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[G-Star 2016]Zepettoの新作FPS「SOW」が正式名称の「BATTLE CARNIVAL」となって映像出展。開発状況や日本でのサービス予定について聞いてみた
Zepettoのジェネラルマネージャーを務めるYoung Kwon氏に,開発状況や日本でのサービス予定などについて聞いたので,その模様をお届けしよう。
本作は軍人,女学生,謎のエージェントなど,さまざまなキャラクターが戦うFPS。200人が観戦でき,試合のリプレイデータを1か月保存してくれるサーバーが用意されるなど,e-Sportsを意識したタイトルになっている。
前回の取材から1年が経ち,どれくらい開発が進んだのかと聞いたところ,すでに今年の6月には開発がほぼ完了したという。現在は韓国ではなくロシアでクローズドβテストが行われているそうだ。
韓国ではスマートフォン向けゲームが流行していて,PCゲームのパブリッシャがなかなか見つからなかったという。そんな中でロシアのパブリッシャにゲームを気に入ってもらい,契約にこぎ着けたそうだ。ほかの国のパブリッシャとも交渉を進めており,決まったわけではないが,日本からもいい話は出ているという。すぐにという話ではなさそうだが,続報に期待したい。
さて,名前以外で変化したところを聞いてみると,忍者をベースにしたキャラクターなどを追加したという。また,プレイアブルキャラクターが着られる衣装や,銃器なども増えているそうだ。ちなみに衣装については,現状,1キャラクターに付き5着を用意しており,これも今後増やしていく予定とのこと。
ムービーでは銃器のカスタマイズを行うシーンが登場する。まだカスタマイズの種類自体は少ないそうだが,Young氏は銃器にデカールを施すことで能力を上昇させる要素を紹介してくれた。これは本作におけるマネタイズ要素となるようだ。
ほかにもマップや機能をどんどん追加していくとのことだが,Young氏が本作で重視しているのは「BATTLE CARNIVAL」のコンセプトや世界観を維持していくことだという。コアになりがちなFPSというジャンルだけに,今のカジュアルさを失わないことが大切だと話していた。
最後に,Young氏から日本の読者に向けたコメントをもらったので紹介して,記事を締めよう。
Young Kwon氏:
既存のシューティングにないものを取り入れたので,いろいろなキャラクターで遊んでほしいです。Zeppetが最初に制作したPSP用ソフト「ヴルカヌス」で,日本市場のことをいろいろ学びました。BATTLE CARNIVALでは,良いパートナーを見つけて,日本のプレイヤーにどれくらい良いゲームを作れたかを見せたいです。
「Zepetto」公式サイト
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