プレイレポート
新作MMORPG「CARAVAN STORIES」CBTプレイレポート。βテストながらも豊富なやりこみ要素を体験
本作は,スマホとPCの双方から同一サーバーにアクセスできるクロスプラットフォーム仕様のMMORPGとして開発されている。高品質なグラフィックスとMMORPGらしい数多くのやりこみ要素を備えており,スマートフォン上でもリッチなゲーム体験を楽しめるAiming期待の新作タイトルだ。
本稿では,iOS版でプレイした体験をもとにした序盤のプレイインプレッションや,CBTで確認できたシステムを紹介していこう。なお,開発スタッフへのインタビュー記事も掲載しているので,まだ目をとおしていない人は本稿と合わせてチェックしてほしい。
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「CARAVAN STORIES」公式サイト
「CARAVAN STORIES」サテライトサイト
※画面は開発中のものです。
スキルやビーストを駆使してキャラバンを守り抜け
まず本作をプレイするにあたって,多数の種族の中からプレイヤーの分身であるアヴァターを選ぶことになる。種族と性別を決定したら,髪型,髪色,目の色,表情といった見た目をカスタマイズしてキャラクターメイクを行う。今回のCBTでは,ヒューマンとオークが選択可能だったので,運営オススメのヒューマンを選択した。ちなみに,過去の「キャラストTV(公式生放送)」での先行プレイ会において,キャラメイクのバリエーションが追加されることが発表されている。
本作はさまざまなクエストをこなしながら物語を進めていくのだが,受注できるクエストは主に「メインクエスト」「物語クエスト」「サブクエスト」に分類される。メインクエストは,本作のメインストーリーが進行するもので,進行度によって新たな機能や冒険できる地域が開放されていく。
物語クエストは,それぞれのキャラクターをフォーカスしたストーリーが展開し,クエストをクリアしていくと,そのキャラクターが仲間になる。
サブクエストは,NPCに話しかけることで受注できるクエストだ。クエストのクリアは義務づけられていないため,スルーしてもストーリーの進行に支障はない。とはいえ,報酬としてアイテムや素材が得られるので,なるべく多くクリアしておきたいところだ。
クエストやストーリー上の目的地に向かうべくフィールド上を移動するのだが,ここではオートモードが使用可能。クエストを選択した状態で画面左上の「AUTO」を押せば,目的地までのルートが自動的に設定され移動してくれるので,道に迷うこともなくサクサクと進められる。
またAUTO中でも移動ルートを微調整でき,ルート外で進みたい地点をタップするとその場所が経由地点となる。これをうまく利用すれば,少しの操作でビーストとのエンカウントを避けられるというわけだ。フィールド上には,オートで設定されるルート外にマテリアル(素材アイテム)やキャラバンポストが設置されていることも多く,なかなか寄り道のしがいがある印象だった。
本作はシンボルエンカウントを採用しており,フィールド上でビーストと接触するとバトルに突入する仕組みだ。他プレイヤーと共闘できるマルチエリアに突入すると,バトル突入時にスタミナを消費するようになっていた。
戦闘は基本的にオート進行となっているため,通常攻撃は個々のキャラクターが自動で行ってくれる。スキルを任意の相手にヒットさせたい場合は,スキルアイコンをタップ&スライドして着弾地点を指定。ターゲットを変更する際は,キャラクターのアイコンを目標の相手までスワイプしていくと,指示を出せるようになっている。
パーティに編成できるキャラクターには,それぞれロール(役割)が定められており,それに応じたステータス/スキルになっている。ロールは,アタッカー,シューター,タンク,トリックスター,バッファー,ヒーラー,マジシャン,マジックナイトの8種類。また,すべてのキャラクターは属性を持っているため,敵との相性も鑑みてパーティを編成したい。
なお,バトルの鍵を握るスキルについてだが,本作には「オートスキル」「アクティブスキル」「パッシブスキル」の3種類が存在する。オートスキルは,その名のとおり,戦闘中に自動で発動するスキルだ。アクティブスキルはクールダウン時間が0になると発動でき,自動戦闘モードになっていなければ,スキルアイコンをスワイプして任意の相手や場所に繰り出せるので,タイミングやそのときどきの戦況に合わせて使用できる。
パッシブスキルは特定の条件を満たすと効果が発揮され,キャラクターのステータスに変化をもたらす。ただ,パッシブスキルを開放するには,キャラクターのレアリティを★2以上にする必要がある。
