コアエッジは,2016年9月1日,東京都内で新作発表会を行った。スマートフォンゲームからPCのブラウザゲームに移植された「
クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ PC(以下,黒猫のウィズPC)」,そして新作のスマートフォン用ゲーム
「アルテイルクロニクル」(
iOS /
Android)についての情報が公開された。
「黒猫のウィズPC」はサクサク動作のブラウザゲーム。クランやifストーリーなど独自アレンジを加えて展開
まずは魔法使いと黒猫のウィズPCチーム ディレクターである
畠山敦志氏と,同アートディレクターの
坂下智亜紀氏が登壇。黒猫のウィズPCについてのプレゼンテーションを行った。
黒猫のウィズPCチーム ディレクターである畠山敦志氏(左写真)と,同アートディレクターの坂下智亜紀氏(右写真)
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本作は,コロプラのスマートフォンゲーム「
クイズRPG魔法使いと黒猫のウィズ(以下,黒猫のウィズ)」をPC用ブラウザゲームで楽しめるようにしたものとなる。RPGとクイズゲームを融合させ,クイズに答えてモンスターを倒しながらクエストを進める……というゲームの基本はスマートフォン版そのままに,“PCならではのコミュニケーション”をキーワードとして,仲間同士が集まる「クラン」機能や,「if」の物語やキャラクターを楽しめる「アナザー精霊」を追加するなどのアレンジを施したものになっているという。なお,スマートフォン版とのデータ連動はないとのこと。
「クイズRPG魔法使いと黒猫のウィズPC」では,コミュニケーションを促進するオリジナル要素が追加されるという
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「アナザー精霊」や「追加マップ」も実装される予定
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コロプラ Kuma the Bear開発本部 魔法使いと黒猫のウィズ プロジェクトマネージャーのうがぴよ氏
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ここで壇上には,黒猫のウィズに初期から関わる,コロプラ Kuma the Bear開発本部 魔法使いと黒猫のウィズ プロジェクトマネージャーの
うがぴよ氏が加わり,畠山氏,坂下氏とトークを展開した。
黒猫のウィズPCは,スマートフォンゲームからPC用ブラウザゲームへの移植という珍しい展開ではあるが,コロプラとしては広い層の人に黒猫のウィズを遊んでほしいという思いがあり,今回の展開が決定したという。コアエッジ側も,代表取締役CEOの宮本貴志氏が黒猫のウィズのファンということもあって,作品への愛を表現することを重視し,ロースペックPCでもテンポよく爽快に遊べるものを目指して開発を進めたそうだ。
黒猫のウィズPCではさまざまなアレンジが施されることは前述したとおりだが,うがぴよ氏は「PC版ではオリジナル要素などでスマートフォン版と違った面白さを作ってもらい,違った文化としてプレイヤー様を楽しませてほしい」と考えているとのこと。
畠山氏は「黒猫のウィズへの愛を大事にして作り込んでいるので期待してください」と語り,プレゼンテーションを締めくくった。黒猫のウィズPCはYahoo!モバゲーでの提供となり,本日(9月1日)より事前登録がスタート,9月中のサービス開始が予定されているとのことだ。
「アルテイルクロニクル」は,事前の戦略がすべてを決める「瞬速頭脳戦」!
続いてはアルテイルクロニクルの紹介が行われた。同作のプロデューサーである
大川祥吾氏と,「公式美人プレイヤー」であるYouTuberの
せきぐち あいみさんが登壇,作品の概要を解説した。
 「アルテイルクロニクル」のプロデューサーである大川祥吾氏 |
 「アルテイルクロニクル」の「公式美人プレイヤー」であるYouTuberのせきぐち あいみさん。同作のキャラクター達は,プレイヤーキャラクターを崇拝している……という設定にちなんで巫女服での登場 |
アルテイルクロニクルは,コアエッジが開発したPC用カードゲーム「アルテイル」の系譜を受け継いだ世界観を持つ作品だ。プレイヤーは「神」となり,自分を崇拝するキャラクター達とともに戦う。
本作は「瞬速頭脳戦」をコンセプトに,キャラクター達の行動が「リボルバーバトルシステム」で決定されるシステムが特徴となっている。これは,キャラクターが持つ5つのスロットにあらかじめスキルを装着しておくと,戦いの際にここからランダムで選ばれたスキルが使われるというもので,その組み合わせは1379兆通りにも及ぶという。
「リボルバーバトルシステム」では,キャラクターが持つ5つのスロットにあらかじめスキルを装着しておくと,戦いの際にここからランダムで選ばれたスキルが使われる。スキルの選択は,リボルバー(回転式拳銃)の名のとおり,スロットが回転することで表現される(左写真)。選択されたスキルが発動し,敵を攻撃するなどの効果が発動する(右写真)
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バトルは完全にオートで行われるため,相手の意図を先読みしたデッキ構築が必要となる。キャラクター同士を合成することでスキルを継承させ,好みのスキルを持たせるなど,カスタマイズの要素もあるそうなのでなかなか奥が深そうだ。
戦闘中は派手な演出が展開するほか,岩井映美里さん,榎吉麻弥さん,鈴木亜理沙さん,諏訪彩花さんといった豪華声優陣のボイスを聴くこともできる。また,スキップ機能を使えば1試合が3秒ほどで終了するという。
一人用モードでは「悲劇的な死を遂げるヒロイン達を救い出す」というストーリーが展開され,ゲームを進めることでキャラクター達を手に入れていくという展開だ。
また,ほかのプレイヤーと競い合う対戦要素も存在しており,2016年内には1位賞金が100万円となる大会も開催予定とのことだ。
最後に大川氏は「お客様と一緒に作っていくゲームでありたいと思っていますのでよろしくお願いします」とメッセージを送り,イベントを締めくくった。
なお,本作では,9月中にクローズドβテストと事前登録が行われる予定で,すでにテスター募集が開始されている。2016年秋には正式サービスがスタートする予定とのことなので,気になる人はクローズドβテストに参加してみよう。
左から,「アルテイルクロニクル」のプロデューサーである大川祥吾氏と,「公式美人プレイヤー」であるYouTuberのせきぐち あいみさん。代表取締役CEOの宮本貴志氏,コロプラ Kuma the Bear開発本部 魔法使いと黒猫のウィズ プロジェクトマネージャーのうがぴよ氏。黒猫のウィズPCチーム ディレクターである畠山敦志氏,同アートディレクターの坂下智亜紀氏
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