コンパイルハートが2016年8月4日に発売予定のPS Vita用ソフト「
限界凸旗 セブンパイレーツ」。可愛らしいモンスター娘を仲間にしながら冒険やバトルを楽しめる
「限界凸騎」シリーズの最新作となる本作だが，今回は幻の海を舞台に，7つの秘宝を求めて冒険を繰り広げるという海賊モノのRPGにゲームシステムを一新。3Dモデルで描かれるようになったおなじみのキャラ
「オットン」や，新たなモンスター娘と一緒に，一足先に海賊船に乗って大海原を旅してみたので，そのプレイレポートをお届けしよう。
左から，通常版と限定版のパッケージ
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モンスター娘と一緒に，7つの秘宝を求めて大海原を冒険！
本作の主人公は，海賊団の少女
「パルテ」。宝探しの航海の途中，突然空から落ちてきたオットンとぶつかり，海に落ちてしまったパルテは，宝が眠るとウワサされる幻の海
「モンスピ海」の小島に漂着する。あれやこれやの末に，オットンと一緒にモンスピ海の秘宝を探すことを決意するパルテ。果たして，お宝を手に入れ，無事に帰ることができるだろうか……。
おっぱいを大きくすることもできるというオットンの奥義「パイ育」に誘惑されて，一緒にお宝探しをすることにしたパルテ。現金というか，前向きというか，ともあれ冒険の始まりだ！
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パルテは人間の女の子だが，モンスピ海には人間が住んでおらず，代わりにさまざまなモンスター娘と
「パイ族」という一族が暮らしている。本作では，冒険の途中で仲間になったモンスター娘と最大4人でパーティを組み，冒険を進めていく。
モンスター娘と出会うとイベントが発生。たいていの場合，バトルになり，勝利すると仲間になってくれる
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もう一方のパイ族はパーティメンバーに加わるわけではないが，
「海賊」「商人」「学者」の3タイプがあり，彼らをスカウトすると，戦闘中にサポートしてくれたり，ショップで購入できるアイテムの種類が増えたり，珍しい「発見物」を見つけられるようになったりする。パイ族はいろいろなところに隠れているので，どんどん見つけて仲間にしていこう。
モンスピ海のあちこちにいるパイ族をスカウトして仲間にすると，バトル中のサポートを受けられたり，ショップの品揃えが充実したりする。どんどん探し出して，冒険を有利に進めよう
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大まかなゲームの流れは，海賊船に乗って
「ワールドマップ」を移動しつつ，あちこちにある
「ダンジョン」（＝小島）に上陸して，秘宝の探索をするというもの。ワールドマップ上で雲に覆われている海域は，その海域に対応する
「海図」を手に入れることで雲が晴れ，先に進めるようになる。
モンスピ海にはさまざまなダンジョンや，イベント発生ポイントなどがある。雲で隠された海域は，その海域に対応する海図を手に入れることで進めるように。海図はイベントなどで入手できる
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ダンジョン内を探索中に敵シンボルと接触するとバトル開始。戦闘はターン制で進行し，敵を攻撃したり，ダメージを受けたりすると
「MP（ムラムラポイント）」が蓄積されていく。MPはいわゆる“マジックポイント”のように，スキルを使うのに必要となるほか，MPが100以上になるとキャラクターが
「高揚」状態となって，ステータスが上昇。そして，MPを200まで溜めると
「発情」状態になり，さらにステータスがアップする。
ダンジョン内での探索やバトルは，すべて3Dグラフィックスに。パルテ達だけでは進めないような場所も，オットンにまたがれば移動可能だ。よもや，オットンを羨ましいと思う日が来るなんて……
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敵シンボルに接触すると，バトル開始。シリーズでおなじみのヘンテコモンスターも3Dになって登場！
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発情状態は5ターンで解除されるが，その間は上述のステータスアップに加えて，状態異常が回復するなど，さまざまな恩恵が得られ，キャラクター固有の
「必殺技」を放つこともできる。ただし，必殺技を発動するとMPが0になってしまうので，ここぞという場面で使いたい。
MPが200まで溜まるとキャラクターが発情状態になり，強力な必殺技が使用できる
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バトルではもう1つ，オットン専用のステータスである
「BP（ビンビンパワー）」というものがあり，
「オットンチャージ」によって蓄積できる。オットンチャージでは，PS Vitaを縦持ちにし，タッチスクリーンと背面タッチパッドを手で挟んで素早く上下にこすることで，BPがぐんぐん上昇していく。「限界凸騎」シリーズでは，もはやおなじみの操作だが，ともあれBPが100％に達するとチャージ完了。オットンが自らの力を解き放つ謎の必殺技
