連載
強化の代償は思い出の消去。「からっぽのいえ」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第1364回
スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。
本日の「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」では,家人によって“あるじぇ”と名付けられた家庭用汎用型ロボットが,誰もいない家を守り続けるアプリ,「からっぽのいえ」(iOS / Android)を紹介する。本作は,当連載の第1165回で取り上げた「ひとりぼっち惑星」(iOS / Android)の開発者による新作アプリだ。
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「からっぽのいえ」ダウンロードページ
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ゲームの遊び方はとてもシンプルだ。家の周囲を漂う敵(歯車のような物体)をタップしてロックオン後,指を離しミサイルで撃墜するだけでいい。倒した敵は部品として蓄積され,規定値に達すると家を強化できるのだ。
ちなみにプレイ中は,一定時間,敵をおびき寄せられるうえ,ミサイルの装填速度がアップする電波を発生させられる。効果が切れても,10分経過すると再び利用可能だ。
部品を集め終えたら,家の近くにいるロボットをタップしてメニュー画面を開こう。いくつかウィンドウがあり,震えているものをタップすると,あるじぇと家人達の思い出を振り返ることができる。
これを読み終えると家を強化するアップデートを実行できるのだが,その代わりに記憶データを削除しなければならない。察しの良い読者なら気付いているだろうが,一度消した記憶が蘇ることはなく,プレイ中は少なからず心苦しい思いをするはずだ。
家を守るためにアップデートをしたいが,そうすると思い出がひとつずつ消えていくため,このまま進めていいものかと,常に葛藤がつきまとう。独自の世界観が紡ぐ物語の結末はどうなるのか,ぜひあなたの目で確認してほしい。
著者紹介:げっつ☆先生
ゲーム系フリーライター兼イラストレーターでマンガ描き。ゲーセンに入り浸るか家でゲームをやるかアニメを見るかで悩む毎日だが,隙あらば魔女っ子にも思いを馳せる。ゲーム音楽が大好きすぎ。
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(C) 2017 ところにょり
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