プレイレポート
PS4/Xbox Oneでより美しく,手頃な価格になった「バイオハザード6」プレイインプレッション。あの戦いの日々が鮮明によみがえる
いずれも現行機版の発売は初となる。高解像度化や高フレームレート化によってグラフィックス面を強化しつつ,本編に加えて,別売りされていたダウンロードコンテンツや後発機種向けの追加コンテンツも収録されているという。
バイオハザード 20周年記念 公式サイト
関連記事:「バイオハザードシリーズ 20周年感謝パーティー」が開催。鈴木史朗さんと川田将央プロデューサーがシリーズの魅力を熱く語った
このラインナップの第1弾が,本日(3月29日)配信開始となるナンバリング最新作「バイオハザード6」(PlayStation 4 / Xbox One)だ。ダウンロード版のみで,価格はPS4版が2593円(+税),Xbox One版が2600円(+税)。
2012年10月にリリースされた「バイオハザード6」は,全世界での累計販売本数が640万本に達している怪物級の大ヒット作である。シリーズファンにはおなじみのレオン・S・ケネディやクリス・レッドフィールドをはじめ,シェリー・バーキン,エイダ・ウォン,いわくつきの傭兵ジェイク・ミューラーら複数の主人公が,あの“洋館事件”に端を発したバイオテロを巡る陰謀に巻き込まれていく。
PS4版「バイオハザード6」ストアページ
(PlayStation Store)
Xbox One版「バイオハザード6」ストアページ
(Xbox Games ストア)
アメリカで大統領暗殺の容疑をかけられたレオン。バイオテロが発生した中国で要人救出作戦に臨むクリス。イドニア共和国で正体不明のB.O.W.に追われるジェイク。そして,彼らの前に現れるエイダ。それぞれの主人公の視点で描かれる4編のストーリーが絡み合いながら,やがて大きな事件の謎が明かされていくというのが「バイオハザード6」の大きな特徴だ。
“絡み合う”というのは,物語だけではない。「バイオハザード6」では,それぞれのストーリーが交錯する(クロスオーバー)ポイントに差し掛かると,ほかのプレイヤーとオンラインCo-opが楽しめるようになっている。世界中のさまざまな場所で物語が同時進行しているという,劇中のキャラクターになったかのような気分が味わえるだろう。
●レオン編
北米で引き起こされた大規模バイオテロでは大統領が犠牲となった。現場に居合わせた合衆国のエージェント,レオンは大統領暗殺の容疑をかけられる。絶望的な状況下で,彼は真実を目指す。
大統領暗殺の容疑をかけられたエージェント
レオン・S・ケネディ 事件を引き起こしたと自白する女
ヘレナ・ハーパー
●クリス編
あるミッションをきっかけに己を見失ってしまったかつての英雄,クリス。彼は中国を襲った未曾有のバイオテロ鎮圧へと向かう。混乱を極める現場で,彼は自身を見つけ出すことが出来るだろうか?
