プレイレポート
気楽に効率的に“対戦”を遊ぶ,「バトル オブ ブレイド」の楽しみ方! ヒーローの見極め方や,7種の武器の特徴も知っておこう
しかし対戦というと,どうしても「恐ろしい目に遭うかも……」と一歩を踏み出せない人がいるかもしれない。バトブレにはPvEを楽しめる「共闘」,1人プレイで物語を楽しむ「ストーリー」も搭載されているが,かといって対戦を避けてゲームを遊び続けるのも,もったいない話だ。
そんな人達のために今回は,より気楽に,より効率的に“対戦”を遊ぶための心構えを紹介することにした。同時に“ヒーローの見極め方”や“7種の武器の特徴”などにも言及しているので,周囲より一歩先の知識を得たい人も必見である。
なお,4Gamerではバトブレに関して,基本的なゲーム概要を紹介したCBTレポート,開発陣に話を聞いたインタビューも掲載している。未読の人はあわせて目をとおしておくと,よりゲームに対する理解が深まるだろう。
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ゲームを始めたときに知っておきたいこと
本作ではゲームを開始し,簡単なチュートリアルを終えると,強制的にゲームが進むこともなく,すぐに自由な操作ができるようになる。そこからプレイヤーは,1人用の「ストーリー」,PvEの「共闘」,PvPの「アリーナ」からいずれかを選び,遊び始めるわけだが,おそらく初手でアリーナを選べるプレイヤーは少数だろう。
個人的にも,まずはゲームの感触を知るべく,ストーリーを遊んでみるのがオススメだ。ストーリーは進めていくだけで,さまざまなヒーローや武器を獲得できるし,なにより操作方法に慣れることができる。バトブレはスマホ向けRPGの文法で構築されているものの,ゲームの主軸はあくまでアクション要素となるので,操作の習熟はかなり重要だ。
なお,操作方法は全画面対応のバーチャルパッドとなり,入力場所を問わず,スワイプで「移動」,タップで「攻撃」,素早くフリックで「回避」となる。画面左側のアイコンは「ヒーローの切り替え」(※ストーリーのみ),画面右側のアイコンは「武器スキル」と「ヒーロースキル」だ。最初は回避の存在を忘れがちなので,指に馴染ませておこう。
ストーリーをしばらく進めていくと,どのタイミングで共闘やアリーナに挑もうかを考えはじめるだろう。共闘・アリーナはストーリー中のバトルとはルールが異なり,“陣地を奪い合うリアルタイム対戦”となる。つまり,遊び方の勝手がまったく違うわけだ。
何も分からず突入してしまうとアタフタするはずなので,最初はアプリ内に収録されているチュートリアル動画を視聴するといい(※共闘の初アクセス時にも見られる)。簡単な概要をフワッと覚えた後,遊びながらルールを叩きこんでいくのが得策だ。
共闘はプレイヤー4人vs.NPC4人のバトルで,初級・中級・上級の難度が用意されているので,気軽に参加しやすい。もう一方のアリーナはプレイヤー4人vs.プレイヤー4人の対人戦となる。そして,これらに挑むタイミングに関しては“リワードチケットを持っているなら参加する”が最善である。
このリワードチケットとは,共闘用・アリーナ用アイテムとして,ゲーム内で8時間ごとに無料配布されるものだ。それぞれのコンテンツの参加時にチケットを消費すると,対戦後の報酬が大幅に増量される。ストーリーをプレイするにはAP(スタミナ)が必要だが,共闘・アリーナの参加には消費するリソースがなく,いくらでも連続してプレイできる。ただ,チケットの有無で成果が変わるのだ。
バトブレではプレイヤーごとの「ヒーロー」と「武器」の強化具合により,対戦相手とのステータスの強弱が発生する。こうなると筆者のように,「なるべく万全の強化を済ませてから対戦に臨みたい」という人が出てくるかもしれない。
だが,ここで知っておきたいのは,そもそも序盤のストーリーで得られる報酬よりも,共闘・アリーナで得られる1戦ごとの報酬のほうが遥かに多いということだ。リワードチケットを併用し,思い切って対戦に参加するほうが,よっぽど効率的に進めるのだ。
