プレイレポート
勝った!勝った!夕飯はドン勝だ!! 100人参加のバトルロイヤル「PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS」で最後の1人になってみた
本作は,有料のアーリーアクセス版でありながら,「殺るか殺られるか」というシンプルなルールが共感を呼んだのか,リリースから16日間で100万本のセールスを記録しており,海外はもちろん日本国内でもプレイヤーが急増中だ(関連記事)。詳しいゲームルールやシステムについては,4Gamerの連載記事「ハロー!Steam広場 第152回」を参照してほしい。
本稿では,世界的にヒットしているPUBGを実際に遊んでみた様子をスクリーンショットやムービーで紹介しつつ,「買おうかなーどうしようかなー」と二の足を踏んでいるゲーマーの背中を押してみようと考えている。記事中には軽いTIPSも含まれているが,すでにプレイしている人にとっては釈迦に説法かもしれない。
なお,今回の記事で掲載しているスクリーンショットやムービーは,筆者自前のPCで撮影しているわけだが,若干スペック的に心もとなかったので,画質を低めに設定している。しかし,掲載直前にリリースされた「Month 1 Update」によって,だいぶ動作が軽くなっていることは付け加えておこう。
「PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS」公式サイト
「PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS」Steamストアページ(3300円)
序盤は物資を集めたり殺したり忙しい
ゲームを開始すると,オープニングムービーやチュートリアルなんてものはない。プレイヤーキャラクターは輸送機に乗り込み,戦場となる無人島の上空からスカイダイビングよろしく飛び降りることになる。このとき,輸送機の飛行経路はランダムなので,島の東から西に向かうこともあれば,南から北へと向かうケースもある。
さて,さっそく重要になるのが「どこに降りるか?」。当然ながら,飛行経路に近く,物資がタンマリとありそうな街やミリタリーベースに目をつけて飛び降りるプレイヤーは多い。そうした場所は序盤から激戦区になりやすく,物資を大量に手に入れられるかもしれない反面,着地と同時に殺される可能性も高くなる。
もちろん,そのような場所で勇猛果敢に戦って生き残ればいいのだが,筆者は極力避けるようにしている。競争率が高すぎるのだ。ハッキリ言ってしまえば,乱戦が苦手という話。
そんな筆者は,飛行経路からちょっと外れた小規模な農場や家屋を真っ先に目指すことが多い。しかし,こうした場所は家屋の数が少ないことがほとんどなので,都市部と比較するとアイテムの収集効率はかなり落ちる。実際,そのあたりは運任せになるんだけどね。
家探しのポイントは,「ムダに時間をかけない」。なぜなら,PUBGは行動可能エリアが少しずつ狭くなる仕様なので,自分が降りた場所が制限エリアに指定された場合,急いで移動しなければならないからだ。
行動可能エリアが狭くなると,その外側にいるプレイヤーは徐々に体力が削られていく。この説明だけだと「行動可能エリアのギリギリを移動すればいいじゃん!」と思われるだろう。だが,100人のプレイヤーの中には「制限エリアに追われている無防備なウサギを狙うヤツ」がいるかもしれない。必ずしも待ち伏せされるというわけではないが,やはりリスクは最小限に抑えたい。
さまざまな場所で収集できるアイテムには,敵を攻撃するための武器や身を守るための防具がある。こと戦闘において重要になるのは,遠く離れた敵を楽に倒せる銃器だ。
銃器のラインナップはハンドガンやサブマシンガン,アサルトライフル,ショットガン,スナイパーライフルといったところ。もちろん,それぞれのカテゴリに多彩な種類が存在するが(アサルトライフルならAKMやM16,SCAR-Lといった感じ),筆者は「接敵しそうな距離に応じて取捨選択」を行っている。
例えば,民家や施設が多い場所なら接近戦になりやすいので,サブマシンガンやショットガンを優先する。中距離での銃撃戦がありそう場所なら,アサルトライフルかスナイパーライフルが向いている。ちなみにハンドガンはイマイチ信頼性が低いというか,筆者はうまく扱えないので見向きもしない。
