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[G-Star 2017]大空と城内で20人対20人の激突が繰り広げられる。新作MMORPG「A:IR」のPvPを体験してきた
今回,筆者がプレイしたPvPはプレイヤーが2チームに分かれ,相手の城をいかに早く落とすかを競うものだ。ただし,各々が一斉に互いの城を攻撃するのではなく,攻撃側と防御側を入れ替えての2ラウンドを戦い,城内にあるコアのような目標を破壊するまで時間が早かったチームの勝利となる。
相手の城を攻撃するステップには“2つのフェーズ”がある。フェーズ1は全員が飛行船に乗り込み,城門を巡る攻防を行う。飛行船にはいくつかの攻撃手段が用意されており,いわゆるノンターゲッティング形式で敵を攻撃できる。攻撃側のときは巧みに飛行船を操作しながら城門に攻撃を仕掛けて,いかに短時間で城門を破壊できるかが重要だ。
一方,防御側は城門を攻撃する余裕を与えないように,攻撃側の飛行船や乗員(プレイヤー)を倒して時間を稼がなくてはならない。なお,城門は直接攻撃を受けなくても徐々にダメージが蓄積され,いずれは開くようになっている。
とはいえ,クローズドβテストも始まっていない状況なので,来場者もどう戦えばいいのか,よく分かっておらず,飛行船同士がひたすらドンパチやり合っていた印象だった。それでも十分に楽しかったけれども(もちろん筆者もドンパチやっていた)。
なかでも興味深かったのは,あくまで飛行船は乗り物であるというのが,PvPでも変わらないところだ。敵の攻撃を受け続けると,当然ながら飛行船は破壊される。そのため,大破直前に操舵から離れて空に飛び出し,上昇スキルを持つと思われるグライダーで高度を調整しながら,味方や敵の飛行船に飛び移っていくプレイヤーが見られた(やけに手慣れていたので,関係者だったのかもしれない)。
敵の飛行船に飛び移ったプレイヤーは,そのまま船上での戦いに移行するかと思いきや,一時的にも操舵手を失った飛行船は格好の標的でしかない。結局,ほかの船から集中砲火を浴びて墜落の憂き目に。襲撃者は墜落の直前に脱出していたのが,なんともニクイ。
ちなみに,飛行船の後部には銃座があり,味方の船に飛び移れば,そこから攻撃することも可能だ。
なお,グライダーで滑空して地上に降りたキャラクター(そのまま落下していくプレイヤーは見なかったので,落下死があるかは不明)は,再び飛行船に乗り込めるが,そのまま城門を攻撃することもできるそうだ。おそらく与えるダメージ効率は飛行船のほうが高いと思われるが。
こうして城門が破壊されると,フェーズ2へと移行する。城内が舞台となり,最奥部に設置されたコアを巡る攻防戦だ。防御側は事前に,対ロボット用の「自雷」(トラップ)を設置できるので,これをうまく使うことも勝利の鍵になるだろう。
城内戦では,狭い通路に40人のキャラクターやロボットがひしめき合う。大空の戦いとはうって変わり,別の意味でド派手な攻防が楽しめる。
筆者はタンクである「ウォーロード」を選択し,攻撃側のときには防御系スキルを使用しながら前進。一気に距離を詰めて,敵をスタンさせようと前線に飛び出したところを蜂の巣にされてしまった。堅いタンクとはいえ,さすがに20人の敵を相手にするのは無謀だったか。
氷づけになる魔法で足止めも食らい,後退もままならず,ポーションで回復しようにも1分のクールタイムがあるため,まったく追いつかない。単独で突出するのは,危険だという見本である。味方が乗り込むロボットを前衛にしつつ,足並みを揃えて前線を押し上げたいところだ。
防御側としては,こうした敵の侵攻をいかに食い止めて,最奥部に到達させないかが重要になる。そうなると敵のロボットの攻撃が脅威だが,防御側は事前に仕掛けた自雷のほか,ガトリング銃で迎撃することが可能。たとえロボットであっても,うかつに近寄るのは危険といった感じだ。
筆者がプレイしたときは,相手のコアを破壊できないまま時間が過ぎて敗北を喫してしまった。フェーズ1もフェーズ2もいくつかの攻撃手段が用意されており,状況に合わせてさまざまな戦術がとれそうだ。
最後に,「A:IR」のPvPを現地で収録したプレイムービーを掲載する。これはブース内の大型ディスプレイに上映されたもので,若干モアレが生じている点はご容赦願いたい。おそらく観戦用の機能を使った映像で,ときおりプレイヤーの画面が切り替わっている。
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「A:IR - Ascent:Infinite Realm」公式サイト
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