己を見失った対バイオテロ部隊隊長
クリス・レッドフィールド BSAAの若きエース
ピアーズ・ニヴァンス
●ジェイク編
東欧の紛争地区の傭兵,ジェイク。彼は並外れた身体能力に加えて,ある特異な体質を備えていた。合衆国エージェント,シェリーはある目的のため,破格の報酬で彼と契約する。
呪われた血を持つ男
ジェイク・ミューラー ジェイクを護り,導く女性
シェリー・バーキン
●エイダ編
世界各地で発生するバイオテロ。その現場のそこかしこに現れる謎めいた女の影。彼女の目的は何なのか? 彼女の視点ですべての事件が1つに繋がってゆく。
謎をまとう女
エイダ・ウォン
レオン編,クリス編,ジェイク編,そしてエイダ編。4つの物語に加えて,すべてのエクストラコンテツおよび専用ステージも収録されているので,ボリュームはかなりのもの。さらに,日本語吹き替え音声が選べるようになる「日本語ボイスパック」もあり,まさに“完全版”と呼べる内容だ。
下記の追加コンテンツに加えて,PS3/Xbox 360版に標準搭載されていた「ザ・マーセナリーズ」「エージェントハント」,さらにPC版で追加された「ザ・マーセナリーズ アンリミテッド」も収録されている。
●収録されている追加コンテンツ
- 日本語ボイスパック
- サバイバーズ(エクストラコンテンツ)
- プレデター(エクストラコンテンツ)
- オンスロート(エクストラコンテンツ)
- シージ(エクストラコンテンツ)
- エクストラコンテンツ用ステージ3種
- エクストラコンテンツ用ステージパックA
- エクストラコンテンツ用ステージパックB
PS4/Xbox One版ならではのポイントに目を向けてみると,やはりグラフィックスは特筆すべきものがある。単純に比較しても,PS3/Xbox 360版の最大解像度が1280×720ドットであるのに対し,PS4/Xbox One版は1920×1080ドットとなっている※。より繊細にゲームの世界やクリーチャーが表現されたことで,その先に何が待っているのか……と,思わず息を飲むような不安感や恐怖感を高めることに成功している。
※PC版は最大2560×1600ドットでの映像出力が可能。
高フレームレート化による“違い”は,アクションの激しいシーンにおいて顕著だ。クリーチャーとの戦闘をはじめ,ゾンビで溢れる街の中心部で発生した大爆発,ビルの谷間をヘリコプターですり抜けるといったシーンなどで,迫力ある映像を堪能できる。もちろん,クリーチャーの動きにもさらなる生々しさが増しているので,ホラーが苦手な人は心しておこう。
個人的に最も注目していたのが,プレイアビリティに関する再チューニングである。分かりやすいところでは,イベントシーン中に発生するキー入力の難度が見直されているようだ。PS3/Xbox 360版をプレイした人であれば記憶に残っているかもしれないが,「バイオハザード6」はイベントシーン中にキー入力を要求されるシークエンスが少なくなく,難度的にもシビアなものが多かった。そこで何度もつまずいた人もいると思うが,より快適にプレイできるようになっている。
ただし,気を抜いていても平気,というわけではないので,くれぐれも緊張感を持って挑んでほしい。
「バイオハザード」シリーズの現時点でのナンバリング最新作ということで,「バイオハザード6」の記憶は比較的新しいところだろう。それでも,PS3/Xbox 360版からグラフィックスが強化された“全部入り”,しかも「プレイのしやすさ」を念頭においたさまざな再チューニングが施され,お手頃な価格で配信されるというのは,やはり嬉しいものがある。
まだ「6」をプレイしていない人にはもちろんのこと,かつての戦いの記憶を鮮明かつ精細なグラフィックスで“上書き”するにも,絶好の機会であると推したい。
「バイオハザード6」公式サイト
PS4版「バイオハザード6」ストアページ
(PlayStation Store)
Xbox One版「バイオハザード6」ストアページ
(Xbox Games ストア)
バイオハザード 20周年記念 公式サイト
- 関連タイトル:
バイオハザード6
- 関連タイトル:
バイオハザード6
- 関連タイトル:
バイオハザード6
- 関連タイトル:
バイオハザード6
- 関連タイトル:
バイオハザード5
- 関連タイトル:
バイオハザード5
- 関連タイトル:
バイオハザード4
- 関連タイトル:
バイオハザード4
- この記事のURL:
キーワード
(C)CAPCOM CO., LTD. 2012, 2016 ALL RIGHTS RESERVED.
(C)CAPCOM CO., LTD. 2012,2016 ALL RIGHTS RESERVED.
(C)CAPCOM CO., LTD. 2012 ALL RIGHTS RESERVED.
(C)CAPCOM CO., LTD. 2012 ALL RIGHTS RESERVED.
(C)CAPCOM CO., LTD. 2009, 2016 ALL RIGHTS RESERVED.
(C)CAPCOM CO., LTD. 2009, 2016 ALL RIGHTS RESERVED.
(C)CAPCOM CO., LTD. 2005, 2016 ALL RIGHTS RESERVED.
(C)CAPCOM CO., LTD. 2005, 2016 ALL RIGHTS RESERVED.