アーマーや服といった防具も大事だ。アーマー類はクラス1〜3に分類されており,当然,クラス1よりクラス3のほうが耐久度が高い。服については正直なところ,個人の好みとしか言えない。ただ,半裸の状態だと意外に目立つので,ズボンなりジャケットなりを見つけたら着用したほうがいいと思う。
しかし,そんな筆者や友人達は,ズボンを断固として履かない「パンイチ野郎ズ」を自称している。何かしらの理由で着用していても,戦闘前にはズボンを脱ぐ。それが掟だ。
戦闘については,「プレイヤーの行動で生じる音」がポイントになっている。
例えば,足音や銃声。場所を問わず,プレイヤーが走っていると広範囲に足音が響く。この音がどの方角から聞こえているのか。それが分かれば,敵の動きがある程度なら把握できる。音には細心の注意を払おう。
また,銃声はかなり遠くからでも聞こえるので,交戦中のプレイヤーや自分を狙っているプレイヤーの居場所を知る手がかりになる。ただし,武器にサプレッサー(消音器)を装着している相手にはどうにもならないが……。
戦闘はとにかく「慣れ」が必要だが,それ以前にどれだけ効率よくアイテムを集められるかも重要と言っていい。あとはエリアが狭くなるにつれて,殺るか殺られるかの状況が熾烈になっていく。
移動には乗り物を活用すべし
ただし,リスクも飛躍的に高まる
PUBGの戦場である孤島は,ほとんどのエリアが平原や丘で構成されている。そのため,街から街へと移動する場合,見晴らしがいい場所を移動することになる。もちろん,そうした場所は敵に発見されやすい。
そんなときは「乗り物」を活用して,スピーディーに移動したいところだ。迅速にアイテムを収集するための「足」として活躍するだろう。
しかし,デメリットも多い。最も顕著なものが「音」だ。走行中に発するエンジンの排気音は広範囲に鳴り響くので,容易に居場所を特定されてしまう。
また,プレイヤーの中には「親の仇か」というレベルで,乗り物に対して敵意をむき出しにするヤツがいる。確かに「目立つ獲物を仕留めたときの達成感」は格別だが,標的になりやすいということは覚えておいたほうがいい。
サプライドロップは魅力的
だが,リスクも多い
ゲーム中は上空を輸送機がたびたび通過し,「サプライドロップ」(コンテナ投下)が行われる。このコンテナには超強力なスナイパーライフルや草木に擬態化できるギリースーツといった,サプライドロップでしか入手できないレア装備が入っていることがある。
しかし,輸送機は轟音を響かせ,物資コンテナからは赤いスモークが発せられる。要するに,ものすごく目立つのだ。レア装備を求めて多数のプレイヤーが集まる可能性があるだけでなく,サプライドロップ目当てのプレイヤーを狙撃しようと待ち伏せているプレイヤーがいるかもしれない。
ならば,どうすればいいのか。こればかりは運を味方につけるしかなく,簡単に近寄れるものではないと言っていいだろう。
運に左右されながらも,勝てば万歳!
ドン勝を目指して,ひたすら戦おう!
以上,PUBGについて紹介してみたが,結局のところ,最後まで生き残れるのかどうかは「運の要素」が非常に大きい。次々と限定されるエリアだったり,発見する武器だったり,敵と遭遇するタイミングだったりと,自分に有利な状況を手繰り寄せられるかが重要だ。いくらプレイヤーのスキルが高くても,99人の敵を前にすれば,どうにもならないことはある。
もちろん勝敗を気にせず,バトルロイヤルという状況をひたすら楽しんでもいいのだが,勝てばもっと楽しい。かくいう筆者も,そんなに勝ちまくっているわけではなく,くだらない死に方をすることがほとんど。でも,いつかは苦労が報われると信じて,今日も輸送機に乗り込むのである。
というわけで,最後に“ドン勝”したプレイ動画を置いておきますね。チョー楽しかったー!
「PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS」公式サイト
「PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS」Steamストアページ(3300円)
- 関連タイトル:
PUBG: BATTLEGROUNDS
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