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「FFXIV:紅蓮のリベレーター」のパッチ4.2「暁光の刻」は1月30日に実装。アップデート内容の詳細が明かされた第41回プロデューサーレターLIVEまとめ
前回のPLLでは,「パッチ4.2コンテンツ特集Part1」と題された配信が行われたが(関連記事),今回の“Part2”では実機での実演を交えながらパッチ4.2のコンテンツがより詳しく解説された。
パッチ4.2リリース日は1月30日に決定。前日から24時間メンテ
パッチ4.2の最新トレイラーからスタートした今回のPLL。最初に,気になる実装日の発表が行われた。パッチ4.2は1月30日のリリースとなり,それに伴うメンテナンスは前日の29日19:00から翌30日19:00までの24時間を予定しているとのこと。今回はハウジング関連をはじめ,数多くのシステム系のアップデートが多く,長めのメンテナンスとなるようだ。
白虎征魂戦
PLLで最初に解説されたのは,サブストーリークエスト「四聖獣奇譚」の1つめとなる「白虎征魂戦」だ。
実機では,新しく追加される白虎征魂戦報酬のマウントと,アチーブメントポイントで入手できるマウントのデスクローが公開された。デスクローについて,吉田氏は“吊り下げられている感”を出すために何度も調整したと話す。
極白虎征魂戦報酬のマウント |
デスクロー |
白虎ということで,虎タイプの敵を想像した人も多いと思うが,実際の戦闘では人型になる。かなり凝った作りのバトルが展開され,演出的にも楽しめるようになっているという。
なお,極白虎征魂戦の報酬は武器で,吉田氏は「次元の狭間オメガ零式:シグマ編に挑む方は,この武器を入手していると格段に楽になると思います」とコメントしていた。難度については,スサノオやラクシュミよりは確実に難しいとのことだ。
バトル関連調整
続いて「バトル関連調整」について。調整の方針としては「各ロール内でジョブの特徴を残したまま横並びになるよう調整」という,FFXIVではいつも通りの方針だ。なお,侍,赤魔道士,吟遊詩人,竜騎士,忍者の5ジョブは,パッチ4.2では調整が入らないとのこと。
タンクの中で突出して与ダメージが高かったナイトは,少しだけDPSを下げられるという。同時に,戦士と暗黒騎士は,DPSを少し引き上げる調整が行われる。
遠隔DPSでは,機工士のハイパーチャージの威力が引き下げられるとのこと。黒魔道士は,基本的には使いやすさの向上とDPSの底上げが行われる。具体的には,ファイジャの威力が引き上げられ,サンダー系の追加効果(Proc)とファイガの追加効果の発動可能時間が長くなるという。また,エーテリアルステップとトランスのリキャストタイムが短縮されることもあり,敵の特徴やコンテンツのギミックを把握したうえで,うまく動くことができればDPSを伸ばしていけるジョブになる。
召喚士については,範囲攻撃の威力が現状で高すぎたことを受け,若干引き下げられることになったようだ。
近接DPSのモンクは,疾風の極意に疾風迅雷が付与されるようになる。また,桃園結義の効果が自分にも付与されることで闘気が溜まりやすくなり,結果としてDPSが上昇するとのこと。ほかにも,マントラと踏鳴のリキャストが短縮されるなど,モンクを使っている人にとっては嬉しい調整が行わるようだ。
ヒーラーの白魔道士,学者,占星術師の3ジョブは,使い勝手の向上を主とした調整が施される。その中で学者は,「深謀遠慮の策」の効果時間が終わると回復が発動するようになるとのことだ。
このほかロールアクションのディヴァージョンで,敵視抑制効果(50%→90%)と効果時間(15秒→30秒)に調整が入る。近接DPSジョブの人は要チェックだ。
ジョブ調整の詳細については,後日公式サイトで公開される4.2パッチノートを確認しよう。
属性パラメータについて
パッチ4.2から,キャラクターパラメータ/装備アイテム/属性マテリアから属性パラメータが削除されることになった。クエストの報酬やマテリア化から属性マテリアが排出されなくなり,これにともなってクラフター/ギャザラーの属性パラメータが上昇する薬品の効果変更および排出が停止される。
関連して,採掘師と園芸師のボーナス発動条件の一部変更になる。採掘と採集には,属性パラメータが条件となって獲得個数が上がるというボーナスがあるが,プレイヤーのGPのMAX値でボーナスがかかるという仕組みがあるので,パッチ4.2以降はすべてこちらに統一するとのこと。吉田氏によると「属性がなくなることによってマイナスになることはありませんのでご安心ください」とのことだ。
ちなみに,属性の“遊び”に関しては,パッチ4.25で実装される「禁断の地 エウレカ:アネモス編」で行う予定だという。エウレカには「エレメンタルレベル」という独自のシステムがあり,プレイヤーはここでレベリングを行うことになる。さらにマギアボードというシステムが実装され,魔石をはめ込むことで属性を強化できるようだ。
ハウジング関連アップデート
全ワールド分のハウジングの所持情報,FC(フリーカンパニー)の人数と軒数を集計し,何区画追加すべきかを精査した上で,新しく土地が追加される。今回は拡張街もあわせて計12区画分追加されるようだ。なお,実際に土地が追加されるのは,パッチ4.2リリースから1週間後となる。
今回は,ハウスを所持していないFCが優先して土地を購入できるよう“土地の購入条件”が追加されることになった。条件は,「FCメンバーが4人以上の場合のみ購入可能」「一時的に個人ハウスの購入ができなくなる」「1サービスアカウントで所持できる土地が同一ワールド内でFCハウスと個人ハウスそれぞれ1つまでに制限される」など,細かく設定されている。土地を購入する予定がある人は,アップデート前に公開される特設サイトを必ずチェックしよう。