それに対戦と言えど,共闘は2分,アリーナもたったの3分で終わる。1戦すると分かるだろうが「むしろもっと戦いたい!」と思うほどにスピーディな展開で,かつカジュアルに遊べる内容に仕上げられている。「ヒーローを早く育てたいなら共闘・アリーナに行く」。これがゲーム序盤を気楽かつ効率的に進めるための鉄則である。
ヒーローの見極め方を知っておこう
CBT経験者やCBTレポートの読者には釈迦に説法だったかもしれないが,最初に初心者の心構えを説いたところで,ここからはより実践的な内容に触れていこう。
プレイヤーが使用するヒーローにはステータス,スキルのほか,4つのタイプとして攻撃型の「アタッカー」,防御型の「タンク」,補助型の「サポート」,妨害型の「ジャマー」がそれぞれ割り当てられている。
特徴についてはいずれも名称のとおりだが,中には“ヒールを使えるアタッカー”や“攻撃技が強力なサポート”といったバリエーションも存在する。そのため,仮にサポート4人がチームに固まってしまっても,戦いようはあるのだ。
開発陣もこういった“タイプに縛られない対戦バランス”を追求してきたとのことなので,マッチング時の「アタッカーがいない!」や「タンクが足りない!」など,即席チームに対する不安はほぼ杞憂といっていい。
正直なところ,ヒーローのタイプの違いはシステム的な相性差というよりも,“ヒーローの特徴の方向性”くらいに見ておくのがいい。ヒーローに関してはステータス差はあれど,どちらかというと「装備できる武器」「使用できるスキル」のほうが重要である。対戦では,この2つの要素がとくに影響を及ぼす。
攻撃・回復・妨害など,各ヒーローに足りない要素は,武器に備わる「武器スキル」で補うこともできる。武器にはそれぞれ強力なアクティブスキルが秘められているので,個性を伸ばすか,バランスを整えるか,手持ちのヒーローと武器の組み合わせを鑑みて,自分なりのビルドを考えるのも面白さの1つだ。
補足として,ヒーローの能力には拠点の「占拠速度」,操作時の「移動速度」の項目が存在するが,これらは戦術面をより広げる部分になるので,ゲームルールに慣れてきたところで吟味するといいだろう。
ヒーローにはレベルが存在し,プレイで入手できる素材を「マナボード」で使用すると,ステータスの上昇や,新スキルの開放が適用できる。前述のとおり,リワードチケットを使用して共闘,あるいはアリーナをプレイすると,大量の報酬が得られてヒーローの成長も捗るので,スタートダッシュを決めたい人はあらためて覚えておいてほしい。
ただし,バトブレにおいてプレイヤーの最初の到達地点は“レベルMAXの状態でアリーナでバトル”である。ヒーロー1人を育てきるのに,それなりの時間がかかるのは確かだが,「ヒーローを育てきれないと長期間の不利を背負う」なんてことはない。マッチングについてもレーティングでランク分けされるので,深い心配はしなくてもいい。
一部,同じヒーローを重ねて強化する「限界突破」の進捗によって,LVMAX後に能力差が出ることはある。しかし,限界突破はゲーム内で入手できるアイテムでも代用できるので,コツコツとプレイすれば,アプリ内課金を利用せずとも最大強化が可能だ。限界突破というシステムは確率に左右されがちな要素であることが多いので,これは嬉しいポイントである。
7種の武器の違いを知っておこう
ヒーローが装備する武器には,「片手剣」「大剣」「双剣」「槍」「弓」「杖」「ナックル」の7種類が存在する。武器はどのヒーローでも自由に装備できるわけではなく,ヒーローごとに装備可能な武器種が設定されているので,タイプ・スキル・武器の組み合わせの追求に悩ましくなること間違いなしである。
また,バトブレにはスクエニ作品の数々の武器が登場する。現在は初報で発表された「NieR:Automata」「Romancing Sa・Ga」「Romancing SaGa Minstrel Song」「聖剣伝説2」「聖剣伝説 〜LEGEND OF MANA〜」「乖離性ミリオンアーサー」のほか,「ヴァルキリープロファイル」「ブレイブリーデフォルト」「スターオーシャン3 -Till the End of Time-」「スターオーシャン5 -Integrity and Faithlessness-」,そして「ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて」の参戦も明かされている。ちなみに,もう1つ“スクエニと言ったらあのシリーズ”とのコラボも後日行われる予定だ。
