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  • エクスペリエンス
  • 発売日:2017/06/01
  • 価格:パッケージ通常版:4800円(税別)
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死印
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「死印」発売記念。エクスペリエンスの安宅元也氏と東京都H市周辺の心霊スポットを巡ってみた
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印刷2017/06/03 00:00

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「死印」発売記念。エクスペリエンスの安宅元也氏と東京都H市周辺の心霊スポットを巡ってみた

画像集 No.002のサムネイル画像 / 「死印」発売記念。エクスペリエンスの安宅元也氏と東京都H市周辺の心霊スポットを巡ってみた
 2017年6月1日にエクスペリエンスから発売されたPlayStation Vita用ソフト「死印」。本作は“シルシ”と呼ばれる死の呪いをかけられた主人公が,生き残りをかけて怪異に立ち向かうというホラーアドベンチャーだ。

 すでに怪異との戦いに身を置いている人はご存じのとおり,本作の舞台は「東京都H市」である。しかも聞くところによると,ゲームに登場する怪異スポットには,いくつかモチーフになった場所があるという。東京都H市……いったい,どこなんだ……。

 というわけで,さっそくエクスペリエンスに取材を申し込み,そのモチーフとなった場所を本作の開発スタッフと一緒に巡ってみることにしたのだが,指定された集合時間は午後8時。しかも,モチーフとなった場所ではなく,ガチの心霊スポット巡りに行くという。あれっ,どうしてこうなった?

 筆者としては,“昼間に”“モチーフとなった場所”を回って,あわよくば開発の裏話などを聞ければと思っていたのだが……もはやあとには退けない。内心,泣きそうになりながら,エクスペリエンスの安宅元也氏と心霊スポット巡りをしてきたので,その模様をお伝えしたい。

 ちなみに,今回行ってきたのは,どれも“本当に出る”というウワサのスポットなので,霊感の強い人は興味本位で足を運んだりしないように注意してほしい。霊力ゼロの筆者との約束だ。

いい感じに不気味な自動販売機の前で記念撮影。左から,心霊スポットを案内してくれた三和交通のタクシー乗務員 大槻さん,本作のディレクター 安宅元也氏,エクスペリエンス広報の吉川氏
画像集 No.001のサムネイル画像 / 「死印」発売記念。エクスペリエンスの安宅元也氏と東京都H市周辺の心霊スポットを巡ってみた

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●足を引っ張られる某橋

 まず最初に向かったのは,とある人造湖に掛かる吊り橋であるN橋。聞くところによると,ここでは身投げをする人が多いらしく,橋の途中で立ち止まってはいけないとか,決して振り返ってはいけないというウワサがある。

N橋。街灯のない橋の上から真っ暗な湖面を覗き込むと,吸い込まれそうな感覚を覚える
画像集 No.004のサムネイル画像 / 「死印」発売記念。エクスペリエンスの安宅元也氏と東京都H市周辺の心霊スポットを巡ってみた

 N橋に到着し,撮影を始めた筆者だったが,ここでさっそく最初の怪異に遭遇する。なんと,いくらボタンを押してもシャッターが切れないのだ! まあ,原因は周囲があまりにも真っ暗すぎて何も写らないからなのだが,この先のスポットもダークゾーンだらけであまりたくさん写真を撮れなかった点はご了承いただきたい。

今にも後ろを振り返りそうな吉川氏。その後,彼の消息を知る者はいない……なんてことはなく,今も元気でお仕事を続けていらっしゃいます……たぶん
画像集 No.003のサムネイル画像 / 「死印」発売記念。エクスペリエンスの安宅元也氏と東京都H市周辺の心霊スポットを巡ってみた


●音に反応する某トンネル

 次に向かったのは,上述の人造湖の北を走る道の途中にあるTトンネル。ここではクラクションを2回鳴らすと女性の霊が現われるというウワサがあり,大槻さんが気を利かせて急にクラクションを鳴らしてくれたのだが,幸い筆者の心臓がひっくり返りそうになるだけで済んだ。やめてよ,もー! マジでびっくりしたよ……。

道の先にあるのがTトンネル。この写真はかなり明るさを補正しているが,周囲に街灯は1つもなく,トンネル内で撮影した写真は真っ暗で何も写っていなかった
画像集 No.005のサムネイル画像 / 「死印」発売記念。エクスペリエンスの安宅元也氏と東京都H市周辺の心霊スポットを巡ってみた

 また,このトンネルを抜けたすぐ先には錆びた螺旋階段があり,ここでは以前,女性が首つり自殺を図ったという。その不気味なたたずまいは,今回巡った心霊スポットの中で最も怖かった。

Tトンネルのすぐ近くにある,錆びた螺旋階段の前でパチリ
画像集 No.016のサムネイル画像 / 「死印」発売記念。エクスペリエンスの安宅元也氏と東京都H市周辺の心霊スポットを巡ってみた


