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[TGS 2016]追加クエスト「奈落からの挑戦」の配信開始も発表された「カルドセプト リボルト」スペシャルトークショーをレポート。4Gamer読者の質問に武重康平氏,神宮孝行氏,伊藤賢治氏が答えた
このイベントは,「カルドセプト リボルト」(3DS)の発売前日(7月6日)に行われたメディアエキシビションマッチで,4Gamer代表の男色ディーノ選手が優勝したことに由来するもの。「こちら」の記事で紹介したように,その優勝賞品である「特別企画実施権」を使って,TGS会場でのトークイベントを打診したところ快諾していただき,クリエイター陣が4Gamer読者からの質問に回答するという,今回の企画が実現したのである。
「カルドセプト リボルト」公式サイト
まずは,武重氏に向けて,「全国大会の開催予定はあるのか」という,多くのプレイヤーが気になっているであろう質問がぶつけられた。
武重氏は,「カルドセプト リボルト」での全国大会の計画は,今のところないと回答。しかし,今回の質問の中で非常に多く届いた声なので,それを参考に検討したいともコメントしてくれた。
神宮氏は,現時点でバランス調整だけのバージョンアップは予定していないので,もう少し今のカードとバランスでゲームを楽しんでもらいたいとコメント。
「このカードが強い,弱い」といった声は届いているのだが,カード1枚の性能を変えるだけで全体のパワーバランスが変わってしまうこともあるため,何か分かったら検討したいとまとめた。
マップの配信に関しては,今後も継続的に続けると神宮氏は発言。新しい要素を加えたちょっと変なマップを用意して,ネット対戦でも使えるようにすると話していた。
さらに武重氏から,追加クエスト「奈落からの挑戦」が,イベント終了後より配信が開始されると発表された。これは,30ラウンド以内に通行料をどれだけ多く奪えるかを競うクエストだ。さらに,記録を競うコンテストを10月頃に開催予定であることも明らかにされた。
伊藤氏は,「前作はおいておいて,今作のリボルトでは鋭意準備中」と回答。ただし,準備はしているが“制作中”とは言えないと述べ,武重氏にバトンを渡した。
武重氏は,計画が動いていることを明言し,できれば年内に出したいと発言。伊藤氏の頑張り次第では,2016年のうちに「カルドセプト リボルト」のサウンドトラックが販売される可能性も出てきた。
これに関しては神宮氏から,楽曲は物語に関連しているので,1ステージ1曲というような形ではなく,状況やキャラクターの心情など,物語のシーンに合わせたものを依頼する形だったと説明された。絵的なものがなくて作りづらかったのではないかと神宮氏が話すと,伊藤氏は「いつものことです」と回答し,会場を笑いに包んでいた。
伊藤氏は,例えば悲しい曲といっても,悲しさの方向は一つだけでなくいろいろあるので,3パターンほど作ってから打ち合わせに臨むのだという。そして,ミーティングでお互いのイメージをすり合わせてから,まずはピアノで楽曲を作り,弦楽器などを加えて作り上げていくのだと話した。
ディープな質問とその回答を知りたい人は,4Gamerブースのライブストリーミング動画のアーカイブをチェックしてみてほしい(本ステージは,1時間44分50秒経過時点くらいから開始)。
最後は,武重氏,神宮氏,伊藤氏の3人が来場者とライブ視聴者に向けてメッセージを送り,ステージは幕を下ろした。
「カルドセプト リボルト」公式サイト
4Gamer「東京ゲームショウ2016」特設サイト
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