそういう話になってきちゃうんです(笑)。
―原作ゲームを含めた「シェンムー」という作品の世界観や、芭月涼というキャラクターの魅力はどんなところにあると感じていますか。
今でこそオープンワールドが主流になっていますけど、ゲームの行き着く究極形態は「もうひとつの世界がしっかりあること」だと、当時裕さんはすでに気づいていたのでしょうね。当時は周りに理解されなかったと思うんです。僕らもそうですし、世間に出したときの評価も「素晴らしい!」とはすぐにはならなかったですし。ただ裕さんはブレずに「シェンムーI・II」を作ったということが1番なのかなと思います。
自販機でジュースを買うだけでもお金を入れるモーションキャプチャーもジュースを取るモーションキャプチャーも全部僕がやっていますし、炭酸飲料を飲んだ時とオレンジジュースを飲んだ時で飲んだ後の声が違うんですよ。そんなこと誰も分からないじゃないですか。コーラを飲んだ後の声でNGをたくさん出されたので覚えています(笑)。そういったことが数十年経って再評価され、もう一度街を歩いてみたいという気持ちに繋がったのではないでしょうか。
ゲームでは涼さんの声もモーションキャプチャーもやらせていただきましたが、ゲームをプレイしてくれている皆さん自身が涼さんだと思ってくれていて、芭月涼はみんなの中にいるのだなと改めて感じました。プレイヤーキャラは主人公ではなくプレイヤーなので、みんなが僕を動かすんですよね。自分だと思って涼さんを愛してくれている、芭月涼というキャラクターは見ていて格好いいキャラではなくプレイヤー自身なんです。
―放送・配信を楽しみにしている皆さまへのメッセージをお願いします。
“「シェンムー」というタイトルは聞いたことがある”くらいな感じで観ていただいてベストなバランスになるように『Shenmue the Animation』は作られていると思います。自然な気持ちで冒険活劇の始まりを見ていただいて、ディープな世界が広がっている「シェンムー」の沼にハマっていただけたらと思います。
アニメ『Shenmue the Animation』は、各配信サイトで好評配信中。TOKYO MXにて、毎週火曜19:00より放送中!また、現在、アニメ化を記念して原作ゲームやアニメの舞台となる横須賀にて「シェンムー×横須賀 アニメ化記念プロジェクト」(https://www.cocoyoko.net/event/shenmue.html)が開催中!
Original Game(C)SEGA (C)Ys Net
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