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「ファイナルファンタジーXIV」フリートライアル日記。エオルゼアの冒険は無料でもこんなに楽しい
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印刷2017/11/22 00:00

プレイレポート

「ファイナルファンタジーXIV」フリートライアル日記。エオルゼアの冒険は無料でもこんなに楽しい

 仕事だけでなく,プライベートでもそれなりにゲームを遊び込んできた私ですが,初めてMMORPGをプレイした時のことは,今でもはっきりと覚えています。「世界中の人たちと,リアルタイムで同じ世界にいるんだ!」と,とても感動しました。
 それからも,いろいろなMMORPGをたくさんの仲間たちと遊んできましたが,結婚して子どもが生まれてからは時間を取ることが難しくなり,すっかり足が遠のいてしまったんです。

 そんな私が再び,MMORPGの世界へ旅立つことになりました。選んだタイトルは「ファイナルファンタジーXIV」PC / PS4 / Mac。以下,FFXIV)。古い友人たちがこの世界で頑張っているという話を聞いていたので,前々から興味はありました。ただ,プレイ料金が30日もしくは90日の定額制ということもあり,自由な時間が取りづらい身としては,プレイをためらっていたのです。

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 でも,無料で遊べる「フリートライアル」があるのを知って,やる気がむくむくとアップ。フリートライアルは一部機能の制限こそあるものの,レベル35までは無料でプレイでき,しかも期間制限なしという太っ腹なサービスなのです。

 まず目指すのは,かつての仲間と再会し,最初のボスとも言える蛮神,イフリートを討伐すること! もちろん家庭を後回しにはできませんし,長ーく楽しみたいので,無理せず,のんびりと進めてみることにしました。ということで,プレイの様子を日記形式でお送りします。

こちらが目指すイフリート。つ,強そう
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冒険開始の前が重要! な初日


 PS4にFFXIVをインストールし,いざ冒険開始!……の前に重要なイベント(?)があります。
 私にとって,MMORPGはキャラクターが命。キャラ次第でモチベーションが大きく変わってしまうので,キャラクタークリエイトで延々と悩んでしまうタイプなんです。

 フリートライアルのアカウントであっても,選べるクラスに制限はありません。種族は,拡張パック「蒼天のイシュガルド」に収録される「アウラ」以外から選べます。無料なのに選択の幅は広いのですが,1つのワールドにつき1キャラクター(合計で8キャラクターまで)しか作成できないので,どうしても慎重にならざるを得ません。
 クラスはヒーラー系と決めていましたが,小柄×とんがり耳のララフェルか,猫耳×しっぽのミコッテかという究極の選択を迫られて,初日は種族が決まらないまま終わってしまうことに……。


MMORPGの楽しさを思い出した2日目


 今日もキャラメイクに悩み,画面の前でうなること1時間。ようやくこちらのキャラに落ち着きました。

悩んだ割には,「猫耳にピンクの髪」という,コテコテのキャラに! 大満足してます。かわいいでしょ?
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 白魔道士を目指すため,クラスは「幻術士」でスタート。友人たちはメインで遊んでいるワールドがバラバラだったので,あえて誰もいないワールドで作ってみました。みんなこのワールドにキャラを作ってくれるみたい。

 キャラも決まり,2日目にしてようやく冒険開始!
 まずは,拠点となる街「グリダニア」を見て回ることに。大都会というわけではなさそうだけれど,緑に囲まれた雰囲気のいい街みたい。

いよいよ冒険の始まり! まずは街の人にごあいさつ
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 未知の場所,新しい世界。これからの壮大な冒険に,胸が高鳴る。うんうん,久しぶりの感覚。これがいいんだよねー。現実では決してたどり着けない,異世界の物語に入っていく瞬間が大好きで,MMORPGをプレイしていたんだった。

 そして門の外へ出ると,レベル1のモンスターがうじゃうじゃ! 攻撃魔法でサクサクと狩ります。回復魔法の「ケアル」を持っているから,HPが減ってもポーションいらず。

バトルはやっぱり楽しい。遠距離から魔法を打って,ちまちまと削っていきます
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 MMORPGの楽しさを思い出して,もっと遊びたいところだけれど,レベル5になったところで今日は終了。


