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「PUBG Global Championship 2019」グループステージ現地レポート。SunSisterが予選突破し,セミファイナル出場へ
3週間にわたって開催される本大会は,各地域での戦いを勝ち抜いた32チームがグループステージに挑み,24チームが翌週の準決勝に進出。さらに,準決勝を勝ち抜いた16チームが,アメリカ・オークランドで開催されるグランドファイナルのステージへと進みます。
11月9日から11月11日に行われたグループステージでは,32チームが2つのグループに振り分けられ,それぞれの上位8チームがセミファイナルへ進出。残りの下位16チームは敗者復活戦へ挑み,上位8チームがセミファイナルへ進出。下位8チームは脱落が決定しました。
このグループステージの会場となったOGNスーパーアリーナの様子をレポートします。
11月9日 - Group1
OGNスーパーアリーナは,北米のPUBGプロリーグ「National PUBG League(NPL)」が開催されている会場で,観客席は400席ほど。チーム関係者の座席として確保されたエリア以外が一般向けに開放され,無料チケットを獲得した観客が入場します。
この日,Group1で戦ったのはRascal Jester。グループステージでは,普段のリーグとは異なり,1日6試合という短期決戦の中で結果を出す必要があります。使用マップは,Erangelが3試合,Sanhokが1試合,Miramarが2試合という順で進行されました。
Rascal Jesterは初戦でCiNVe選手が終盤まで生き残り,生存順位で3位を獲得する好スタートを切ります。続くRound2でも生存順位で2位,最終試合でも3位と,順位ポイントを大きく獲得することになりました。
しかし,思うようにキルポイントを獲得することができず,結果としては総合11位に着地。敗者復活戦へ進むことになりました。
なお,この日の最終試合で一気に躍進したのはGen.G。最終ラウンド直前の時点では総合14位に沈んでいましたが,12キル/ドン勝でグループステージを突破。最後にLoki選手が1vs.3を制したシーンでは,会場から大きな歓声が上がりました。
11月10日 - Group2
Group2に出場したのは,SunSister。順位ポイントを積み重ねていたRascal Jesterとは対照的に,積極的に戦闘を仕掛けていく姿勢が目を引きました。
中でもSunSisterの活躍を印象づけたのは,Team SoloMid(TSM)を壊滅させ,立て続けにFour Angry Men(4AM)を倒すなどして,計8キルを獲得したRound2のシーンでしょう。
日本語配信では,本配信の映像に加えて日本チームの動きを優先して映す専用オブザーバーの対応がなされていました。しかし,この日は会場で見ていた本配信でも,SunSisterの戦っている場面が何度も映し出されていたのです。
これまでの国際大会では,日本チームがなかなか映されないもどかしさを感じる試合も多かったですが,明らかにSunSisterに対する注目度が上がっていたように感じます。
また,Round2での活躍が光ったkendesu選手は,Round4のSanhokで遠距離のボートに乗っている敵に対し,見事な偏差撃ちを決めるシーンも映されていました。
しかしながら,後半のMiramarではうまくポイントが伸ばせない試合が続き,結果としては総合10位。Rascal Jesterと同じく,敗者復活戦へ進むことになりました。
11月11日 - 敗者復活戦
敗者復活戦には,Rascal JesterとSunSisterの2チームが出場。各グループで獲得したポイントが引き継がれるため,SunSisterが総合4位,Rascal Jesterが総合5位(ともに26ポイントで,順位はキルポイント差)と,ややアドバンテージを持った状態からのスタートとなりました。
ちなみにこの日,英語配信キャスターの1人であるPaperthin氏と試合前に少しだけ話す機会があり,前日の試合内容を踏まえてSunSisterに期待を寄せる言葉を掛けてくれました。
Rascal Jesterは初戦で4キル/4位を獲得し,一時は総合3位まで浮上。しかし,その後はポイントを伸ばすことができない苦しい試合が続きました。一方,SunSisterは,各Roundで一定のキル数を稼ぎ,着実にポイントを重ねていきます。
なお,最も大きな歓声が起こったのは,Round3でのTeam Liquidのドン勝でした。最下位で敗者復活戦に挑むという,Team Liquidとしてはあまりに予想外な不調ぶりからのドン勝ということもあり,会場も大いに盛り上がっていました。
しかし,ポイントを稼ぐことができない試合も多く,結果としてはグループステージ突破はならず。数々の大会で上位を獲得してきたTeam Liquidが予選敗退するという結果は,PGCのハイレベルぶりを物語っていたとも言えます。
そして最終試合,SunSisterは試合開始時点で予選突破ボーダーライン上の総合8位となっていました。試合終盤では,SunSisterより下位のチームが生き残り,最後の最後まで読めない展開に。
SunSisterは残り4チームまで生き延び,最後の1名となったfiachan選手はパルスダウンを選択。敵チームにポイントを与えないこの判断により,結果としてわずか1ポイント差で総合8位を獲得し,見事セミファイナルへの進出を決めました。
Rascal Jesterは,総合13位で惜しくも予選敗退。今回の経験を糧に,チームとしてのさらなる成長を期待しています。
続くセミファイナルでは,24チームが3つのグループに振り分けられ,3日間にわたり各グループを組み合わせて試合が行われます。SunSisterはGroup Aで,11月16日と11月18日に出場します。
11月16日(土):Group A vs. Group B
11月17日(日):Group B vs. Group C
11月18日(月):Group C vs. Group A
各日程の試合は,日本時間の10:00 よりスタート。世界の舞台で戦うSunSisterの活躍を,ぜひ応援しましょう。
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「PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS」公式サイト
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PUBG: BATTLEGROUNDS
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