プレイレポート
[E3 2018]PS VR用FPS「Firewall Zero Hour」,マップ「オフィス」で顧客データの防衛に挑戦してきた。制作者へのショートインタビューも
2017年12月に開催されたPlayStation Experience 2017にて発表された本作は,「PlayStation VR シューティングコントローラー」を使用した,4対4でのチーム対戦が楽しめる,PS VR用タクティカルFPSだ。
詳しいゲーム内容は,2017年12月11日に掲載した記事に記載してあるが,本作においてオフェンス側はマップ上にあるラップトップパソコンをハッキングすることが,ディフェンス側はそれを阻止することが目標となる。
本作にはリスポーンのシステムが存在せず,“一度倒れたらそのラウンド中は復活できない”。こう書くとシビアな印象があるかもしれないが,VR酔いへの配慮もあってか1試合の時間は短い。やられてしまっても退屈な時間はすぐに過ぎ去るだろう。
今回筆者は初公開となったマップ「オフィス」にディフェンス側で参加した。前後左右の動きはコントローラでの操作だが,周囲を見渡したり,物陰から前方を確認するときは自身の頭を動かさなければならない。実際に頭を動かして周囲を確認するというのは実に緊張感があり,視界外から銃声が聞こえるたびに肝を冷やしていた。
試合では無事に防衛成功し,次はオフェンス側に挑戦できるかというところで,時間の都合で終了してしまった。あっという間の対戦時間だったが,短時間で緊張感のある戦闘が楽しめるのが本作の魅力だろう。発売日は未定だが,今後の情報公開に期待したい。
今回の試遊後,本作を制作するFirst Contact Entertainmentの代表Hess Barber氏に,マップやゲームシステムなどについて話を聞くことができた。その内容をお届けする。
――今回の試遊で使われているマップについて聞かせてください。
ロンドンを舞台としたマップ「オフィス」はソーシャルネットワークの会社で,マップ「バンカー」は冷戦時代に使われていたロシアの軍事施設をイメージしたものです。オフェンス側はオフィスでは顧客データを,バンカーでは軍事データを奪うというのが目的となっています。
――今後はどのようなマップを増やす予定でしょうか。オフィスは建物の中で戦うものでしたが,屋外のマップはあるのでしょうか。
Hess Barber氏:
ロシア,イギリス,アフガニスタンの3つのロケーションで,全部で9つのマップがあります。建物の中も屋外のものもありますが,例えばアフガニスタンの住宅街のマップのような,屋内外両方での戦闘が楽しめるマップも用意しています。
――オンラインマルチプレイが基本になるようですが,フレンドとチームを組むこともできますか?
Hess Barber氏:
フレンドとロビーで待ち合わせることで一緒のチームを組めます。4人のプレイヤーでチームを組み、相手チームはAIという対戦も可能です。また,シングルプレイも対人戦もオンラインが基本ですが,オフラインモードでも遊べます。
――武器の種類はどれくらい用意しているのでしょうか。
Hess Barber氏:
15から20種を用意していますが,DLCでの配信も考えているのでそれ以上ですね。また,ゲームシステムとして,プレイヤーがレベルアップするといろいろな武器やアクセサリーがアンロックされていき,カスタマイズできるようになります。武器のスキンも変えられるようになります。
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