走り回って強くなった3日目


 今日はログインする前に,Webで情報収集。どうやらイフリートを倒すには,最低でもレベル20は必要みたい,ということで,レベル上げのため,クエストを山ほど受けてこなしていきます。
 そのためにいろいろな場所へ行くわけですが,街の要所に「エーテライト」と呼ばれるワープポイントがあるので,移動は思ったより楽。いつも目的地にたどり着けない方向音痴の私がとっても助かるシステムです。これがフリートライアルの制限になっていなくてよかった……。

街を,森を,草原を走る! クエストにはモンスター討伐以外にも,荷物を届けたり,探し物をしたりと,いろいろあります
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 序盤はサクサクとレベルが上がるので,弱々しかったキャラがみるみる強くなっていき,脅威だったモンスターもあっという間に雑魚扱い。
 クエストのごほうびで装備を揃えると,なんだかいっぱしの冒険者になったようで,いい気分に。眠い目をこすりこすりやっていたら,寝落ちして朝を迎えていました。ああ,体中が痛い……。


4日目にして初騎乗


 仕事の合間にログイン。レベル5ごとに,幻術士のクラスクエストが受けられるようになるので,次の目標はレベル10です。最初は怖かったグリダニア周辺の森も,今や庭のようなもの。

 そしてついにレベル10に到達。クエストをこなしているうちに,憧れのチョコボに乗れるようになったのも嬉しい。チョコボに乗っている人を見ると,羨ましかったんです。でも,まだ自分専用のチョコボではなく,レンタル。早くマイチョコボがほしい……。

月明かりの下で,初めてチョコボに乗る! 速いし安全です
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 チョコボに乗っている間は,おなじみのチョコボソング(勝手に命名)が流れるのもいいなぁ。ギルが安いのもいいけれど,何より道に迷わず目的地につけることがいちばん嬉しい。


久しぶりに再会したけど……の5日目


 仕事が忙しくて,1週間ぶりのログイン。前回まで何していたのかさっぱり忘れていたので,とりあえず「ジャーナル」をチェックし,受けていたクエストを思い返したけれど,まだ何か忘れている気がする。

 そうだ,友人を探さなきゃ! もうみんなこのワールドにキャラクターを作ったのに,夢中になって遊んでいて,すっかり忘れていた。

 慌てて連絡をとろうとすると……tellが使えない! そう,トライアルアカウントの機能制限のひとつに,個人へメッセージを送る「tell」機能の使用不可があるのです。
 そこで,ゲーム外で連絡を取って,チャットチャンネルの「リンクシェル」(LS)に誘ってもらい,無事解決。よし,ついにパーティを組むぞ……と思ったら「しばらく1人で楽しんでおいで」と言われ,結局はソロのままクエストをこなすことに……。

 せっかく会えたのに冷たいな……と思ったけど,確かにしばらくはソロでも十分いけそう。プレイの時間帯がまちまちのうえ,遊べる時間が短い私にとっては,むしろソロのほうが楽かも。
 そのうちパーティを組まないと攻略できないダンジョンとかが出てくるんだろうけど,それまではLSで雑談しつつ,自分のペースで進めていくことにしました。


6日目はパーティプレイの予行演習


 着々とクエストをこなして,レベル15に到達。あっという間だったような長かったような……。そのことをLSで友人に告げると,グリダニアの宿屋へ来いという返信が。わざわざ呼び出すということは,きっといらなくなった装備をくれるに違いない! ということですぐ向かいます。

かつては毎晩一緒にゲームしていた旧友と再会。ここではなんだかゴージャスなイケメン!?
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 「何? プレゼントでもくれるの?」
 「いや,トライアルの人とはトレードできないから」

 そう,すっかり忘れていましたが,フリートライアルのプレイヤーは,ほかのプレイヤーとの取引ができないのです……。
 期待は空振りでしたが,代わりに友人は「初心者の館」へ案内してくれました。ここはその名の通りビギナー向けのコンテンツで,NPCとパーティを組んでの訓練ができるらしい。失敗しても再挑戦できるみたいだし,やってみるか!

