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最近では珍しいハードウェアエンコード式のUSBビデオキャプチャデバイス「Signal 4K30」がNZXTから3月3日発売
Signalシリーズは,2022年6月に発表されたものだが,発表時点ではエンコード方式がソフトウェアエンコードとなっていた。しかし,実際の製品では,ビデオキャプチャデバイス内でエンコードを行うハードウェアエンコード方式であるとのこと。公式発表ではあまり聞いたことのないタイプの間違いだ。
ハードウェアエンコード方式のビデオキャプチャデバイスは,録画データを保存するPCにかかる処理負荷が低く済むので,処理性能が低くても録画できることが利点である。一方で,録画品質はビデオキャプチャデバイス次第になるので,高性能なPCを録画に使える環境であれば,あまりメリットはない。
スペックを見ると,Signal 4K30は4K解像度で30fps,Signal HD60は解像度1920×1080ドットで60fpsの映像を録画できるという。また,Signal 4K30は,4K/60HzのHDR映像を,Signal HD60は4K/60HzのSDR映像を,遅延なしでパススルー出力できるそうだ。
ハードウェアエンコード方式のビデオキャプチャデバイスは,比較的珍しいので,そうした製品を求める人には選択肢のひとつになるだろう。
NZXTのSignal 4K30製品情報ページ(英語)
NZXTのSignal HD60製品情報ページ(英語)
低負荷でゲーム機の画面録画や配信を行えるハードウェアエンコード方式の
4K/フル HD 対応 USB ビデオキャプチャデバイス「Signal シリーズ」
およびオーディオスプリッターケーブル「Chat Cable」の
発売日と価格を発表
NZXT, Inc.は 2023年2月24日、2022年6月28日に発表を行ったハードウェアエンコード方式のUSB ビデオキャプチャデバイス「Signalシリーズ」2 製品、およびゲーム機のサウンド出力をPCとヘッドセットに分岐できるオーディオスプリッターケーブルの「Chat Cable」1 製品について、日本市場向けの発売日および価格を発表いたしました。全製品を2023年3月3日より販売開始する予定
です。
なお、製品発表時に Signal シリーズのエンコード方式を「ソフトウェアエンコード」としておりましたが、正しくは「ハードウェアエンコード」となります。お詫びして訂正いたします。
多くのUSBビデオキャプチャデバイスはソフトウェアエンコード方式のため、PC への負荷が高く、配信や録画を行う際に PC 側に一定以上の高いハードウェアスペックが必要になります。しかし、Signal シリーズは USB ビデオキャプチャデバイス側でエンコードを行うハードウェアエンコード方式のため、映像取り込み時のPCへの負荷が少なく、より多くのPCで快適に配信や録画を行うことができます。
○発表製品の概要と発売日および価格
ゲーム録画やゲーム配信に最適なハードウェアエンコード方式のUSBビデオキャプチャデバイス
ゲーム機からヘッドセットとPCの両方にサウンド出力を行えるようにするオーディオスプリッター
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