そのほか,フィールドで効果を発揮する「リーダースキル」もあり,パーティに編成したリーダーによってさまざまな効果を得られる。その効果によって,戦闘の報酬が上がったり,フィールド上に落ちている素材の獲得範囲が増えたりといった恩恵を受けられる。
戦闘後に倒したビーストがまれに仲間になることも。仲間にすることによってバトルで共闘できるうえ,戦闘中にスキルでサポートをしてくれるので,積極的にビーストを強化して,パーティ内に入れておくのもよさそうだ。ただし,道中で仲間になるヒーローユニットとは異なり,ビーストを操作することはできない。スキルの使用はあくまでビースト(オート)次第だ。
ビーストとヒーローユニット,さらにキャラバンを加えたパーティ構成でバトルが行われる。敗北条件は味方の全滅,およびキャラバンの破壊となっている。
バトル,育成,ストーリー進行など
すべての場面でポイントとなるキャラバンの存在
本作で注目すべき点はキャラバンの存在だ。キャラバンは,バトルやフィールド上など,さまざまな場面でプレイヤーをサポートしてくれる設備を備えている。内装と外装をカスタマイズすることが可能で,外装の強化は見た目が変化するだけでなく,戦闘面にも影響する。内装のカスタマイズは装備の生成・強化,キャラクターのステータス向上,マップ移動といった機能開放に関係しているようだ。
戦闘においては,プレイヤーの後方で敵を砲撃したりと直接的な支援をしてくれるため,砲台や装甲などのパーツを付けて攻撃力・防御力ともに強化していきたい。上でも述べたが,キャラバンが破壊されるとバトルで敗北となってしまうため,見た目だけにこだわった強化に走りすぎないよう注意したい。
内装のカスタマイズは物語を進めるうえで非常に重要なポイントと言えるだろう。施設を設置することによって,冒険に役立つ機能が開放されていく。武器の作成やビースト倉庫の拡張,さらに外装のパーツやキャラクターが当たるガチャなども,キャラバンの施設で補完される仕組みだ。
それらの施設は,キャラバンのレベルが上昇すると設置/強化可能となる。フラフラと町から町へとさすらうのも楽しみ方の1つとは言えるが,兎にも角にもゲームをよりスムーズに進める上ではキャラバンの強化が必要不可欠なのだ。
また,キャラバンの施設「装備研究工房」を建設すると,装備の強化が可能となる。獲得したルーンを消費して,ツリー型のパラメータを強化し,キャラクターにマッチした装備を作ることができる。長所を伸ばす,短所を補うなど,プレイヤーが強化の方針を決められるのだ。
さらに「世界地図」を施設として設置すると,各マップに配置されている「キャラバンポスト」へ瞬時に飛ぶことができる。わざわざフィールドを走って戻ることもなく,別の都市やフィールドなどに一瞬で向かえる非常に効率的なシステムだ。ただ,一度はそのキャラバンポストに近づいて登録することが必須のため,フィールドでは見落としのないよう,こまめにチェックしておきたい。
シンプルながらも奥深い,タワーディフェンス型のPvP
MMORPGである本作だが,なんとゲーム内にはタワーディフェンス型のPvPコンテンツも用意されている。メインクエストを進行すると開放される機能で,AIと対戦する「コロシアム」,他プレイヤーと対戦する「デュエル」に分かれている。
プレイ方法は,キャラクター・ビースト10体を織り交ぜたパーティを組み,ランダムに抽出された4枚の手札の中から,マナを消費して任意のキャラクターを出撃させる。最終的に相手のキャラバンのHPを0にしたプレイヤーが勝利となる。
プレイしたみたところ,操作にはこれといったテクニックは必要なく状況に応じてキャラクターを配置するだけで簡単に遊べるモードだった。
しかしその分,配置するタイミングやポジション,マナ残量を鑑みた出撃コストなどプレイングに工夫のしがいがあり,シンプルながらに奥が深い。プレイヤーを相手とした対人戦となるとより真剣味と面白味を増すことになるだろう。
CBTながら,やりこみ要素が盛りだくさんのCARAVAN STORIES。要素が多いだけに,戦闘やマップ移動などの自動化されたシステムは,非常にいい塩梅で効率的な冒険に直結していたと思う。とくに目玉となるキャラバンも,数値的な機能性だけでなく,外装からなる見た目のカスタマイズまでこだわることができるため,一度ハマれば凝りに凝ってしまうプレイヤーが出てきそうだ。さらに「コロシアム」も,スコアに応じてランキング化されるため,正式配信後には大いに賑わうはず。CBTを通じて,プレイヤーの意見をくみ取ったあと,どのような進化を遂げていくのか注目したいところだ。
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