別途お伝えしているとおり,北米時間2018年1月7日,Intelは,セミカスタム版GPU「Radeon RX Vega」をMCMで1パッケージ上に統合するCPU「
Core Mobile Processor with Radeon RX Vega M Graphics」(以下,Core
with
RX
Vega
M)を発表した。
4Gamerでは,そんなCore
with
RX
Vega
Mのプロセッサパッケージと,搭載するゲーマー向けNUC(Next Unit of Comuting,超小型ベアボーン)「
NUC8i7HVK」を現地で見る機会があったので,写真メインでレポートしてみたい。
Core with RX Vega MのBGAパッケージ
![画像ギャラリー No.002のサムネイル画像 / [CES 2018]Radeon RX Vega搭載の第8世代Coreプロセッサ新製品と,搭載するゲーマー向けNUCの実機を見てきた](/games/382/G038245/20180108001/TN/002.jpg) |
というわけで上に示したものがCore
with
RX
Vega
Mのプロセッサパッケ―ジだ。CPUダイとGPUダイ,および4GBの「High-Bandwidth Cache」(以下,HBC)を1つのパッケージ上に集積しただけあって,サイズはかなり大きい。横に並べた100円玉(※直径約22.6mm)と比べると,おおまかなサイズをイメージできると思う。
写真右側にあるCPUのダイ(※半導体本体)を基準に見比べてみると,写真左側にあるHBCのダイ面積は8割程度,GPU部分のダイ面積は1.6〜7倍程度といったところか。
少し角度を変えて。CPU+GPU+メモリだけあって,サイズはかなり大きい
![画像ギャラリー No.003のサムネイル画像 / [CES 2018]Radeon RX Vega搭載の第8世代Coreプロセッサ新製品と,搭載するゲーマー向けNUCの実機を見てきた](/games/382/G038245/20180108001/TN/003.jpg) |
CPUと単体GPUを別々に実装するのに比べれば,確かに実装面積は大幅に小さくなるだろう。とはいえ,TDP(Thermal Design Power,熱設計消費電力)は100Wもしくは65Wにもなるとのことで,熱源となる3つのダイが一か所に集中するシステムを効率よく冷却するには,OEMとなるPCメーカー各社も相応に苦労しそうに思える。
Intelが公開したCore with RX Vega Mの概要説明スライド
![画像ギャラリー No.012のサムネイル画像 / [CES 2018]Radeon RX Vega搭載の第8世代Coreプロセッサ新製品と,搭載するゲーマー向けNUCの実機を見てきた](/games/382/G038245/20180108001/TN/012.jpg) |
続いては,Core
with
RX
Vega
M搭載のNUCであるNUC8i7HVKの実機だ。
NUC8i7HVK8のサンプル。ガイコツの部分は光る
![画像ギャラリー No.004のサムネイル画像 / [CES 2018]Radeon RX Vega搭載の第8世代Coreプロセッサ新製品と,搭載するゲーマー向けNUCの実機を見てきた](/games/382/G038245/20180108001/TN/004.jpg) |
NUCと言えば超小型のPCというイメージだが,NUC8i7HVKの筐体は,NUCとしてはかなり大きめだ。
Razerのマウス「
Razer Lancehead Tournament Edition」と並べた写真を見ると,その大きさをイメージできるのではないかと思う。
もっとも,大きいといっても「NUCとしては」の話であり,ゲーマー向けのノートPCやデスクトップPCに比べてコンパクトなのは確かだ。
ゲームのデモを披露していたNUC8i7HVK。横にあるマウスと比べると,NUCとしてはかなり大きいことが分かる。筐体側面の,インタフェース部分があるところ以外は,吸排気用の孔で覆われたようなデザインになっているのも目を惹く
![画像ギャラリー No.005のサムネイル画像 / [CES 2018]Radeon RX Vega搭載の第8世代Coreプロセッサ新製品と,搭載するゲーマー向けNUCの実機を見てきた](/games/382/G038245/20180108001/TN/005.jpg) |
床に置かれていたACアダプター。これもかなり大きいが,ハイエンドのゲーマー向けノートPCが使う大型ACアダプターと,サイズ面で大きな違いはなさそうだった
![画像ギャラリー No.010のサムネイル画像 / [CES 2018]Radeon RX Vega搭載の第8世代Coreプロセッサ新製品と,搭載するゲーマー向けNUCの実機を見てきた](/games/382/G038245/20180108001/TN/010.jpg) |
NUC8i7HVKが採用するCPUは,Core
with
RX
Vega
Mの発表時点における最上位モデル「
Core i7-8809G」とのこと。プロセッサのTDP(Thermal Design Power,熱設計消費電力)は100Wだが,システム全体での消費電力は230W程度とのことなので,冷却システムは相応に凝ったものとなっていることが予想される。
NUC8i7HVKは,容積にして1.2ℓ程度のサイズになっているそうだ
![画像ギャラリー No.009のサムネイル画像 / [CES 2018]Radeon RX Vega搭載の第8世代Coreプロセッサ新製品と,搭載するゲーマー向けNUCの実機を見てきた](/games/382/G038245/20180108001/TN/009.jpg) |
NUC8i7HVKで面白いのは,ビデオ出力インタフェースが充実しているところである。本体前面にはHDMI出力が1つ,背面側にはThunderbolt×2,Mini DisplayPort出力×2,HDMI出力×1と,全部で6系統ものビデオ出力を有しているのだ。
小型PCやゲーマー向けノートPCで,これほどのビデオ出力インタフェースを備える製品は見たことがなく,多画面派のPCユーザーにもなかなか魅力的なPCとして利用できるかもしれない。
NUC8i7HVKの前面。前面のHDMI出力は,VR HMDの接続を考慮したものという。なお,HDMI出力の右側にあるUSB Type-C形状のポートは,Thunderbolt対応ではない
![画像ギャラリー No.006のサムネイル画像 / [CES 2018]Radeon RX Vega搭載の第8世代Coreプロセッサ新製品と,搭載するゲーマー向けNUCの実機を見てきた](/games/382/G038245/20180108001/TN/006.jpg) |
NUC8i7HVKの背面。ThunderboltやMini DisplayPortだけでなく,RJ-45タイプの有線LANポートが2つあるのもポイントだ
![画像ギャラリー No.007のサムネイル画像 / [CES 2018]Radeon RX Vega搭載の第8世代Coreプロセッサ新製品と,搭載するゲーマー向けNUCの実機を見てきた](/games/382/G038245/20180108001/TN/007.jpg) |
NUC8i7HVKの特徴を示したスライド。VRヘッドマウントディスプレイに対応というのがアピールポイントの1つとなっている
![画像ギャラリー No.008のサムネイル画像 / [CES 2018]Radeon RX Vega搭載の第8世代Coreプロセッサ新製品と,搭載するゲーマー向けNUCの実機を見てきた](/games/382/G038245/20180108001/TN/008.jpg) |
残念ながら,価格や発売時期についての情報はまだなし。かなりリッチな構成だけに,安価にはならないだろうが,国内での展開が楽しみな製品とは言えるのではないだろうか。