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[E3 2016]DCコミックスのヒーロー達が戦う格闘ゲーム「Injustice 2」をプレイ。成長要素ありだからシングルプレイでも楽しめる
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印刷2016/06/16 13:00

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[E3 2016]DCコミックスのヒーロー達が戦う格闘ゲーム「Injustice 2」をプレイ。成長要素ありだからシングルプレイでも楽しめる

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 E3 2016のWarner Bros. Interactive Entertainmentブースで,2017年に発売を予定している格闘ゲーム「Injustice 2」(PS4 / Xbox One)のプレイアブルデモが出展されていた。

 Injustice 2は,2013年に日本でもリリースされた「インジャスティス:神々の激突」(PS3 / Xbox 360 / Wii U / PS Vita / iPhone)の続編となる対戦格闘ゲームだ。「Batman」や「Superman」でおなじみのDCコミックスのヒーローやヴィラン(悪役)が,原作では考えられないような激闘を繰り広げるという,ファンにとってはたまらない作品となっている。「モータルコンバット」のNetherRealm Studiosが開発を担当していることから,格闘ゲームとしての完成度それ自体に期待している人も多いだろう。

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 今回プレイできたのはPlayStation 4版で,「Batman」と「Superman」「Aquaman」といった前作から引き続き登場するヒーローに加えて,Injustice 2から参戦となる「Gorilla Grodd」「Atrocitus」「Supergirl」の3人が使えるようになっていた。

Gorilla Grodd
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Atrocitus
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Supergirl
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 試遊台のローテーションが速かったので,短時間しか触れなかったのだが,5試合ほど対戦した限りでは,基本的なシステムは前作を踏襲している印象である。
 各ヒーローの攻撃で使えるのは,弱,中,強と,ヒーロー固有の特殊能力。先行入力の受付時間はほかの格闘ゲームと比べて“ゆるい”ため,通常技から通常技へのつなぎは比較的簡単だ。

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 試遊ではまた,ステージ上のオブジェクトを利用した攻撃や,[L2]と[R2]トリガーの同時押しで発動するスーパームーブ,ステージの端で相手を吹っ飛ばすと,壁を突き破ってほかのステージへと移動する特徴的なシステムなどがInjustice 2でも存在するのを確認できた。

 注目すべきトピックスは,2015年に発売された「Mortal Kombat X」(PC / PS4 / PS3 / Xbox One / Xbox 360)と同じゲームエンジンをベースにしているという部分だ。
 Mortal Kombat Xでグラフィックスが大きく進化したのと同じように,Injustice 2でも,グラフィックスはもちろん,スーパームーブやステージ移動時の演出などがパワーアップしているのが分かる。

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 とくにステージ移動で入る演出は,やり過ぎともいえるレベルに達しているほど。なかでも印象的だったのが,ふっ飛ばされたキャラクターが,高架橋を走る列車の運転席を突き破り,車内をぐるんぐるんと転げまわりながら,最後尾車両のドアを突き破って落下していくという演出だ。
 流血沙汰とは無縁のInjusticeだったから良かったものの,これがモータルコンバットシリーズだったら目も当てられなかっただろう。

公式のGameplay Trailerより。AtrocitusがSupergirlを吹き飛ばすと(左上),Supergirlは壁をぶち破って外に放り出される。そこへ通りがかった車に跳ねられて(右上),高架橋を走る電車に飛び込み(左下),車内を転げ回ったあげく車外へと落下する(右下)。荒唐無稽の極致だが,これが面白い
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 本作が発表されたのは,E3 2016開幕直前の2016年6月9日(関連記事)。そのとき公開されたプレスリリースでは,「プレイヤーは,ゲームを通して入手できるギアにより,キャラクターをカスタマイズすることが可能になった。これは,格闘ゲームのジャンルでは初めての要素」と説明されていた。
 そのときは,「『鉄拳』や『ソウルキャリバー』だってキャラクターをカスタマイズできるのだし,初めては言い過ぎなのでは?」と思ったのだが,よくよく話を聞いてみると,Injustice 2ではキャラクターの見た目だけではなく,カスタマイズによってステータスも変化するのだという。

 格闘ゲームなのに装備したギアによってステータスが変動するというのは,たしかに珍しい要素だ。ギアは,キャラクターのレベルが上がるとリワードとしてもらえるほか,コンピュータ戦で勝利しても手に入るとのこと。CPU戦は練習程度にしか思っていなかったのだが,こういったトレジャーハント的な楽しみが加わるとなると,オンライン対戦そっちのけで熱中する人が出てくるかもしれない。
 ちなみに,ギアにはレア度が設定されており,筆者が見せてもらった開発者によるデモプレイでは,レジェンダリーと呼ばれるカテゴリも確認できた。これは,アイテム掘りがますます楽しみである。

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 今回体験および確認できた要素はここまでだが,RPG的な要素の追加によって,シングルプレイでもがっつりとやり込めるゲームに昇華しようとしていることを,今回のプレイアブルデモで強く感じることができた。日本では今のところアナウンスされていないが,前作がしっかりとローカライズされているだけに,Injustice 2も正式な発表があることに期待したい。


「Injustice 2」公式サイト

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