また,土地の転売対策として,所有者が手放した土地は,一定時間購入できなくなるよう調整が加えられるとのこと。その期間は予測できないようランダムとなっているのがポイントで,売り手が手放した土地を,買い手が即座に手に入れるといったことはできなくなる。
次元の狭間オメガ:シグマ編
新しく追加されるレイドダンジョンの1つ「次元の狭間オメガ:シグマ編」の一部が実機で紹介された。1層目は「魔列車」とのバトルが行われるようだ。配信内では詳しくは語られなかったが,FFシリーズに精通している人ならピンとくるシチュエーションではないだろうか。
2層目は巨大な絵画が飾られた部屋となっており,攻略にはコンテンツアクションがカギとなるようだ。
吉田氏によると,「零式」の実装タイミングを遅らせてほしいとの要望が多数あったという。しかし,パッチ4.0のタイミングで同時に零式も実装される。これは,もともとパッチ4.0公開直後を想定してバランス調整を行っていることが理由だという。パッチ4.2公開からずらして零式を実装すると,その間にプレイヤーの装備やレベルが更新されてしまうため,全体的なバランス調整をし直す必要が出てくるのだ。
ちなみに零式の難度は,吉田氏によると「デルタ編のアルテ・ロイテより歯ごたえがある」とのこと。シナリオ面でも面白いものに仕上がっていると吉田氏は自信をのぞかせていた。
楽器演奏アップデート
専用UIの導入により大幅なアップデートが行われる楽器演奏。その仕様が実機で詳しく紹介された。
パッチ4.2以降は,アクションリストの「PERFORM」の中にある,ハープ/グランドピアノ/スチールギター/ピッチカートの4種ある音色を選ぶと,鍵盤状の専用UIが表示され,対応するボタン(パッドとキーボードそれぞれでキーバインド可能)を押すことで音が鳴る仕組みだ。
関連してボリュームの設定に楽器演奏分が追加されている。さらに今後のパッチでは,自分と他者の楽器演奏それぞれで音量を調整できるようにする予定だという。
今後の話にはなるが,アニメーションの進化やパーティを組んだプレイヤーとの合奏システムなども考えているようだ。
ファッションチェック
前回放送分で伝え忘れていたという新システム「ファッションチェック」も実機で紹介された。
ゴールドソーサーのNPC“マスク・ド・ローズ”が担当するファッションチェックは,毎週変わるテーマからどんな衣装なのかを予想し,それに着替えてNPCに見せるとポイントが付けられるというもの。
ポイントは100点満点で,80点以上なら大量の「MGP」がもらえるという。ただし,チェックしてもらえるのは4回までと決まっているので,周囲と情報を交換しながら,高ポイントが狙える衣装のセットを見つけ出さなければならない。
なお,参加するだけでもMGPをもらえるほか,参加していくと隣のショップのラインナップが増えていくようだ。このショップでしか手に入らないアイテムもあるようなので,毎週欠かさず参加するのがいいだろう。
ファッションチェックは自分のキャラクターの衣装をコーディネイトするコンテンツとなるが,以前の話に出ていた,NPCをコーディネートするコンテンツは次のパッチで予定しているとのことだ。
ファッションに関連してレイド報酬の「ダイヤシリーズ」と「虚構装備」,おしゃれ装備のイラストがほんの少しだけ公開された。
以前行われた「家具コンテスト」の入賞作品の実装も行われるとのことで,デザイン画とゲーム内の実画像もセットで公開された。
ザ・フィースト アップデート
ザ・フィースト関連アップデートでは新マップ「クリスタルタワー演習場」が実機を使って紹介された。このマップは,飛空挺やチョコボなどFFらしいモチーフがふんだんにあしらわれ,一目見てFFのPvPだと分かるようなデザインにしたという。
ザ・フィーストは,パッチ4.2と同時にプレシーズンが開幕するとのこと。開発陣は,ギリギリまでPvPアクションの調整を行っているということだ。
武具投影アップデート
前回の配信で仕様の紹介は行われたが,今回は実機による実演が中心となった。なお,武具投影の具体的な紹介の前に,吉田氏は,「(一部のアイテムは)遺失物管理人で買い直せるので活用してほしい」と視聴者に説明した。実際の武具投影は,宿屋に設置されたミラージュドレッサーを使う。
所持品やアーマリーチェストからアイテムを選び,専用の触媒「ミラージュプリズム」を消費して“幻影化”すると,そのアイテムがミラージュドレッサーに保管される。幻影化の時点で通常のアイテムとして使用できなくなるので注意しよう。
幻影化したアイテムは,「ミラージュプレート」として用意された10枚のプレートを使って自由に編集でき,都市内やゴールドソーサー,宿屋,セレモニー会場で見た目の変更が可能となる。プレートの編集時,愛蔵品キャビネットから直接プレートに追加することもできる。つまり,ミラージュドレッサーに登録した200種類に加えて,愛蔵品キャビネットに入っている装備の分だけ,利用できるというわけだ。
また,同じアイテムでも,10枚のプレートそれぞれ異なった染色が可能なので,10種類の色違いセットを作ることもできる。
なお,先ほど紹介した「ファッションチェック」では,ミラージュプリズムを適用した見た目が判定の対象となる。
以上が,「第41回FFXIVプロデューサーレターLIVE」で公開されたパッチ4.2のコンテンツ情報となる。3時間に及ぶ長尺の配信にも関わらず,紹介しきれていないコンテンツもあり,パッチ4.2がかなりのボリュームであることは想像に難くない。
最後に配信の最後に公開されたお知らせのコーナーから,スライドの一覧を掲載して本稿を締めくくりたい。
「ファイナルファンタジーXIV」公式サイト
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