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「街コロ」は,果たして合コンにも使えるのか。コラムニスト・犬山紙子さんの進行による“ボドゲ女子会”潜入レポート
進行を務めるのは,自身もボードゲーム会を週2回開催しているというコラムニストの犬山紙子さん。会場には,ボードゲーム初心者のイマドキ女子を代表して,畑 有里紗さん,得 あゆさん,唯可さん,井村亜里香さんの4人が集まり,ワインを片手に優雅な(?)ゲームプレイが繰り広げられた。本稿では,その模様をレポートしていこう。
ボードゲーム版「街コロ」公式サイト
ボドゲ初心者でも白熱プレイが楽しめる「街コロ」
犬山さんの,「今日は4人の麗しい女性に集まってもらいました。ワインを片手にオードブルを囲みながらボードゲームを遊びましょう!」という挨拶でスタートしたボドゲ女子会。犬山さんが,4人に今までのゲーム歴を聞いてみると,「オセロとか将棋はしたことあります」「あとトランプとか」「アプリのゲームもたまにやったりしてますね」とのことだった。
「ボードゲームはたくさんあって,やればハマります! なので皆さんにもその魅力を感じてもらえればと」と犬山さん力説すると,女子達は「へぇーー!」と興味津々な様子だった。
さて,ここで「街コロ」について簡単に紹介しておこう。グランディングが2012年に発売した同作は,2015年のドイツゲーム賞で8位に入賞するなど,高い評価を獲得しているタイトルだ。
本作のゲームの流れはとてもシンプルだ。サイコロを振ってコインを集め,それを元手にさまざまな施設カードを購入して,自分の街を発展させていく。最終的な目標は,ランドマークと呼ばれる4つの施設を作ることで,このすべてを最初に建設した人が,ゲームの勝者となるルールだ。
ゲームがスタートすると,最初は皆,1コインで買える「1 麦畑」や「2 牧場」を建設していたが,だんだんと買うものが変わってきて各自に個性が出てきた。とくに,畑さんが「6 スタジアム」という,全員から2コインもらえる施設を建てたときから場がざわつき始める。さらに次の手番で畑さんが「6」を出し,全員から2コインをゲットしたものだから,さあ大変。
着実に施設を増やしている井村さんは,「3」を出した人から1コインもらえる攻撃的な施設「3 カフェ」に手を出すと,「私も買う!」「私も」と一斉に購入開始となり,ゲームが大きく動いていった。
このあたりからサイコロの目による一喜一憂が激しくなってきた。
「よし,2ね!」
「わー,3だしちゃったー!」
皆すっかり「街コロ」に夢中のようである。
終盤,得さんが「7 チーズ工場」で一気に6コインをゲットすると,唯可さんは「6 ビジネスセンター」でそのチーズ工場を奪ってあがりそうな状況を阻止するなど,「街コロ」らしい展開が続く。こうして大量にコインを獲得する流れになるとランドマークがどんどん建ち始め,全員が,残るランドマークはあと1つという白熱した展開となった。
井村さんと得さんが「あと数コインを稼げば勝てる」という状況だったが,結果はそこから端さんが一気に巻き返しての勝利。終わった瞬間,皆が口を揃えて「面白かったー!」と興奮状態だった。「楽しい! めっちゃ頭使う!」「でもこの面白さを周りにどうやって伝えたらいいか分からない」「いろいろ試してみたいし,何回も遊んでみたい」と次々に感想が出てきた。
筆者もボードゲーム会をよく開いているのだが,初心者に参加してもらって楽しんでもらえるのはとても嬉しい。この日の筆者は取材として立ち会っただけだったが,それでも何だか嬉しかったものだ。
犬山さんが合コンとボードゲームの相性について女性陣に聞いてみると,口を揃えて「使えそう!」と乗り気。ハズレな男子が合コンに来たとしても,ボードゲームで盛り上がれるならそれでOKだし,意外な一面も見えてむしろキュンとするかも? そこから生まれる恋もあるかも!? と,ボードゲーム男子的にもつい期待してしまいそうな発言も飛び出していた。
そんなボドゲ女子会の様子を,会場でずっと見守っていたグランディングの岡村社長は,「街コロはカジュアルなファミリーゲームなので,ボードゲーム初心者でも遊びやすくなっています。今回,女性だけで,しかもみんなボードゲームは初めてという方ばかりでしたが,とても楽しんでいただけたようで嬉しいですね」と語り,また,「今後も,ボードゲームを広める施策をいろいろやっていくつもりす。『街コロマッチ!』(iOS / Android)などのアプリもあるので,そちらもぜチェックしてみてださい」とコメントしてくれた。
ボードゲームがブームだと言われる昨今だが,知人に知っているボードゲームの名前を聞いても「UNO」や「人生ゲーム」くらいしか挙がらないことは,筆者の周りでも少なくない。今回参加した女子陣も,TwitterやInstagramに会の様子を投稿していたようなので,こうしたところから,ボードゲームの楽しさが少しづつでも広がっていくことを願うばかりだ。
「街コロマッチ!」ダウンロードページ
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(C) 街コロマッチ!製作委員会
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