イベント
今年も「ソニックファン感謝祭 2016」が開催。シリーズ25周年を迎えた節目の年を開発陣が振り返る。新作「Sonic Mania」やアニメ版の最新情報も公開
今年はソニック生誕25周年を迎えたアニバーサリーイヤーということで,世界中でさまざまなイベントが行われた。そんな1年をシリーズ開発陣が振り返ったイベントの模様をレポートしよう。
ソニックチャンネル
ステージに登場した開発陣は,この日のためにアメリカから帰国したソニックシリーズプロデューサーの飯塚 隆氏,そして世界各地で開催されたイベントに参加してきたサウンドディレクターの瀬上 純氏だ。
瀬上氏(左)と飯塚氏(右)。ともに今年の多くのイベントに参加している |
イベントのMCを務めたセクシー齋藤さん。セガを退社後,初のソニックイベントを大いに盛り上げた |
ソニックのアニバーサリーイヤーは,2016年2月18日に発売されたニンテンドー3DS用ソフト「マリオ&ソニック AT リオオリンピック」から始まった。同作はニンテンドー3DS版だけでなく,アーケード版(「マリオ&ソニック AT リオオリンピック アーケードゲーム」)が2月24日から稼動,Wii U版も6月23日に発売されている。6月25日に開催された「ソニック25周年 アニバーサリーパーティー」では,マリオがソニックの誕生日を祝福しに駆けつけたことも記憶に新しい(関連記事)。
コラボイベントとしては,5月から2017年5月7日まで開催中の「ソニック&ぷよぷよ 25周年フェスティバル in ハウステンボス」,今秋に東京と大阪で期間限定オープンした「ソニック25周年カフェ」(関連記事),そして11月から運行している「京急セガトレイン」(関連記事)などがある。ソニックの姿が多くの人の目に止まる機会が多かったはずだ。
今年はサウンド関連イベントも盛んに行われた。4月2日に「SONIC ADVENTURE MUSIC EXPERIENCE」の東京公演,7月17日には「GAME SYMPHONY JAPAN 17th CONCERT SEGA Special 2016」(関連記事)が実施されている。両イベントに参加した瀬上氏は,前者ではバンド形式のライブでギター,後者はオーケストラを前にアコースティックギターで演奏を披露した。
ちなみに,「SONIC ADVENTURE MUSIC EXPERIENCE」は2017年1月9日に大阪公演(会場:梅田ESPエンタテインメント club GARDEN)が予定されている。
本命となる25周年イベントとしては,6月25日に行われた「ソニック25周年アニバーサリーパーティー」を皮切りに,アメリカでは7月22日に「Sonic 25th Anniversary Party」(場所:サンディエゴ),イギリスでは8月6日に「Summer of Sonic 2016」(場所:ロンドン)にて,それぞれ開催されている。
前述のとおり,国内のイベント「ソニック25周年アニバーサリーパーティー」ではマリオがソニックの祝福に駆けつけ,アメリカでは新作「Sonic Mania」(PC/PlayStation 4/Xbox One)や「Project Sonic 2017」(PC/PlayStation 4/Xbox One/Nintendo Switch)が発表になっている。
そしてイギリスのイベントはなんとファンの主催で行われており,スタッフは全員ボランティア。さらに飯塚氏や瀬上氏,ソニックの生みの親である中 裕司氏の渡航費なども,すべて運営側から捻出されていたそうで,ヨーロッパ中のソニックファンが1000人以上集まったとのこと。
10月27日に発売されたニンテンドー3DS用ソフト「ソニックトゥーン ファイアー&アイス」。それを記念して,発売日当日には「ソニック25周年カフェ」にて「ファン交流会」が開催された。飯塚氏と同作のディレクター 中島玄雅氏が参加したこのイベントは,ファンとの距離が非常に近く,両氏のコメントがTwitterを介して世界中のソニックファンに伝わったという。
大いに盛り上がったアニバーサリーイヤーも締めくくりとなるが,2017年春には新作「Sonic Mania」の発売が控えている。ステージでは,欧米事業推進部の近藤航平氏によるデモプレイも披露された。
本作は,渡米中の飯塚氏が携わるプロジェクトで,クラシックな2D横スクロールスタイルのシリーズ最新作だ。メガドライブで発売された「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」から「ソニック&ナックルズ」までの4作品に登場するステージをアレンジしつつ,完全新規のステージやボスも収録されている。
今回のイベントで披露されたのは,初代ソニックの「グリーンヒル」における最初のアクト(ステージ)。スタート地点付近はオリジナルの構造を踏襲しつつ,中盤以降が大きく広がっており,さらに中ボスも登場。また,次のアクトへはシームレスでつながっているという演出もある。
