ネオニートを雇って1京円を目指せ！　スマホ向け経営シミュレーションゲーム「倒産！？ネオニート株式会社」を紹介する「（ほぼ）日刊スマホゲーム通信」第928回

スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが，「じゃあ，どれが面白いの？」「そもそも，数が多すぎて好みのタイトルが探せない！」と思っている人も少なくないはず。そんな問題を解決すべく，スタートした連載が「（ほぼ）日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで，スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして（ほぼ）毎日お届けする。

　本日の「（ほぼ）日刊スマホゲーム通信」では，スマホ向け経営シミュレーションゲーム「倒産！？ネオニート株式会社」（iOS / Android）を紹介する。本作は，組織に属さずに何かしらの手段でお金を稼ぐ「ネオニート」を題材とした作品。彼らをうまくコントロールし，宇宙一の大企業となるため“1京円”の収益を目指そう。

本作の価格は無料でアプリ内課金もない

「倒産！？ネオニート株式会社」ダウンロードページ

「倒産！？ネオニート株式会社」ダウンロードページ

　メイン画面の下部には会社の外観，上部には階層に分かれた会社の内部が表示されている。外観部分は，タップするたびにお金が手に入るクリッカーゲームのような仕様なので，まずは外観を連打してお金を貯めよう。
　ある程度貯まったら，今度はその資金を用いて会社の働き手となる「ネオニート」を雇う。ネオニートはお小遣いサイトで小銭を稼ぐタイプや，アフィリエイトサイト運営タイプなどさまざまな種類が存在し，雇用後は自動でお金を稼いでくれる。プレイヤーによるタップとネオニートの働きでより多くのお金を稼ぎ，さらにネオニートを雇って会社を大きくしていく，というのが本作の基本的なサイクルだ。

1つの階層につきネオニートを5人雇うと一つ上の階層が開放され，会社が成長していく。会社が成長すると，新しいタイプのネオニートを雇用できるようになったり，タップによって得られる金額が増加したりする

　ネオニート達は秒単位で利益を出し続けてくれるが，放置し続けると居眠りや喫煙でサボりはじめてしまう。サボりが出現するとその分だけ効率が下がるので，各階層や喫煙所をこまめにチェックしてしっかり働かせよう。
　各階層にはそれぞれ4つのオプションが用意されている。一定条件を満たし，資金を使って開放すると，ネオニートの能力が向上してより効率的に収益を上げられるようになる。

ネオニートのタイプに合わせたオプションの数々。能力向上効果は絶大だ

　会社外観のタップは連続入力することで「コンボ」となり，コンボ数が多いほど1タップあたりの金額が上昇していく。画面最上部には黒いメーター「コンボゲージ」が表示されており，メーターが空になる前にタップすれば連続コンボとなる。オプションの購入画面などでもメーターは下がり続けるが，猶予時間はかなり長めなのであまり焦る必要もないだろう。
　コンボ数が増えた状態であれば，ネオニート達をはるかに凌ぐ勢いで資金を貯められるため，効率的に会社を大きくするには，いかにコンボを途切れさせないようにプレイするかが重要となる。

画面下の「設備」から「経営スキルアイテム」を購入すれば，1タップあたりで得られる金額を倍増させられる。なお，端末をスリープモードにしている間もネオニート達は働き続けるうえ，コンボゲージも減らなかった。ただし，ネオニート達は居眠りや喫煙などでおサボりするので，あまり放置しすぎると稼ぎの効率は非常に悪くなる

　このほか，社運を賭けた「事業投資」というギャンブル要素も用意されている。成功すると投資額の10倍をゲットできるが，失敗すると雇ったニートが辞めてしまうこともある。投資が成功すると次の投資の成功率が下がり，投資が失敗すると次の投資の成功率が上がるので，資金が貯まり次第，どんどん投資して一気に事業拡大を狙いたい。
　また「ステータス」では最大タップコンボや会社の時価総額などのプレイデータを確認したり，過去の会社の建物履歴を見たりすることができる。自らのプレイ内容や会社の歩みを振り返りつつ，目標となる1京円を目指すのだ。

ボロボロだった社屋は次第に立派なビルとなり，一流企業が並ぶ華やかな舞台へと進出していく

　ネオニートを雇って株式会社を経営するというコンセプトが面白い本作。経営シミュレーションではあるもののプレイ内容はクリッカー＆放置が基本なので，気軽に遊びたい人にもオススメできる。ネオニート達を集めて1京円を稼いだあかつきには何が起こるのか？　その先はぜひ実際にプレイして確かめてみてほしい。

著者紹介：H.H
　ゲーム系分野で活動中のフリーライター。現役アーケード格闘ゲーマーで，日々ゲーセンで第一線級のプレイヤー達と凌ぎを削っている。コンシューマやスマホアプリでは，ジャンルを問わずに面白いゲームなら何でもやる雑食系。

「（ほぼ）日刊スマホゲーム通信」記事一覧