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[EVO Japan]操作方法は簡略化されても “格ゲーらしさ”をしっかりと感じる「BLAZBLUE CROSS TAG BATTLE」プレイレポート
EVO 2017にて,同社の人気2D対戦格闘ゲーム「BLAZBLUE」シリーズの最新作として発表された本作は,さまざまな作品のキャラクター達が一堂に会する“お祭り”のようなタイトルだ。その概要やプレイ感をお伝えしよう。
ブース内には,開発チームの勝ちたがり小澤氏も登場。BBTAGを試遊する参加者達と,コミュニケーションを取っていた |
試遊した参加者には,オリジナルステッカーがプレゼントされた |
本作には「BLAZBLUE」をはじめ,「ペルソナ4 ジ・アルティメット イン マヨナカアリーナ」(以下,P4U)や「アンダーナイト インヴァース」(以下,UNI),そして海外発の人気3DCGアニメ「RWBY」などから,さまざまなキャラクターが作品の枠を超えて参戦している。発売後のDLCなどによる追加も含めて40キャラクターほどが参戦する予定とのことで,今回出展していたPS4版の試遊バージョンでは,そのうちの半分となる20キャラクターがプレイ可能だった。
EVO Japan 2018出展Ver. プレイアブルキャラクター一覧
【BLAZBLUE】ラグナ,ジン,ノエル,レイチェル,テイガー,ニュー,ハザマ,マコト,アズラエル,Es
【P4U】悠,陽介,千枝,雪子
【UNI】ハイド,リンネ,ワレンシュタイン,ゴルドー
【RWBY】ルビー,ワイス
タイトル画面 |
キャラ選択画面 |
対戦形式は2対2のタッグバトルとなっており,プレイヤーはキャラクターの中から2人を組み合わせ,操作するキャラクターを切り替えながら戦っていくことになる。同じ作品のキャラクターはもちろんのこと,例えば「ラグナ」と「鳴上悠」の主人公同士のタッグなど,異なる作品で組み合わせることも可能だ。
基本的には従来の格闘ゲームと同じく1人のキャラクターを操作することになるが,対戦中はいつでも操作するキャラクターを交代できるほか,操作していない“控え”のキャラクターとともに攻撃する連携技なども用意されている。
体力ゲージはタッグで共有するのではなく,キャラクターごとの管理となる。操作キャラクターがやられてしまうとラウンド中はそのキャラクターを使用できなくなり,控えのキャラクターと強制的に交代させられてしまう。また,本作は1ラウンド制を採用しているため,先に相手のキャラクター2人を倒すことがそのまま勝利条件となる。
本作の操作方法は,従来の「BLAZBLUE」シリーズと比べてかなり簡略化されている。例えばダッシュを行うには,これまでのシリーズでは方向キーを短く2度押しする必要があったが,本作ではダッシュしたい向きの方向キーを押し続けるだけで,自動的にダッシュするようになっている。
また,本作ではボタンを連打するだけでコンボがつながる,「スマートコンボ」が全キャラクターに用意されている。スマートコンボは最後まで決めれば相手をダウン状態にできたり,通常のコンボとあまり変わらないダメージを与えたりできるので,これをメインに使っていくだけでもそれなりに戦えるのだ。
そして,スキルなどのアクションに必要なコマンド入力も簡略化されている。習得に時間がかかるような複雑な入力を要求するのではなく,“波動コマンド”のような簡単な入力にボタンを組み合わせた,初心者でも覚えやすいものだけで構成されているのだ。
ただ,従来の「BLAZBLUE」シリーズなどの操作に慣れたプレイヤーは,違和感を覚えてしまうかもしれない。筆者も最初のうちはダッシュの操作に慣れず,ついつい短く二度押しをしてしまった。
初心者に優しい作りの本作だが,もちろん“格ゲーらしさ”は失われていない。例えば,従来の「BLAZBLUE」シリーズの「スタイリッシュモード」のように,ボタン1つでスキルが簡単に発動できるような操作方法は用意されていない。初心者も上級者も,同じ操作方法を使ってプレイする必要があるのだ。ガードなどのアクションも自分で行う必要がある。格闘ゲームに慣れた人も,じっくりとやり込んで,腕を磨いていけるだろう。
また,本作でもプレイヤー同士の読み合いが重要になってくる。例えばガード中に発動できる「リジェクトガード」は,相手の行動をキャンセルさせることなく,相手と距離を開けられるというもの。攻撃し続けている相手に対して使用すれば,空振りさせて大きな隙を作り出せるのだ。
そして,キャラクターが残り1人となってしまった状態でのみ,「レゾナンスブレイズ」というアクションが使用できる。このアクションの効果中は一時的に制限時間のカウントが停止するほか,ガードの上から相手の体力を削れるようになるなど,さまざまな強化効果を得られるのだ。一気に逆転できる可能性を秘めているものの,効果時間は短い上に,試合中お互いに1度しか使用できないので,これを使うタイミングが勝敗に関わってくるだろう。
レゾナンスブレイズが使用可能になると,画面下のゲージにこのような表示が出現する |
発動中の様子。小澤氏によると,開発中にスタッフで対戦を行った際は,レゾナンスブレイズを発動して逆転した試合も多いとのこと |
本作の魅力の1つは,「初心者でも上級者でも,腕前に関わらず対戦を楽しめる」ことだ。シンプルな操作方法は,初心者でも簡単に覚えられるので,プレイヤーができるアクションの幅に大きな差はない。つまり,初心者でもリバーサルアクションをしてくるかもしれないし,リジェクトガードで距離を開けてくるかもしれないし,隙を逃さずにスマートコンボを叩き込んでくるかもしれないのだ。初心者でも上級者でも,対戦の中での読み合いが発生する仕組みになっている。
初心者が遊ぶハードルは低く,「BLAZBLUE」や「P4U」,「UNI」をやり込んできたファンだけでなく,これまで格闘ゲームに触れてこなかったであろう「RWBY」ファンも楽しめる。興味はあったが,難しくて今まで手が出せなかった人の入門にもオススメだ。もちろん,「格闘ゲームはよく分からないけど,とりあえず自分の手でルビーを動かしてみたい」「ワイスのスカートがふんわりと動いている姿が見てみたい」という人にも,気軽にプレイしてみてほしい。
「BLAZBLUE CROSS TAG BATTLE」公式サイト
- 関連タイトル:
BLAZBLUE CROSS TAG BATTLE
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