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「ガンダムバーサスまつりin秋葉原」レポート。新旧プロデューサーが歴代シリーズ作品にまつわるトークを展開
本稿では,そんな会場の模様や新旧プロデューサーが登壇したステージをレポートしよう。
「GUNDAM VERSUS」公式サイト
来場者の注目を集めていた全長3メートルの巨大な黒板アート |
実物大のガンダムヘッド。大通りに面した場所に展示されており,インパクトは抜群だ |
新旧プロデューサーが15年の歴史を振り返る
「機動戦士ガンダム VS.」シリーズが15周年を迎えたことを記念し,その歴史を振り返るトークショーが行われた。壇上に上がったのは,バンダイナムコエンターテインメントの馬場龍一郎氏と安田直矢氏。長年,シリーズのプロデューサーを務めた馬場氏,その任を引き継いだ安田氏による,いわば新旧プロデューサーの共演だ。
2人の出会いは約8年前にさかのぼるという。自分の後継者を捜していた馬場氏が,ネットワークのシステム管理を担当していた安田氏を見出し,プロデューサーとして育てることを決めると,自分なりのプロデューサー論を安田氏に教え込んでいったとのこと。
人気シリーズのプロデューサーを引き継ごうというのだから,安田氏にとってその道のりは大変なものだった。「怒った馬場氏から厳しく叱責されて号泣」「飲み屋で体調の悪い馬場氏に膝を貸したら,そこに嘔吐された」など,断片的に語られたエピソードだけでももう波瀾万丈。人気シリーズのプロデューサーがいかに大任であるか,それと共に両氏の結びつきの深さがうかがえる。
馬場氏と同年代の「ファーストガンダム世代」だけでなく,若いプレイヤーも呼応するように,ゲームセンターをはじめとしてコミュニティが築かれていった。そんな中で自然発生したのが,「シャゲダン」と呼ばれるムーブだ。これはレバーを小刻みに左右へ入力し,ブルブル震えるような動きで相手を煽るというシステム的には何の意味もない動作のこと。現在もシリーズの対戦シーンでは物議を醸しているが,馬場氏はゲームセンターやネット上でシャゲダンの存在を認識したという。開発側が想定していた行為でないだけに,このときはさすがに複雑な気分になったそうだ。
その後,「機動戦士ガンダム VS.」シリーズは次々と新作が発表され,アーケードとコンシューマ共に人気が定着する。TVアニメ「機動戦士ガンダムOO(ダブルオー)」でティエリア・アーデを演じた神谷浩史さんは,「機動戦士ガンダム ガンダムVS.ガンダムNEXT」のボイス収録において,「やっとシリーズに出演できる!」と大喜びしたという。
最後は「もっとこのゲームを世界に広げていきたいです。7月6日に発売となる『GUNDAM VERSUS』をぜひ予約してください」(安田氏),「いろいろな人に応援していただいていることがありがたいです。遊んだことがない人も,これをきっかけにシリーズに触れてほしい」(馬場氏)と語り,ステージイベントを締めくくった。
会場では,「GUNDAM VERSUS」の最新アップデートの情報も明かされた。その内容を以下にまとめておこう。
最新アップデートは7月下旬に実装予定。階級の近いプレイヤーと競い合う「ランクマッチモード」が解禁となり,「アルティメットバトル」に新コース「BOSS SURVIVAL」が追加されるという。
アルティメットバトルは次々に襲ってくる敵機に立ち向かう対CPU戦モードだ。BOSS SURVIVALコースでは,登場する敵がすべて巨大モビルアーマーをはじめとするボス級になる。時折発生する協力ステージ「エクストラバトル」も,ボスと戦う「ボスハンター」のみになるという。
また,7月下旬には追加プレイアブルモビルスーツ「ガンダム・バルバトスルプス」「ガンダムヴァーチェ」の有料配信が開始される予定(各602円+税)。今後の追加プレイアブルモビルスーツには,既存機体と同様に「機体開発ツリー」が含まれており,レベルを上げると「ストライカー」「パイロット(着せ替え)」「バトルナビ」「称号(ゴールド,シルバー,ブロンズ)」「エンブレム」といったアイテムを入手できるとのこと。
なお,ガンダム・バルバトスルプスは期間限定生産版の封入特典,ガンダムヴァーチェは通常版と期間限定生産版の予約特典となっている。
「GUNDAM VERSUS」公式サイト
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GUNDAM VERSUS
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(C)創通・サンライズ
(C)創通・サンライズ・MBS
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