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Nintendo Switch「ウルトラストリートファイターII」発売記念イベントをレポート。春麗に扮した綾野智章APとファンが店頭で対戦
イベントでは,本作のアシスタントプロデューサーを務める綾野智章氏からファンにパッケージ版「ウルII」が手渡され,記念撮影や対戦会などで盛り上がっていた。
イベント終了後の囲み取材
――ついに「ウルトラストリートファイターII」がリリースされましたが,現在の心境を教えてください。
綾野氏:
無事にリリースできて,ホッとしています。今日のイベントでは皆さんに楽しんでもらえたと思いますし,開発者冥利に尽きますね。
「ウルII」に限らず,今後,いろいろなタイトルでe-Sportsシーンを盛り上げていきたいと思います。まずは「ウルII」を多くの方に遊んでほしいですね。
――どのような層をメインターゲットにしていますか。
綾野氏:
25年前のブームを知っている方に買っていただいて,そこからお子さんや甥っ子と一緒にプレイしていただけたら嬉しいですね。
大人と子供が一緒に遊べるという意味で,プラットフォームをNintendo Switchにしたことは正解だと思っています。2人で協力して強敵と戦う「バディファイト」もありますので,共闘と対戦を楽しんでほしいです。
――今回のイベントでは,ファンの皆さんと対戦会を行いましたが,熱心な方が多かった印象を受けました。
綾野氏:
皆さん,イベントにいらっしゃるだけあって,さすがに強かったですね。力が拮抗してるからこそ面白いと感じました。新しい対戦格闘ゲームが出たばかりのときには,僕でもプロゲーマーに勝てることもあるんですよ。技術や知識にそれほど大きな差がないからですね。それもあってか,今回の対戦会では友達とワイワイしているような空気が出ていたと思います。
今回,僕にアドバンテージがあるとしたら,Joy-Conに慣れていることくらいでしょう。プロコン(Nintendo Switch Proコントローラー)を使えば,当時スーパーファミコンやほかのハードでプレイしたときと同じ感覚でプレイできると思います。昨日,「リアルアーケードPro.V HAYABUSA for Nintendo Switch」が発表されましたし,今後が楽しみです(関連記事)。
――「ストII」ファンとして,印象に残っている思い出はありますか。
綾野氏:
僕はスーファミ版もプレイしましたし,ゲームセンターにも通っていましたが,思い出されるのは,中学生のときにゲームセンターで先生に補導された記憶ですね(苦笑)。雑巾がけを廊下10往復もやらされたことを,今でも覚えています。ベガを使っているときに,先生にポンポンと背中を叩かれるという(笑)。
プレイしているときに昔の思い出が蘇ったら,それも「ウルII」の魅力だと思います。
実は,今日の17時頃,最新PVを公開します(関連記事)。いわゆるローンチPVだと,これまでの流れを総括するものが多いと思いますが,今回は「『スパIIX』からどれだけの進化を遂げたのか」をお伝えするガチガチの内容になっています。
――ガチガチと言いますと?
綾野氏:
例えば,「殺意の波動に目覚めたリュウ」と「洗脳されたケン」の特徴を紹介していますが,リリース初日に出すものとしては結構コアですよね。ただ,「ストII」には25年の歴史がありますから,あえて最初に深い層へ向けた情報を出してしまおうと思ったんです。
それから,「スパIIX」からどのように進化しているか,ですね。基本的なバランスは変更していませんが,公平性を考えて少しだけ直しています。
例えば,「スパIIX」ではバルログの外れた爪が拾えますが,「ウルII」では「ストV」と同様に拾えません。あとはダメージ軽減が投げ抜けになっていたりして,よりスポーツ感を意識した作りになっています。
とはいえ,25年前のテクニックはそのまま使えるので,皆さんの技術を次の世代に伝承して,未来のプロゲーマーを育ててください。
「ウルトラストリートファイターII ザ・ファイナルチャレンジャーズ」公式サイト
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ウルトラストリートファイターII ザ・ファイナルチャレンジャーズ
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