 初心者の館では,敵の攻撃の避け方や味方の回復方法といったことを教えてくれて,最終訓練ではパーティでの本格的な戦闘まで体験できるようになっています。これまでソロでしかやっていなかったので,これは嬉しい。NPCと実際のプレイヤーとでは勝手が違うだろうけど,ちょっとだけパーティプレイの醍醐味や緊張感を味わえました。

ヒーラーが最も優先すべきは,仲間のHPを常に把握し,減ってきたら回復すること。NPCとはいえ,初のパーティプレイということで緊張……
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初心者の館をクリアするともらえる「ビギナー装備」は,性能もなかなか高く,何よりも見た目がかわいい! モチベーションが大幅アップです
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新たな地へと飛び立つ7日目


 メインクエストが大きく進展。これまでの活躍が認められて,よそ者の冒険者だった私が,グリダニアの領主に頼られる存在にまでなりました。
 信頼の証として,飛空艇の許可証をもらいます。これでついにほかの都市へ行けるみたい。ちょうどグリダニアやその周辺の狩場でやるべきことはやり尽くした感じだったので,実によいタイミング。

飛空艇に自分のキャラで乗れるようになるなんて……感無量。新しい都市へ,いってきます!
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 飛空艇で出発するときには,冒険で出会ったキャラクターたちが見送りに来てくれました。これまでの頑張りが報われたような気分で,NPCと分かってはいても,なんだか嬉しい。意気揚々と新しい都市,リムサ・ロミンサへ降り立ちます。

 新しい街! 新しいギルド! 新しい店! 何もかもが新しい。どうやら,ここは港町のようで,釣りをしている人も発見しました。そんな感じで街中をくまなく周っているうちに,この日は終了。


寄り道したら戻れなくなった8日目


 今日の目当てはまず料理。さっそく調理師ギルドに入ってクラスチェンジします。調理品は装備のように見た目が変わったりはしませんが,ステータスアップの効果があります。イフリート攻略が終わったら,じっくり挑戦してみたいなぁ。

最初の一品は,メープル樹液とファイアシャードから作る「メープルシロップ」。料理長のリングサス自ら行う味見の結果は……
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 続いては釣りということで,調理師から漁師へクラスチェンジ。何も考えずにずっと釣り糸を垂れているのも楽しい。釣った魚は調理で使えるみたいだし,釣りも「イフリート後」リストに入れておくことにします。

難しいかなと思っていたら,意外と簡単。釣り場やエサによって,釣れる魚も違うみたい
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 調理と釣りを堪能し,メインクエストを再開しようとしたところで,問題発生。幻術士への戻り方が分からない……。
 クラスの変更ってどうやるんだっけ。職業を変えるコマンドも見当たらないし……,幻術士ギルドに入会しなおす必要があるのかも,と思って,グリダニアまで戻ります。

 でもギルドの人は知らんぷりで,幻術士に戻れない。こんな時に限って友人もログインしてなくて,行き詰まりました。
 道行く人にtellはできないし,say(自分の周りにいる人すべてに聞こえるよう話すコマンド)はさすがに恥ずかしすぎる……。友人が来るまで釣りか,と思い始めたところで,操作ガイド「How to」の存在を思い出しました!

 ……えーと,職業を変えるには,武器をつけ替えればいいだけでした。これは「アーマリーシステム」と呼ばれているもので,武器を替えるだけで,戦闘職から生産職まで自由に役割を変えられるのです。便利!
 リムサ・グリダニア間往復というスケールの大きな無駄足を反省しつつ,ひとつ賢くなったと自分に言い聞かせます。当然メインクエストは進まないままで,8日目が終わりました。


ついに初パーティ! の9日目


 前回は寄り道しすぎたので,今日は気を引き締めて,メインクエストを進めます。すると,天然要害サスタシャ侵食洞での調査を命じられました。
 4人パーティを組んで挑戦する必要があるみたいで,しかも初めてのインスタンスダンジョン(ID)となるようです。パーティプレイは初心者の館で体験したけど,実戦は初めてということで,LSに助けを求めます。

 「初パーティプレイで初ダンジョンとか,ハードル高すぎ。しかも方向音痴だし。助けて!」

 と頼み込むと,友人が付き添ってくれることに。タンク役の彼を中心に回復していけばよさそうです。

誰しもが通る初ダンジョン,サスタシャ
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 いざサスタシャへ! 集まったメンバーに「パーティプレイは初めてです」と挨拶すると,ほかにもパーティデビューの人が。よく見ると,みんな頭に若葉マークがついていて,ちょっと気が楽になりました。

