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[E3 2017]Kalypso Mediaの鉄道建設シム最新作「Railway Empire」で,鉄道王国の建設を目指そう
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印刷2017/06/20 14:30

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[E3 2017]Kalypso Mediaの鉄道建設シム最新作「Railway Empire」で,鉄道王国の建設を目指そう

 E3 2017のビジネスエリアで,Kalypso Mediaの新作シミュレーション「Railway Empire」が公開されていたので紹介しておこう。

Steam「Railway Empire」プロダクトページ


 「Patrician IV」以降,PC向けのシミュレーションゲームジャンルで知名度を上げつつあるドイツのGaming Mind Studiosが,「Grand Ages: Medieval」と同じゲームエンジンを使用して開発を進めている本作。プレイヤーは,銀行家貴婦人科学者などの特徴が異なる経営者から1人を選んでプレイを開始し,各地に鉄道網を伸ばして特産品を都市に輸送したり,人を運んで経済を活性化させつつ,1830年から1930年までの100年間で鉄道王国を築き上げるという作品だ。さまざまな特産品が用意されており,例えば畜牛を精肉工場のある町へと運び,製品を近隣の都市に運んでいくことになる。

画像集 No.003のサムネイル画像 / [E3 2017]Kalypso Mediaの鉄道建設シム最新作「Railway Empire」で,鉄道王国の建設を目指そう

 舞台となるのは,東部から西部まで7つほどの地域に分かれたアメリカ大陸で,マップは衛星地図をベースにしたものになっているという。細かい地形を取り除き,ゲーム向けにアレンジしたマップだが,今回のデモで確認したところ,グランドキャニオンのようなランドマークはしっかり描かれていることが分かった。
 都市もすべて現実に存在するもので,それらの都市の農園や採石場などは「〜 Farm」や「〜 Mines」というような名称になっているので,分かりやすい。1ゲームにつきライバル企業家が3人参戦する。基本的に1つの町に1つの駅しか設置できないので,大都市への進出などは早い者勝ちということにになりそうだ。

画像集 No.004のサムネイル画像 / [E3 2017]Kalypso Mediaの鉄道建設シム最新作「Railway Empire」で,鉄道王国の建設を目指そう

 Kalypso Mediaで「Railway Empire」のプロデューサーを務めるヘルゲ・ぺグロウ(Helge Peglow)氏によると,本作に登場する機関車は,初期の蒸気機関車からディーゼルカー,そして電車など,時代を追って40種以上が用意されているとのこと。カラ―リングなどのカスタマイズはできないようだったが,車庫に入った蒸気機関車は,1つ1つのパーツが非常に緻密に描かれており,回転台を動かせばさまざまな角度から眺められるなど,鉄道ファンにはたまらない仕様が実装されている。貨車も30種類ほどあり,レールやブレーキ,信号機,補水器など,300以上も用意された鉄道の技術をアップグレードしていくことができる。

画像集 No.006のサムネイル画像 / [E3 2017]Kalypso Mediaの鉄道建設シム最新作「Railway Empire」で,鉄道王国の建設を目指そう

 面白いのは線路の設置で,駅から駅までの最短路線を自動的に選んでくれるのだが,直線ではなく必ず曲線を描くような軌道になる。トンネルや橋の技術を得れば,山をトンネルで貫いたり,大きな川に鉄橋を渡したりできるのだが,経費を削減するため,わざと路線を迂回させることも可能だ。このようにして,自動選択された路線をあちこちいじりながら,自分の好きなコースを選べるというわけだ。直線で勾配の少ない路線が最も運搬に効率が良いのは間違いないが,経費をなるべくかけずに,どうやって線路を引っ張っていくかを思案するのも面白そうだった。

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 Steamのプロダクトページもすでに公開されている「Railway Empire」だが,発売は2018年第1四半期と,しばらく先のことになる。日本語はサポートされていないものの,ぺグロウ氏はSteam Workshopに対応する予定も述べていたので,ファンメイドの蒸気機関車やマップ,特産品などが登場する可能性は大いにありそう。鉄道ファンにとって長く遊べるゲームになることを期待したい。

Kalypso Mediaのプロデューサー,ヘルゲ・ぺグロウ氏
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    Railway Empire

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