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「ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド」が好きだ。最新作が待ち遠しいので,“ガンシュー”の最前線を走り続けたシリーズ作品を振り返ってみたい
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印刷2018/04/14 00:00

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「ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド」が好きだ。最新作が待ち遠しいので,“ガンシュー”の最前線を走り続けたシリーズ作品を振り返ってみたい

 唐突だが,「ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド」シリーズ(以下,HODシリーズ)が好きだ。1997年のゲームセンター登場以来,迫りくるクリーチャーを撃ちまくる抜群の爽快感を愛して止まない。同シリーズが“ガンシューティング”のジャンルに新風を巻き起こしたことに異論はないはずだ。

「ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド」
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 久しく動きがなかったHODシリーズだが,2018年初頭にはアーケード向け最新作「HOUSE OF THE DEAD 〜SCARLET DAWN〜」が発表されており,各地でプレ・ロケテストが行われていた。シリーズファンにとって,今年は期待が高まるところだ。

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 HODシリーズは20年以上の歴史を持ち,アーケード版だけでなく家庭用ゲーム機への移植やスピンオフ作品など,幅広く展開されている。なかにはナンバリング作品とは大きく路線を外れた遊び心に満ちたタイトルもあり,その歴史は決してド真ん中だけを突き進んできたものではない。
 そこで,今回はHODシリーズの歩みを紐解きつつ,その魅力をあらためて振り返りたい。筆者自身,執筆中にHODシリーズの魅力を再確認し,懐かしくもあった。読者にも同じ思いを抱いてもらえたら幸いだ。


一時代を築いた“ガンシューティング”


「ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド」の筐体
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 冒頭でも触れているが,HODシリーズはガンシューティングゲームである(例外はあるが)。ただ,若い読者のなかにはあまりピンと来ない人もいるかもしれない。「シューティング」とはいえ,現在の主流であるFPSやTPSといった「シューター」とは似て非なるものだから。
 ガンシューティングの特徴は,プレイヤー自身が自由に移動するわけではなく,基本的には自動で移動していくこと。そして,ガンタイプのコントローラを使用できることだ。

 このジャンルのアーケードゲームにおける代表作と言えば,始祖的な存在として1992年に登場した「リーサルエンフォーサーズ」(KONAMI)が思い出される。それ以前にもガンシューティングと呼べないこともないタイトルは存在したが,マシンガン型コントローラでバンバン撃ちまくるタイプが主流だった。
 「リーサルエンフォーサーズ」が新しかったのは,正確な射撃が攻略の鍵を握る“シミュレータ寄りのデザイン”だ。回転式拳銃(リボルバー)型コントローラも,当時としては斬新に映った。


「ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド」の誕生


 「リーサルエンフォーサーズ」以降も「バーチャコップ」(セガ)や「タイムクライシス」(ナムコ)といった名作がゲームセンターに登場し,正確な射撃能力を求められるガンシューティングゲームは市民権を獲得した。そのほか,「エリア51」(ゲームバンク)や「デスクリムゾン」(エコールソフトウェア)といった怪作も生まれている。
 ゲームセンターにはド派手な大型筐体が鎮座し,友達や恋人同士でガンシューティングを楽しむ光景が見られるなど,決してコアゲーマーだけのジャンルではなかった。

「バーチャコップ」
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 そんなガンシューティングの円熟期と言える1997年に登場したのが,セガの「ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド」である。
 「ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド」が鮮烈な印象を残した理由には,ホラーをテーマにしていたことが挙げられる。当時,ガンシューティングの敵と言えば,テロリストや銀行強盗,兵隊といった人間のキャラクターだったが,本作はさまざまなクリーチャーが敵となり,それまでのガンシューティングとは違う存在感を放ったのだ。

「ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド」
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敵がゾンビであるということ


 さて,前段ではセガの公式表記に則り「さまざまなクリーチャー」としたが,本稿では人型のクリーチャーを「ゾンビ」と称したい。
 ご存じのとおり,ゾンビには「頭部を破壊しないと倒せない」という映画作品に端を発する“鉄の掟”がある。もちろん,「ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド」に登場するゾンビも頭部が弱点だ。