 パーティの構成はタンク1人,DPS(ほかのMMORPGでいうアタッカーの役割をFFXIVではこう呼ぶ)2人,ヒーラーの私という,バランスのよさそうな組み合わせ。
 ダンジョンに入ってからは,みんなの背中を追いつつ,ひたすら回復に努めます。余裕があれば攻撃に参加したいけど,もし回復が間に合わなかったらと思うと,なかなか……。

緊張していたせいか,スクリーンショットをほとんど撮ってませんでした
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 サスタシャ内部は結構広く,つまり敵がたくさんいて,戦闘する時間も長くなります。終わりが見えない中で,とにかく回復回復回復……。パーティメンバーのHPをひたすら見ていたせいで,どんな敵が何体いたのかといったことは,正直なところ覚えてません。
 15分ほどするとダンジョンの最深部のようなところに到達して,これまでとは大きさも迫力も違う敵が登場。これボスだよね!?

 タンクの攻撃を合図に,最後の戦いが始まりましたが,私がやることは変わらず回復。でも敵が1体なら,たまに攻撃もアリかな? と思う余裕も生まれて,何回か手を出してみました。そして誰も倒れることなくボスが陥落。こうして初のIDは大成功で終わりました。
 あとで聞いたら,ここには怪しい水面があって,そこを封鎖しないと新たな敵が湧いてくるとか。IDにはこうした仕掛けが随所にあって冒険者たちの行く手を阻んでいるらしいです。大変そうだけど,その分楽しそう。


ウルダハで人助けの10日目


 次なる都市ウルダハへ。緑豊かなグリダニアとは異なり,ウルダハは貧しい難民たちのキャンプが点在する荒涼とした砂漠地帯。なんだか迷路みたいに入り組んだ回廊があって迷いそう。というか,迷ってる。

 FFXIVは世界観がしっかり作り込まれていて,NPCにもそれぞれの人生が感じられます。ウルダハでは「最後の晩餐用の食料を調達して」「家族のお墓を作りたい」など,クエストに切ない話が多くてなんだか放っておけず,大量に引き受けてしまいました。


一攫千金を夢見る11日目


 クエストで走り回っている途中,すさんだ雰囲気のウルダハに似つかわしくない,リッチそうな青年に出会いました。聞けば,マンダヴィル・ゴールドソーサーなる場所で大儲けしたみたい。一攫千金を狙えるラスベガスみたいなところ? これは行かなくては!

ゴールドソーサー。ここは夢の国であり,プレイヤーの時間を浪費する危険な場所でもある
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 手に汗にぎるチョコボレースに,戦略がものを言うカードゲーム「トリプルトライアド」,手軽に挑戦できる「くじテンダー」など,遊んでも遊んでも飽きないアトラクションが満載。もう,ゴールドソーサー・オンラインでもいいかも……。そしてフリートライアルで遊んでいるのが申し訳なくなってくるような。

 また寄り道してしまったけれど,あくまで目標はイフリート。後ろ髪をひかれつつ,メインクエストに戻ります。どんどん進めていくと,プレイヤーたちと敵対するアマルジャ族が,イフリートを崇めているらしいことが分かりました。これは,イフリート戦が近いかも!
 ただ,初めての蛮神戦ということで,嬉しさと同時に不安もどっと湧きあがってきます。ちょっとしたミスが命取りになってしまうのでは? こんな初心者で勝てるのか?


決戦の12日目


 不安は解消されないまま,イフリートへ挑むことに。この日のために,友人2人に加えて,友人のギルドメンバーもほかのワールドから駆けつけてくれました!
 レベル22の私がリーダーとなって,いよいよイフリート戦へ。パーティ構成は幻術士と剣術士,巴術士,そして忍者です。無事倒すことができるだろうか?

バトル前のムービーもド迫力。緊張が高まる!
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 ムービーが終わると,目の前にイフリートが現れる。大きい! でも,すぐには襲ってこないみたい。
 「イフリートはこちらが手を出すまで待っててくれるんだ」と,友人たちがパーティチャットで解説してくれる。なるほど,それならゆっくり準備できそう。でもこの会話が,後に悲劇を生むことになるのです……。

 「では,カウントいきます!」

 というタンクの掛け声とともに,イフリート戦が開始。
 私の役目はもちろん,パーティメンバーのHP回復に努めること。みんなのHPゲージに集中していて,戦いの様子を見る余裕はあまりないけれど,私を含めたみんなが時々燃やされているみたい。地割れも起きているような。