ちなみに,次のアクトは「グリーンヒルの地下にある地底湖」という設定なのだとか。後日,その映像が明らかになるとのことだ。
飯塚氏は「オリジナルのソニックを知っている人も,当時と同じ感覚のまま新しいソニックを体感できる」とアピール。来春の発売に向けて,開発が順調に進んでいることを報告した。
「ソニックトゥーン ファイアー&アイス」のタイムアタック大会も行われた。当日予選の上位3名によって,「カットスロート:スカリーワグ・リーフ」ステージのクリアまでのタイムアタックを行うというルールだ。
多くの来場者が見守る中でのプレイにもかかわらず,いずれの出場者もミスはほとんどなく,ソニックのエアーダッシュでグングン進んでいくスーパープレイを披露。なかでも予選1位のタイムを叩き出したシンソニ選手は,飯塚氏と中島氏が思わず唸るほどの腕前で,2位に10秒以上の差を付ける1分18秒(同ステージの公式参考タイムは2分20秒)のクリアタイムで優勝を飾った。
上位プレイヤーの華麗なプレイを来場者と開発陣が見守る |
左から,2位の5SAIZI選手,優勝のシンソニ選手,3位の亜汁選手 |
イベントの最後には,飯塚氏からサプライズ発表が告げられた。それは,アニメ「ソニックトゥーン」(原題:Sonic Boom)の日本語音声版の配信決定。もちろん,ゲームと同様の声優陣が起用されるとのこと。詳細は後日発表となる見込みだ。
ファンの熱気に包まれて,締めくくりとなった今回の「ソニックファン感謝祭 2016」。来年に発売が予定されている新作はもちろんのこと,次のアニバーサリーに向けても,さらに期待の高まるイベントだった。
「ソニック25周年カフェ」は大阪・スイーツパラダイス天王寺店にて開催中 |
「SONIC ADVENTURE MUSIC EXPERIENCE」大阪公演は,「ソニック25周年カフェ」の最終日に実施される |
2017年1月5日から東京スカイツリータウンにて「ソニック25周年カフェ」のコラボイベントも |
2017年1月下旬から「ぷよぷよクエスト」とソニックシリーズとのコラボが開催予定 |
恒例のサイン会には瀬上氏,中島氏,飯塚氏が参加 |
「Sonic Mania」の体験会。PlayStation Experience 2016に出展されたバージョンとのこと |
ソニックチャンネル
- 関連タイトル:
Sonic Mania
- 関連タイトル:
ソニックマニア
- 関連タイトル:
ソニックマニア
- 関連タイトル:
Sonic Forces
- 関連タイトル:
ソニックフォース
- 関連タイトル:
ソニックフォース
- 関連タイトル:
ソニックフォース
- 関連タイトル:
マリオ&ソニック AT リオオリンピック
- 関連タイトル:
マリオ&ソニック AT リオオリンピック
- 関連タイトル:
マリオ&ソニック AT リオオリンピック アーケードゲーム
- 関連タイトル:
ソニックトゥーン ファイアー&アイス
- この記事のURL:
キーワード
(C)SEGA
(C)SEGA
(C)SEGA
(C)SEGA
(C)SEGA
(C)SEGA
TM IOC/RIO2016/36USC220506. (C)2016 IOC. (C)NINTENDO. (C)SEGA.
TM IOC/RIO2016/36USC220506. c 2016 IOC. c NINTENDO. c SEGA.
TM IOC/RIO2016/USOC 36USC220506. Copyright (c) 2016 International Olympic Committee ("IOC"). All rights reserved. SUPER MARIO characters (c) NINTENDO. Trademarks are property of their respective owners. SONIC THE HEDGEHOG characters (c) SEGA. SEGA, the SEGA logo and Sonic The Hedgehog are either registered trademarks or trademarks of SEGA Holdings Co., Ltd. or its affiliates.
『マリオ&ソニック AT リオオリンピック(tm)-アーケードゲーム』は、セガ・インタラクティブが、国際オリンピック員会(IOC)のインタラクティブ・ソフトウェアに関する独占的ライセンシーであるInternational Sports Multimedia(本部:米国ジョージア州、会長兼CEO:Raymond Goldsmith)の独占的許諾を受け、任天堂株式会社の協力のもとで開発しております。