●交通事故多発の某トンネル

 続いて向かったのは,人造湖からやや東よりに位置するTトンネル。ここではかつて,子供を連れて散歩中だった老婆が交通事故に遭い,一緒にいた2人の子供が亡くなったところだという。

Tトンネル。現在はきれいに整備され街灯もあるので,まだ少しはホッとできる
画像集 No.007のサムネイル画像 / 「死印」発売記念。エクスペリエンスの安宅元也氏と東京都H市周辺の心霊スポットを巡ってみた

 事故のあと,老婆は子供を探すようにトンネル周辺を徘徊するようになり,やがてその老婆も亡くなったが,その後,老婆の霊が目撃されるようになったとか。それ以来,このトンネルでは事故が多発するようになったそうで,トンネル入口には交通安全のお地蔵様が建てられている。

トンネル入口にある,交通安全のお地蔵様。みんなで手を合わせてきました
画像集 No.008のサムネイル画像 / 「死印」発売記念。エクスペリエンスの安宅元也氏と東京都H市周辺の心霊スポットを巡ってみた


●血の川が流れる城址

 H市周辺の心霊スポットとして有名なのが,H城跡。H城は北条氏の本城である小田原城の支城だったが,1590年(天正18年)の合戦で豊臣方に滅ぼされた。このとき,城内に残っていた婦女子は自刃,もしくは御主殿の滝に身を投げ,滝は三日三晩,血に染まったと伝えられている。

夜のH城跡は明かりがないため本当に暗い。ぬばたまの闇とは,まさにこのことだ
画像集 No.014のサムネイル画像 / 「死印」発売記念。エクスペリエンスの安宅元也氏と東京都H市周辺の心霊スポットを巡ってみた

 心霊スポット巡りが好きで,以前にもこの場所に来たことがあるという安宅氏によると,そのときは太鼓の音を聞いたそうだが,同じように何度もここを案内している大槻さんは鈴のような音が聞こえたという。また,吉川氏によると,昼間はおじいちゃん,おばあちゃん達の散歩コースになっているというが,その情報って必要ですかね……。

H城本丸方面へと続く林道。あまりにも暗いため,怖気づいてこの先へは進まなかった
画像集 No.015のサムネイル画像 / 「死印」発売記念。エクスペリエンスの安宅元也氏と東京都H市周辺の心霊スポットを巡ってみた


●霊園の電話ボックス

 最後に,女性の霊が出るというウワサがある某霊園前の電話ボックスにも行ってみた。その写真がこちら。電話ボックスと言えば,「死印」のメインビジュアルにも描かれている定番の心霊スポットだが,突然電話が鳴り始めたりするようなことは起こらなかった。

女性の霊がたびたび目撃されているという電話ボックス。怪異が出なくてよかった……
画像集 No.011のサムネイル画像 / 「死印」発売記念。エクスペリエンスの安宅元也氏と東京都H市周辺の心霊スポットを巡ってみた


 無事,何事もなく心霊スポット巡りを終えて戻り,ホッとしているところだが,これだけでは少々物足りないかもしれないので,最後に安宅氏に聞いた,本作の開発にまつわるちょっと怖い話を紹介してみたい。

 ホラーゲームの開発中に不可解な現象に見舞われるというのは,しばしば聞く話だ。エクスペリエンスでも,開発を始める前に20名ほどのスタッフで高幡不動尊に参拝し,お祓いをしてもらったそうだ。そのおかげもあってか,開発は順調に進んだそうだが,その中で1回だけ奇妙な現象に遭遇したという。

 あるとき,プログラマーから「1つだけ,どうしても取れないバグがある」という報告を受けた安宅氏。話によると,メニュー画面を表示した際,いくつかあるアイコンのうち「人物」のアイコンだけが一瞬,震えるのだという。確認してみると,確かにそのアイコンだけが震えるように見えるのだが,そもそもこの画面は一枚絵であり,特定のアイコンだけが震えるはずがなく,もちろんそんな処理も入れていない。

こちらが問題のメニュー画面。左に4つ並んでいるアイコンのうち,上から3つめが人物アイコンだ
画像集 No.012のサムネイル画像 / 「死印」発売記念。エクスペリエンスの安宅元也氏と東京都H市周辺の心霊スポットを巡ってみた

 不思議に思いながらも開発を進め,いくつかバージョンが上がったものでもう一度確認したところ,アイコンが震える現象は止まっていたという。やっぱり何か不具合があり,それを修正したのだと考えた安宅氏がプログラマーに確認すると,自分は何も手を加えてないとのこと。
 安宅氏によると,製品版でも該当部分のプログラムは開発中の頃と変わっていないそうなので,もしかしたら本作のプレイヤーの中にも,アイコンが震える怪現象に遭遇する人がいるかもしれない……。

「死印」公式サイト

三和交通公式サイト

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