プレイレポート
[gamescom]「サイコブレイク2」はやはり怖かった。「気配アイコン」などお馴染みのシステムも確認できた,チャプター2&3プレイレポート
Bethesda Softworksはショーフロアにブースを用意していなかったが,謎の休憩スペースで本作をアピールしていた |
三上真司氏の指揮のもとでTango Gameworksが開発しているサイコブレイク2は,タイトル名から分かるとおり,2014年にリリースされた「サイコブレイク」(PC / PS4 / PS3 / Xbox One / Xbox 360)の続編だ。
主人公は前作と同じセバスチャン・カステヤノス。職も家族も希望もすべてを失い不幸のどん底にいたセバスチャンだが,ある時,亡くなったと思われていた娘「リリー」が生きていることを告げられる。謎の組織「メビウス」によって,「STEM」の世界を創り上げる新たな実験の被験者にされているというリリーを救い出すため,セバスチャンは自身の人生を破滅に追い込んだ元凶でもあるメビウスに協力する。そして彼は,再び悪夢の世界へ戻ることになるのである。
gamescom 2017での試遊はチャプター2から始まる仕様であった。チャプター1を飛ばしているためか右も左も分からないわけだが,大きな目的だけははっきりしている。それは行方不明になってしまった娘,リリーの救出だ。
というわけで,チャプター2の冒頭で,謎の部屋で目を覚ましたセバスチャン。彼を操作して扉から外へ出てうろうろしていると,マネキンだらけの部屋に行き着く。真っ暗な部屋のなか,フラッシュライトで照らし出されるマネキンというのは実に気味が悪い。とくに敵などの姿はないが,妙に慎重に歩いてしまった。このあたりの雰囲気作りは抜群である。
マネキンだらけの部屋をうろうろしていると,怪しげな鏡が目についた。なんとなく見ていると鏡に何かが映るが,振り返ってもなにもいない。あらためて鏡を覗き込むと,今度は頭が複数ある謎の化け物が鏡の奥から突如襲いかかってくる。筆者はこのあたりでさっそくパニック気味になり,逃げる間もなくあっさりと殺されてしまった。
再度,(鏡の奥から化け物が襲ってくることは分かっているのに怖々と)鏡を覗き込み,今度は無事(?),化け物に追いかけ回されることに。
追いかけられている最中は後ろを確認することができない――仕様上,確認するためには立ち止まって振り返る必要がある――ので,化け物がどこまで迫ってきているのか分からないという状況に,プレイヤーは怯えるだろう。
ちなみにこの時点ではセバスチャンは丸腰なので,逃げる以外の選択肢はない。だからひたすら逃げるのみだ。
ネタバレを避けるために詳細は割愛するが,そんなこんなで謎の家を出て別の建物内にセーフハウスを確保した時点でチャプター2は終了。そしてチャプター3へと移る。
チャプター3は外に出るシチュエーションもあり,行動範囲が一気に広がった。ただし,そこらじゅうに化け物がうろついているので,より一層の注意が必要である。
また前作同様,銃器を持っていても手に入る弾の数はギリギリといった感じで,敵の背後から近づいて一撃で倒すスニークキルなどを駆使しなければならない。
チャプター2と3のプレイで確認できた範囲での話だが,前述のスニークキル,武器などのクラフト要素,敵がプレイヤーを認識している度合いを示す「気配アイコン」といったシステムは,本作でも踏襲されている。ゲーム難度も前作と同じく「カジュアル」「サバイバル」「ナイトメア」の3段階だ。
細かい違いはあるかもしれないが,サイコブレイク2は基本的には前作とほぼ同じシステムを使いつつ,新たなストーリーや,オープンなマップでも恐怖体験を楽しめる,まさにザ・続編といった作りとなっている模様である。裏を返せば,前作に満足できた人は確実に楽しめる作品,といえるだろう。
「サイコブレイク2」公式サイト
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