「ドラゴンクエストビルダーズ2」のイベント「夢のスライム巨大化プロジェクト」が12月24日まで開催中。ブロックでできた巨大スライムが展示

　スクウェア・エニックスは2018年12月20日から24日にかけて，イベント「ドラゴンクエストビルダーズ2 夢のスライム巨大化プロジェクト」を，神奈川・みなとみらいのクイーンズスクエア横浜 クイーンズパークにて開催している。


　本イベントは，「ドラゴンクエストビルダーズ2 破壊神シドーとからっぽの島」（PS4/Switch）の発売を記念したもので，目玉となるのは巨大ブロックで作られた約8メートルのスライムだ。
　この巨大スライムの制作は，「大きくなりたい」という小さなスライムの夢を叶えてあげるため，スライムの画像を募集するTwitter企画に対して，1400件もの投稿があったことで実現したという。


　イベント初日となる12月20日の11：00頃は，平日の午前中にもかかわらず多くの人が巨大スライムを見上げたり，写真を撮るために足を止めたりする光景が見られた。
　またイベント会場には「ドラゴンクエストビルダーズ2」の世界観を表現するフォトスポットも設けられており，モンスター「おおきづち」に扮した姿や，スライムのぬいぐるみやゲーム中に登場するブルーブロックを抱えた姿などを，記念写真に収めることができる。こちらも「ドラゴンクエスト」シリーズの熱心なファンや親子連れで賑わっていた。


　イベント会場で，「ドラゴンクエストビルダーズ2」のプロデューサーを務めるスクウェア・エニックスの白石琢磨氏にメディア合同のショートインタビューが行われたので，最後にその模様を掲載しよう。

「ドラゴンクエストビルダーズ2」プロデューサー 白石琢磨氏。フォトスポットでは，会場のスタッフにこのような感じで記念写真を撮影してもらえる。もちろん，巨大スライムの全身を入れた写真をお願いすることも可能だ

──「ドラゴンクエストビルダーズ2」の発売，おめでとうございます。

白石琢磨氏（以下，白石氏）：
　おかげさまで12月20日0：00より，無事に発売されました。今回は我々のほうでサーバーや掲示板を用意し，PS4版とNintendo Switch版双方のプレイヤーの皆さんが交流できる形にしています。その仕組みが本当に0：00からきちんと動くのかチェックしていたんですが，問題なく動いているようでよかったです。

──プレイヤーの反響はいかがですか。

白石氏：
　体験版の段階で，多くの画像がSNSなどに上がっていてビックリしました。ディレクターの新納（スクウェア・エニックス 新納一哉氏）も「こんなに遊んでくださっているのか」と個人のTwitterで感想を述べています。正式に発売したことでより多くのブロックや機能が使えるようになるので，さらに盛り上がってくれたら嬉しいです。

──PS4版とNintendo Switch版を同時発売するのは，「ドラゴンクエスト」シリーズでは初めての試みですよね。

白石氏：
　そうなんです。マルチプラットフォーム，しかも同時発売となるといろんなことがあるんですけれども（笑），こちらも無事に実現できてよかったです。

──「夢のスライム巨大化プロジェクト」を企画した経緯などを教えてください。

白石氏：
　「バズるような大きな施策をやりたい」と宣伝担当や広告代理店さんと相談していく中で，「“ビルダーズ”なんだからブロックは前面に出したい」という話から，「巨大なスライムを作ってみる？」となったんです。そこからサイズなどを議論して，「できるだけ大きくしたい」「ビル何階分できる？」みたいな話もしました。
　結局，安全面や物理的に可能かどうかを検証して，その範疇で最大ということで，このサイズに落ち着いたんです。

──巨大スライムは，どのように設計したのでしょうか。

白石氏：
　実は，ゲーム内で実際に作ったものをベースに設計しました。ですから，ゲーム内でまったく同じ形の巨大スライムを再現できます。

──会場を，みなとみらいにした理由は何でしょう。

イベント開始前日にスクウェア・エニックスのスタッフが撮影した写真。とくに夜はイルミネーションで飾られたみなとみらいの風景と，ライトアップされた巨大スライムの組み合わせが非常に“映える”とのことなので，ぜひ足を運んでみよう

白石氏：
　巨大スライムを設置できる場所という理由もありますが，「ドラゴンクエストビルダーズ2」の発売がクリスマスシーズンだったので，時節柄一番人が多くなる場所として候補に選びました。今日も平日の午前中からいろんな方に訪れていただき，すごく嬉しいです。

──発売後の「ドラゴンクエストビルダーズ2」の展開について教えてください。

白石氏：
　掲示板の運営や，定期的なコンテストの開催，そしてDLCなど，前作以上にいろいろ盛り上げるような施策を用意しています。それぞれについては，12月22日のジャンプフェスタ2019の「ドラゴンクエストビルダーズ2」ステージにて，もう少し掘り下げてお伝えできるかと思います。

──最後に，今回のイベントで「ドラゴンクエストビルダーズ2」に興味を持った人に向けてメッセージをお願いします。

白石氏：
　会場に来て，「何だ，この大きなスライムは！？」と思われる方も多いかと思います。これをゲーム内で再現できてしまうのが，「ドラゴンクエストビルダーズ2」です。この機会に遊んでいただけると幸いです。

「ドラゴンクエストビルダーズ2 破壊神シドーとからっぽの島」公式サイト