これらの名作から武器を選出すると,各作品の主人公の得物,つまり片手剣や両手剣ばかりになってしまいそうなところだが,うまい具合に武器種を散らしているのが見て取れる。ちなみに特筆すべきはSO3から収録される,まさかの“鉄パイプ”だが,これはどうもSO開発チームたっての推薦とのこと。「地味な見た目は,スキルで補えばいいじゃない」の精神で,かなりの作り込みになっているらしい。
武器には「レベル」「ステータス」「武器スキル」「属性(火→風→水→火 光⇔闇)」が設定されている。レベルはルク(ゲーム内通貨)を使用する「武器強化」で上昇でき,同時にステータスを上げられる。ヒーローのステータス値に比べると,武器のステータス値はあくまで補助的なものだが,無視できるほど小さくはない。
武器スキルは対戦時に強力な効果を発揮する反面,発動後のクールタイムが長いので,使用するタイミングや状況判断が求められる。なお,武器スキルにもレベルが存在し,武器を素材にして強化する「合成」や「限界突破」で,スキル効果を上昇させられる。確率次第ではあるが,最大レベル5までそれほど遠くないので,愛用する武器はなるべく最大レベルを目指そう。
属性は通常攻撃にのみ影響するもので,相関関係に従って通常攻撃のダメージが変動する。“スキルを使って場を一掃”するでもないかぎり,対戦時は通常攻撃が重要なダメージソースとなる。とはいえ,相手の武器をパッと見で判断するのは困難であり,特定の属性にメタを張るのも難しいので,最初は“おまけ”程度に考えておこう。
バトブレでは武器種によって操作感やダメージ,攻撃時の挙動に差異がある。そのため,ここでは各武器種の特徴を簡単に紹介していく。とはいえ“どの武器種が最強”といったものではなく,いずれも一定のバランスが保たれていることは覚えておこう。
下記では,実際に与えられるダメージ量を「攻撃力」,攻撃時にヒーローがどれだけ前進するかを「前進力」,攻撃時の攻撃範囲を「リーチ」,攻撃時の挙動の軽快さを「モーション」と表記している。なお,「片手剣の攻撃力:中」と「槍の攻撃力:中」など,同じ表記でも同一の性能ではなく,それぞれの武器種ごとに細かな差はあるので,大まかなイメージとして捉えてほしい。
また,いずれの武器も初期状態で「1撃め→2撃め」と2連撃できるが,ヒーローのマナボードに存在する項目「コンボ数+」を開放すると,3連撃以降も使用可能になる。手数が増えると,中立モンスターの討伐などが格段にスピーディになるので,自身の戦術に合わせて確保していこう。
「片手剣」
攻撃力:中 前進力:中 リーチ:中 モーション:軽
バランスの良い武器種。横薙ぎのモーションは攻撃範囲に優れる。攻撃時に前進しながら切りつけるため,少し遠間の距離感でも当てやすい。
「大剣」
攻撃力:大 前進力:大 リーチ:大 モーション:重
ダメージ重視の武器種。攻撃発生までに硬直があるものの,攻撃力,前進力,リーチは片手剣を上回る。ダメージ差で押し勝ちやすいが,乱打戦は苦手。
「双剣」
攻撃力:小 前進力:大 リーチ:小 モーション:超軽
手数と軽快さが優秀な武器種。モーションは片手剣に近いが,攻撃の発生速度は飛びぬけて早い。ダメージの低さは,軽快な挙動と操作で補おう。
「槍」
攻撃力:中 前進力:小 リーチ:大 モーション:軽
リーチの長さが魅力の武器種。攻撃時にあまり前進しないものの,その場から大きく動かず攻撃できるため,相手の回避に釣られても操作が乱れづらい。
「ナックル」
攻撃力:中 前進力:大 リーチ:小 モーション:軽
素早い前進攻撃がウリの武器種。攻撃範囲が前面だけで狭いものの,前方向への突撃性能は高く,正面からかち合った際は先手を取りやすい。
「弓」
攻撃力:中 前進力:無 リーチ:特大 モーション:普
遠距離から射撃できる武器種。その場を動かず,離れた距離から一方的に攻撃できる。ただし,攻撃モーションの差で近接ヒーローに近寄られると不利に。
「杖」
攻撃力:中 前進力:無 リーチ:特大 モーション:普