 ただ,当時の筆者は「弱点がどこか?」ということを気にしながら,プレイしていたわけではなかった。
 ゾンビが現れたら,とにかく撃ちまくる。トリガーを引いた瞬間,即座に返ってくる小気味いいレスポンス,ダイレクトに伝わってくる銃撃の感触,敵が吹き飛ぶ描写も刺激的だった。とにかくゾンビを撃つたびに得られる原始的な爽快感がたまらなかったのだ。

「ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド」
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 ホラー映画をモチーフとした世界設定やBGM,ステージデザインも強い印象を残した。さらに映画的な演出やカメラアングル,英語音声によるキャラクターボイスも効果的だった。今でこそ,映画作品とのシンクロ率が高いゲームは珍しくないが,当時はゲームから「映画らしさ」を感じることは少なく,それゆえに「ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド」の演出面は鮮烈な印象を残したのだろう。

「ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド」
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 システム面に目を向けると,プレイヤー自身でリロードする必要がある点は「ゲームが大味にならないための装置」として機能していた。また,プレイヤーがストーリーの展開を決められるルート分岐も,ガンシューティングゲームとしては画期的だったと思う。


コンシューマ版移植がもたらしたもの


 HODシリーズを語るうえで,コンシューマ版の存在は重要だ。1994年11月に登場したセガサターンには「バーチャファイター」「バーチャコップ」「セガラリー」など,セガが誇る当時のアーケードゲームが続々と移植された。ゲームセンターに足しげく通っていた人間にとって,セガサターンは非常に魅力的なハードだったのだ。

筆者所有のセガサターン(右)。左は後継機のドリームキャスト
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セガサターン用(左)とドリームキャスト用のガンコントローラ
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 「ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド」のアーケード版は,当時のセガの主流だった「MODEL2」基板で制作されている。MODEL2の性能は同世代の基板と比べても最高峰と称されていたが,コンシューマ機との性能差が顕著な時代において,“完全移植”は非常にハードルが高かった。とくにグラフィックス面の格差は誰の目にも明らかだった。
 しかし,セガサターン版「ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド」はアーケード版が持つ“ゾンビを倒す爽快感”に遜色がなく,アーケード版のプレイヤーであってもその点において違和感を覚えることがなかった。セガサターン専用の周辺機器「バーチャガン」があれば,さらにゲームセンターの感覚が再現され,当時のプレイヤーを大いに喜ばせたものだ。

セガサターン版「ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド」
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「NAOMI」基板で制作された

「ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド 2」


「ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド 2」の筐体
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 ここからは続編の作品に触れていこう。
 1998年,ゲームセンターに登場した「ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド 2」は前作と異なり,「NAOMI」基板で制作されている。このとき,セガの主力プラットフォームはセガサターンからドリームキャストへと切り替わっていた。当然,同作のコンシューマ版はドリームキャスト向けにリリースされたが,NAOMIはドリームキャストへの移植が容易に行えることが特徴だった。
 そのため,スピーディかつ高いクオリティの移植作として評価されている。十分満足のいく形で,セガの最新アーケードゲームが家庭でプレイできるようになったのだ。

「ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド 2」
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 ちなみに「クレイジータクシー」(セガ)や「デッドオア アライブ2」(テクモ)といった名作も,NAOMIから生まれ,のちにドリームキャスト版がリリースされている。
 このような経緯からか,「ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド 2」はアーケード版とドリームキャスト版のリリース時期が近く,当時は自宅で練習を積んでからゲームセンターで腕前を披露していたプレイヤーも多かったようだ。

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「ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド 2」
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その後のHODシリーズ


「ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド III」の筐体
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 続く「ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド III」は,2002年にアーケード版が登場した。主な変更点は,武器がハンドガンからショットガンに変更されたことだ。近距離では威力が高く,遠距離では攻撃範囲が広いというショットガンの特徴はプレイフィールを大きく変えた。
 また,セガがプラットフォーム事業から撤退した後の作品であるため,最初のコンシューマ版はXbox向けにリリースされることになった(その後,WindowsやWii,PS3向けにリリースされた)。

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「ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド III」
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「ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド 4」の筐体
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 「ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド 4」では,サブマシンガン型のコントローラが採用された。引き金を引くだけで連射が可能となり,爽快感を重視した形だ。そのほか,ゾンビにつかまれたときの対処法としてコントローラを振る「ガチャプレイ」が追加されたり,サブウェポンの手榴弾が登場したりと,システム面が多彩になっている。
 アーケード版の登場は2005年,それから7年後にPS3版がダウンロード専売でリリースされた。


「ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド4」
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 2009年,Wii向けにリリースされた「ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド オーバーキル」は,初のコンシューマ用オリジナル作品。それまでのシリーズ作品との大きな違いは,アメリカの映画館「グラインドハウス」を強く意識しているところだ。
 ちなみにグラインドハウスとは,B級映画ばかりを2〜3本立てで上映していた映画館の総称。そんなB級ホラー感に満ちたパロディやオマージュがあちこちに散りばめられており,その筋のファンにはたまらないものがあった(のちにPS3向けに「ザ・ハウス・オブ・ザ ・デッド: オーバーキル ディレクターズカット」iOS/Android向けに「The House of the Dead Overkill The Lost Reels」がリリースされた)。

「ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド オーバーキル」
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タイピングでゾンビを撃退できる!?


 HODシリーズのスピンオフ作品のなかでも,とくに記憶に残っているのが,2000年にアーケード版がリリースされた「ザ・タイピング・オブ・ザ・デッド」。文字どおり,キーボードの文字入力によってゾンビを倒すタイピングゲームだ。それ以前にタイピングゲームは存在していたが,そのシステムをHODシリーズに当てはめる意外性に驚かされた。

出題文がシュールな「ザ・タイピング・オブ・ザ・デッド」。世界観とのギャップが面白い
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「ザ・タイピング・オブ・ザ・デッド」はドリームキャスト版もリリースされた。写真はドリームキャスト用キーボード
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 敵が登場するたびに出題文が提示されるのだが,その内容がいちいち面白い。「POKOPENN(ポコペン)」「OTAOTA(おたおた)」「OKKAA(おっかあ)」など,HODシリーズとまったく関係がないものばかり。目の前までゾンビが迫るシチュエーションにもかかわらず,そのギャップに思わず吹き出してしまうこともあったほどだ。
 ただ,当時の筆者はタイピングに不慣れだったため,上手な友人をうらめしそうに見ているだけだった。今でも悔しかった思い出として,心に残っている。

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 HODシリーズのスピンオフ作品ではないが,1999年にリリースされた「ゾンビリベンジ」にも触れておきたい。HODシリーズに登場する組織のエージェントがプレイヤーキャラクターだったり,ステージやBGMがHODシリーズのものだったりと,ゲームジャンルこそ違えどファンには見逃せないタイトルだったのだ。
 また,バンダイナムコゲームス(当時)のシミュレーションRPG「プロジェクト クロスゾーン」には,「ゾンビリベンジ」の個性的な主人公・毒島力也がゲスト参戦している。

「ゾンビリベンジ」はガンシューティングではなく,骨太の3Dアクションゲーム。1996年に登場した「ダイナマイト刑事」に通じる部分が多い
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時代に応じて変化を繰り返しながら,根底に流れるHODの魅力とは


 HODシリーズは時代の流れと共にゲームデザインを変えてきた。ガンコントローラだけをとっても,ハンドガンからショットガン,そしてサブマシンガンへと変遷している。
 とはいえ,HODシリーズがどんなに進化と変化を重ねても,根底に流れるものは第1作から変わっていないと思う。それはゾンビを銃で撃ちまくる爽快感であり,B級映画に通じるおどろおどろしくも,どこか愛らしさを感じる世界観やキャラクター達だ。

正式稼働が待たれるシリーズ最新作「HOUSE OF THE DEAD 〜SCARLET DAWN〜」
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 今回,HODシリーズを振り返ってみたことで,HODシリーズにしかない魅力をあらためて確認できた。こうなると,アーケード向け最新作「HOUSE OF THE DEAD 〜SCARLET DAWN〜」にも注目せざるを得ない。本作はゲームプレイを記録できるAimeに対応し,従来の立ってプレイするスタイルではなく,座ってプレイするシアター型の筐体を採用している。椅子が揺れる,エアキャノン(空気砲)など,多数のギミックもあり,新しい形のガンシューティングを見せてくれるはずだ。

「HOUSE OF THE DEAD 〜SCARLET DAWN〜」の筐体
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「HOUSE OF THE DEAD 〜SCARLET DAWN〜」公式サイト

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