「オットン砲」が発射される。特定のモンスター娘との戦いなどでは，オットン砲でとどめを刺さないと倒せないこともある。
レイアウトの都合上，画像が横向きだが，実際にはPS Vitaを縦持ちにして素早くこする！
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BPが100％まで溜まるとオットン砲が発射！ 並みのモンスターなら一撃で倒せる破壊力だ
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おっぱいを育て，おっぱいと共に強くなる！
バトルに勝利すると，お金やアイテムのほかに
「ヘンテコエキス（Hエキス）」が手に入る。このHエキスが一定量溜まると
「パイ育エキス」が生成され，これを消費してキャラクターのおっぱいを育成する
「パイ育」を行える。本作には，いわゆる“経験値”というものが存在せず，キャラクターのレベルという概念もない。本作ではキャラクターはおっぱいと共に成長し，そのカギを握るのがパイ育なのだ！
バトルに勝利してHエキスを集めると，パイ育に必要なパイ育エキスが生成される
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パイ育は，タッチスクリーンを使って，キャラクターのおっぱいをタップしたり，円を描くようにドラッグしたり，フリックしたりすることで行う。おっぱいには
「大きさ」「高さ」「上向き」「開き」「柔らかさ」「張り」という6つのパラメータがあり，パイ育時の操作によってこれらが変化する。もちろん，パラメータが変化すれば，見た目や揺れ方も変わる。
パイ育では，タッチの仕方によっておっぱいのパラメータが変化するのだ
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さらに，おっぱいのパラメータは，キャラクターのステータスとも関連している。例えば，おっぱいが大きいほど「ATK」に，小さいほど「AGI」にボーナスが得られるし，おっぱいが柔らかければ「DEF」が，硬ければ「HP」がアップするといった具合だ。パイ育によって，キャラクターのステータスが一定値に達すると，新しいスキルを覚えることもある。
おっぱいのパラメータに応じて，ステータスボーナスが得られる。新たなスキルを覚えることも
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パイ育を行うことでおっぱいが大きくなると言われると，ついつい爆乳を目指したくなってしまうのは紳士としてのたしなみというもの。事実，筆者もその一人だ。最初はAカップだったパルテのおっぱいも，パイ育を繰り返すことでどんどん立派になり，それをいろんな角度から眺めて満足していたのだが，ある時ふと，1つの考えが脳裏に浮かんだ。「果たして，おっぱいは大きさだけがすべてなのだろうか」。
愛情を込めて育てたおっぱいを，いろんな角度から眺めるのも楽しみの1つ
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我ながら，実に深淵で哲学的な問いかけだと思うのだが，その答えはもちろん「ノー」である。
おっぱいは小さくてもいいのだ。実のところ，おっぱいのパラメータによるステータスの上昇はあくまで“ボーナス”であり，どんなパイ育をしても“基礎おっぱい力”とでも呼ぶべき基本ステータスがアップして，キャラクターは全体的に強くなっていく。そのことに気づいてからは，筆者はやみくもに大きさのみを追い求めるのをやめ，柔らかさや形にこだわる真のおっぱい職人に生まれ変わることができた。ありがとう，本作のおかげで目が覚めたよ！
ヘンテコモンスターを倒すと手に入るタマゴをおっぱいに挟んで割る，ちょっとしたミニゲームも用意されている。タマゴの中にはレアなアイテムが入っていることもあれば，ハズレの場合もある
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ひたすら画面を撫で回してパイ育している姿は，とても人様にはお見せできないが，いざやり始めると，これが結構面白いので困る。自分でもちょっとどうかと思うが，パイ育を繰り返していると，「やはり，あまり大きすぎるのも不自然ではないか」とか，「ここはもう少し高さを抑えつつ，柔らかさを出したほうがいいのではないか」など，いつの間にか頭の中がおっぱいでいっぱいになってしまう。
おっぱいを育て，それがキャラクターの強化に結び付いていくという，実にぶっ飛んだ設定の本作だが，ただのイロモノかというとそうではなく，今回もしっかりと遊べるゲームに仕上がっている。それがまた，なんとなく悔しい。コンパイルハートの企画力には，本当に毎回，頭が下がる。キャラクターデザインのモタ氏によるイラストを忠実に再現した3Dモデルは大変可愛らしく，RPGとしてのゲームバランスにも優れており，全体的に丁寧な作りだ。理想のおっぱいを自分の手で育てたいという人は，ぜひどうぞ。
つぶやく
2016/07/30 00:00
限界凸旗 セブンパイレーツ