こちらも遠距離から射撃できる武器種。杖の先から魔法の球を撃ち出す。デメリットに関しては弓と同様なので,距離感を保って戦うことが大切だ。
プレイ時に覚えておきたい,いくつかのポイント
ここからは“覚えておくと嬉しいポイント”を個人的に洗い出してみた。
まずは回避アクションについて。画面フリックで発動する回避は,フリックした方向に2〜3キャラ分ほど素早く前転を行うのだが,使用中は無敵状態となり,使用時にヒーローのHPバーの下にある「スタミナゲージ」を消費する。ゲージ満タンの状態で使用できる回数は計3回。ゲージは自動回復(ゲージ0から満タンまでにかかる時間は10秒)なので出し惜しみする必要はないが,攻めでも逃げでも“3回の回避でどのように動くか”をパターン化しておくといい。
また,バトブレでは攻撃モーションの発生前から発生後まで,いつでも回避アクションでキャンセルできる。攻撃した瞬間に回避するもよし,攻撃終了後の硬直を回避するもよしなので,アリーナにおいてはこれらの癖をつけるといいだろう。双剣で多方向から素早く切りつける,大剣の重い一撃でヒット&アウェイを心がける,遠距離射撃と同時に後方回避で距離を取る,走るより早いので開幕に回避連打で距離を稼ぐなど,活用法はさまざまだ。
対プレイヤー戦で言えば,ほかにもいろいろと共有しておきたい情報はあるが,1つに絞るなら“HPやMPが少なくなったら無理せず拠点に帰って回復”である。帰らずに倒されてしまっても,それが値千金の勝ち星につながるケースは少なくないが,だからといって多くもないのは覚えておこう。
☆5のジャマー「フィーヴァロッテ」は,持続型のダメージ+デバフ効果のスキルが強力 |
☆5のサポート「ガーネット」は,周囲の移動速度を引き上げるスキルで,進軍を補助 |
ヒーローの成長に関しては人それぞれと言いたいところだが,できることなら「スキルの開放」を優先したい。ヒーローは初期状態で1つのスキルを使用可能だが,レベルを上げて新たなスキルを開放すると,操作時に使えるスキル数が2つ,3つと増加する。
使用可能なスキルが増えるのは全面的にメリットしかないので,マナボードでは寄り道を少なめに,スキルの開放を目指すといいだろう。なお,スキルは使用時にMPを消費するので,3つ使えるからといって同時使用していると,MPが枯渇したり,クールタイムが被ったりしてしまい,継戦能力に欠けるので注意しよう。
ちなみにストーリーや共闘などのリザルトでは,各ヒーローに「名声値(レベルとは別の経験値)」が加算される。これを一定値まで高めると個別のエピソードが開放されるほか,特別な“ヒーロースキル”が開放される。ヒーローの育成は共闘・アリーナが効率的と言ったが,名声値はストーリーのほうが手早く稼ぎやすいので,育成の一環として覚えておこう。
それとバトブレではヒーローを一定まで育成することで,さまざまな報酬が得られるので,欲しい素材や通貨を目当てに,手広く育てるのもオススメである。
装備には武器以外に「アクセサリ」が存在する。アクセサリはヒーローや武器の召喚時に獲得できるアイテム“マナピース”を使って入手していく。アクセサリにはステータスのほか,セット効果があり,ヒーローに最大3つまで装備可能だ。なお,高レアのアクセサリは,共闘でリワードチケットを消費してプレイすると入手しやすい。
最後に忘れがちな要素として,画面下部の「メニュー」から見られるプロフィール画面にて,プレイヤーキャラクターに「サポート武器」を装備させよう。ここに手持ちの武器を装備させると,“戦闘時に全ヒーローのステータスが上昇”するのだ。
このサポート武器の装備上限数は,プレイヤーレベルの上昇とともに徐々にアンロックされる。上昇値こそ小さいものだが,設定することに得しかないので,なるべく忘れずに装備を更新していこう。
以上が初心者に向けた心構えと攻略情報になるが,いかがだったろう。すべてとは言わず,気になった点を踏まえておくだけでも,ゲームを有利に進められるはずだ。バトブレでスタートダッシュをかけたいという人は,ぜひとも覚えていってほしい。
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