プレイレポート
育成派必見! ベクターの新作ブラウザRPG「リグレティア」先行プレイレポート
4Gamerでは,オープンβテストに先駆けて本作に触れることができたので,そこで得られた情報を紹介していこう。
「リグレティア」公式サイト
基本システムは極めてオーソドックス
既存MMORPGの要素を網羅
リグレティアの舞台となるのは神と天使,そして人間が共存する世界。しかし,この世界における神とは強大な能力を持ちつつも決して万能ではなく,人間と同様の悩みや闇を抱えている。そうした心の隙間に邪神が入り込んだとき,神は世界を破滅に導く魔となるのだ。
そしてプレイヤーは,この神と魔が入り乱れる世界の闇を,一人の冒険者として打ち破っていくこととなる。
プレイヤーが選択できるジョブは4種類。近接攻撃ジョブは大剣を武器とする「ブレイドウォリア」と二刀流の「ツインソード」,遠距離攻撃ジョブは弓を使う「ボウマスター」と魔法攻撃を得意とする「ウィッチクイーン」となっている。
ちなみに,本作にヒーラーは存在しない。それどころかプレイヤーは任意で体力を回復することもできず,体力の管理は自動でポーションを消費するオート回復機能頼みである。
バトルには,攻撃したい敵をマウスクリックでターゲットして通常攻撃を行いつつ,適宜スキルによる攻撃を織り交ぜていくオーソドックスなシステムが採用されている。
また本作には,スキルを発動するために消費するリソース(一般的にMPやSPと呼ばれるポイント)が存在しない。クールタイムは存在するので同じスキルを連続で発動することはできないのだが,それにしても上記の体力回復の件やスキルシステムを見る限り,かなり攻撃に特化した設計になっているといっていいだろう。
一方,オートバトル機能も当然のように存在するので,後述する高難度ダンジョンのボスとの対決やPvP以外の通常プレイでは,あまり難しく考えなくても問題はないのだ。
レベル500に到達し転生してからが本番!
とことん自分のキャラクターを育成しよう
さて,以上のような紹介だけだと,リグレティアがほかの中国/台湾産のブラウザRPGと何が違うのか理解できないかもしれない。実のところ本作の本領は,プレイヤーキャラクターをレベル500まで育成し,「転生」してから発揮されるのだ。
ちなみに1日数時間のプレイでレベル500に到達するには,2か月程度かかるとのこと。もちろんプレイ時間を増やしたり,有料アイテムを使ったりすれば数週間くらいまで短縮できる。
上記のとおり,本作はプレイの進行に伴ってさまざまな機能が使えるようになっていくのだが,転生するとプレイヤーキャラクターの強化要素が大幅に増える。強化に必要なリソースは,経験値だったり別途獲得できる専用ポイントだったりと要素によって異なる。
また,装備や騎乗ペットも,各種ダンジョンのクリア報酬として入手した専用アイテムでそれぞれ強化可能だ。なお,それらの外見は強化の段階に応じて増えていき,その中からプレイヤーが任意に選択して変更できる。例えば強化段階が低いときに取得した外見を選択しても,性能はその時点で最高のものをキープできる。
本作では,各コンテンツを繰り返しクリアして強化したプレイヤーキャラクターや装備などを使って,さらに上位のコンテンツに挑んで高みを目指し続けることが最大の魅力となる。現在のところ転生は9段階まで用意されているとのことなので,どこまで強くなれるのかぜひチャレンジしてみたいところだ。
なお,中国ではサービスインから約1年が経過しており,現在のトッププレイヤーは3回転生しているそうである。
また,自分の育成したキャラクターが,ほかのプレイヤーのそれと比較してどうなのか気になる人もいるだろう。そこで本作の「アリーナ」では,AIが操作するさまざまなプレイヤーのキャラクターと戦うことができる。これらのキャラクターデータはランク付けされるうえ,アリーナで好成績を残すと獲得できるアバターも存在するので,順調に勝ち上がってランキングのトップを目指したい。
このほかPvPやギルド戦,陣営戦などの対戦コンテンツも用意されている。今回の先行プレイでは残念ながら体験できなかったのだが,単純な殴り合いから戦略/戦術性の高いもの,攻城戦など多彩なルールの対戦があるとのことなので,育成したキャラクターを存分に活躍させられるだろう。
紹介してきたように,すでに膨大な強化要素が実装されているリグレティアだが,サービスイン後はさらにコンテンツが追加されていくという。自分のキャラクターをとことん育成してみたい人は,ぜひ一度プレイしてみてほしい。
「リグレティア」公式サイト
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