［G-Star 2015］人気FPS「A.V.A」のスマホ版「A.V.A: The Rise of Shayka」が開発中。Unreal Engine 4を使った美麗グラフィックスが特徴

　PC向けオンラインFPS「Alliance of Valiant Arms」の開発元として知られるRed Duckが，G-Star 2015のBtoB（商談向け）エリアに同シリーズのスマホアプリ版「A.V.A: The Rise of Shayka」を出展していた。本稿では，実際にプレイできた本作の簡単なプレイフィールなどをお伝えする。


　本作についてブーススタッフは「韓国で最初に登場するスマホ向けFPS」を目指して制作していると説明した。また，Unreal Engine 4が使われた本作は，グラフィックスやサウンドなどがセールスポイントになっており，スマホアプリでありながらPC版にも勝るとも劣らないクオリティだという。

　プレイヤーキャラクターは，自由に動き回ることはできず，基本的には物陰に潜み，射撃する間だけ身を乗り出す。操作方法は，画面左側でカメラワーク，右下のバーチャルパッドで射撃，画面の左右にある矢印マークで別の隠れポイントに移動という形だ。


　ゲームモードはPvEとPvP，そして自分専用の拠点育成モードなどが用意されている。今回プレイできた1人用のPvEモードは，襲い掛かってくる敵を迎え撃つという形式だ。途中でNPCの傭兵とチームを組んだり，巨大なボスに挑んだりするなど，メリハリが効いた展開になっていた。
　PvPに関しては，今回の出展バージョンでは体験できなかったが，1対1，2対2そして4対4の対戦モードに加え，ほかのプレイヤーが所有する拠点を攻める非同期型のPvPコンテンツも用意されるそうだ。


　PC版「A.V.A」と比べるとかなりカジュアルな作りになっているが，良い意味でスマホアプリらしいアレンジになっている。Unreal Engine 4による美麗なグラフィックスは目を引くので，コンテンツが充実して配信されれば，確実に注目を集めると思えた。

　ブーススタッフによれば，現在のスマホアプリのプレイヤー層はライトからミドルコアが多く，PC向けのハードコアなFPSをそのままの形でスマホに持ってきても，敬遠されてしまう可能性が高いという。そのため，操作システムやPvEコンテンツなどを見直し，なるべくカジュアルに楽しめるよう，開発が進められているそうだ。


　韓国でのサービスは2016年8月に開始される予定となっているが，他国でのサービスについての明言はなかった。しかし，他国のパブリッシャからの反応は非常に良く，日本のメーカーからも複数のアプローチを受けているとのことなので，日本での配信にも期待したい。

Red Duck公式サイト