プレイレポート
[gamescom]陸・海・空が舞台となる「ザ クルー2」は欧米で2018年3月16日に発売へ。Ubisoftブースで船や飛行機に乗ってきた
また同社はgamescome 2017会場にブースを用意し,メディアを集めて試遊させるというイベントを行っていた。4Gamerも参加してきたので,実際にプレイしてみた印象をお伝えしよう。
The Crew 2のイベントが行われたUbisoft Entertainmentブースの様子 |
今回の体験プレイは,始めるときに陸地用,空用,水上用それぞれの乗り物を指定するという形になっていた。陸地用の乗り物はクルマ以外も用意されており,今回はせっかくなのでバイクを選択。まずはバイクで街なかを自由に走り回る。
乗り物の切り替えは,基本的にはいつでも行える。たとえばバイクで道路を走行中に飛行機への切り替え操作を行うと,その瞬間から空を飛べるのである。
ちなみにバイクと飛行機でいうと,後者のほうが操作はややシビアだ。地面をこすったり,木やビルなどの障害物にぶつかったりすると墜落扱いとなり,直前からやりなおすことになる。
再び飛行機からバイクへ切り替えると,ちょうど飛行していた場所の真下にあたる地面を走り出した。ご想像のとおり,飛行機で川の上などを飛行中に陸用の乗り物に切り替えると,水に落ちることとなる。そういうときは陸地用でなく水上用の乗り物に切り替えよう。
ちなみに筆者が山の上空で飛行機からボートに切り替えてみたところ,ボートが森のなかで木にぶつかって立ち往生しているシュールな事態に陥った。このように身動きが取れなくなったら,陸または空の乗り物に再度切り替えて脱出するわけだ。
森の中になぜかボートが……という謎なシチュエーションに |
上記のとおり,本作は自由気ままにさまざまな乗り物を楽しめるタイトルだが,前作「ザ クルー」(PC / PS4 / Xbox One)にもあった,オンラインになっている人を誘って楽しめるレースも魅力だ。
今回の試遊では,バイクにうってつけなモトクロス用レース場でレースを楽しむことができた。前作でもオフロードでのレースは行えたが,バイクはクルマよりも圧倒的に軽く,ジャンプしたときの高さが段違いである。クルマとはまたひと味違ったバイクによるオフロードでのレースは,かなり新鮮だった。
The Crew 2は,アメリカ全土を舞台にして,仲間と一緒にさまざまなミッションに挑んだり,気ままに走ったりできるという前作の魅力はそのままに,乗り物などが増えたことで“やれること”がさらに多くなっている。まさに正統進化といえる内容である。
前作は大ヒットこそしなかったものの,発売から3年近く経った今でも遊び続けているというファンが一定数いるという。さらに遊びの幅が広がったThe Crew 2も,きっと息の長い作品になるだろう。日本版についてはすでにリリースそのものは決定しているので,あとは発売日の発表を待つばかりだ。
「ドリフトすることで手に入るポイント」を競うという遊びも用意されていた |