イフリート戦ではケアルだけでなく,全体回復魔法であるメディカの使い方が重要
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 ん? 戦場の真ん中に棒みたいなものが出てきた。何だろうと思いつつ回復にいそしんでいると,イフリートが「地獄の火炎」を繰り出してきて,パーティが全滅。

 強い……と思って絶望しかけましたが,いきなりの全滅にはどうやらあの棒「楔(くさび)」が関係していたようです。これを一定時間内に壊さないといけないんだとか。
 私以外の3人は当然楔のことを知っていましたが,自分たちがサクサク倒してはつまらないだろうということで、あえて放っておいたそうです。仲間思いだね……。

 気を取り直して再スタート。2回目ということで,私もちょっと余裕が出てきました。楔が出てきたら,タンク役の体力を気にしつつ,攻撃に回ります。楔を壊したら,あとはイフリートだけ!

 範囲攻撃も見極められるようになってきて,回復の合間にエアロでイフリートに攻撃。そしてついにイフリートを倒しました! 嬉しさと安堵がこみ上げる……と同時に,ある後悔が。「イフリート戦の前に記念写真を撮ればよかった!」

 それを聞いて「じゃあ,もう1回やろうか」と提案してくれるやさしいパーティメンバーたち。わざわざ記念写真のためにイフリート3戦目に挑みます。
 「せっかくだから,できるだけ近くで撮ろうよ」と話しながら,イフリートに近づいてみます。

 ガリッ!
 え? イフリートが攻撃してきた!?

記念写真を撮るつもりがイフリートにかじられるヒーラー(私)
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 「近づきすぎ!」とゲラゲラ笑う友人たち。どうやら先ほど聞いた「こちらが手を出さない限り」というのは,正確に言うと「一定の距離内に近づかなければ」という意味だったようで……そんなの知らないよ!

苦労して撮った記念写真。最後まで辛抱強く一緒に戦ってくれたパーティメンバーに感謝です。ありがとう!
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あなたもぜひエオルゼアへ!


 こうしてFFXIVのフリートライアルは,とりあえず一区切り。久しぶりのプレイでしたが,感動あり笑いありで,「やっぱりMMORPGは楽しい!」と思いました。

 FFXIVは「新生エオルゼア」から数えても4年以上サービスが続いているタイトルなので,プレイ前は正直「今から始めても楽しめるのかな」という不安もありました。でも,予想に反して,街やフィールドには初心者を示す若葉マークの人がたくさんいたのです。

街やフィールドで突発的に発生する戦闘イベント「F.A.T.E.」は,居合わせたプレイヤー同士で協力して討伐するというもの。さっきまで“他人”だったプレイヤーが,心強い仲間になってくれます
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 今日もエオルゼアには,たくさんの人がいて,それぞれにぼーっと佇んだり,仲間と話したり,あるいは戦いを繰り広げたりしています。パーティを組んでいなくても,同じ空間に誰かがいる。それだけで,「この世界は確かに存在している」という気がするのです。

 私がこれまで多くのMMORPGをプレイしてきたのも,その世界がたくさんの人によって作られている特別な場所だったからではないかと思いました。舞台はゲームメーカーが用意してくれるものだけれど,その中でどのように遊ぶか,つまりどんな世界にするのかは,プレイヤー次第です。今回のプレイで,その自由な楽しさを思い出しました。

 冒頭で紹介したように,トライアルアカウントはレベル35まで無料なので,次なる目標は,レベル30からのジョブ「白魔道士」になることです。あとはマイチョコボも欲しいし,あれこれ生産してみたい。もちろんこの先の物語も知りたい。太刀打ちできないほどの強敵に出会って,絶望にうちひしがれたい。そんな「やってみたい」が私の中にたくさんあふれています。
 この調子だと,レベル36以降をプレイするために製品版への移行も検討しなくては……。なんにせよ,のんびり遊んでいければなぁと思います。

 そして,かつてMMORPGにハマりまくっていた人も,未経験の人も,フリートライアルを使ってFFXIVでの冒険を一度体験してほしいと思っています。偶然会ったら,ぜひ一緒に遊びましょう。全滅したり迷子になったりしながらも,楽しい時間が過ごせると思います!

広大なエオルゼアの世界には,まだまだ未知の場所もたくさん。冒険はまだまだ続きます!
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ファイナルファンタジーXIV フリートライアル

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