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「ファイブキングダム」が参加した「那覇国際通りレッドカーペット」をレポート。プロデューサーの石井英貴氏へのミニインタビューも掲載
今回4Gamerは,そのイベント会期中にプロデューサーの石井英貴氏に話を聞く機会を得たので,イベントレポートと合わせて,インタビューの模様もお届けする。
なお,本作では現在,事前登録の受付が行われている。登録者数に応じて,サービス開始時にプレゼントされる特典の内容がグレードアップしていくので,気になっている人は登録しておこう。
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「ファイブキングダム―偽りの王国―」公式サイト
雷雨の中で行われたレッドカーペット
那覇国際通りレッドカーペットは,県内からはもちろん,国内外からも映画作品関係者や出演者,映画祭関係者が来場し国際通りを練り歩く,映画祭の華ともいえるメインイベントだ。
国際通りの一部を閉鎖して行われたこのイベントは,地元の中高生はもちろん,県外から来たであろう若者も多く集まり,とても活気ある雰囲気の中で行われた。雷雨の影響で約2時間遅れてのスタートとなったが,女優の黒木メイサさん,俳優の岡田将生さん,アイドルグループNMB48のメンバーら,豪華出演者が登場すると会場は大きな歓声に包まれた。
そんなイベントに参加したリイカは,お笑い芸人の椿 鬼奴さん,NON STYLEの井上裕介さん,ガンバレルーヤのまひるさんとともに行進。レッドカーペットを練り歩いたのち,ステージでの撮影が行われた。なかなか見られない3ショットに印象づけられた人は多かっただろう。
カルチャライズは深いところまでメスを入れている
石井プロデューサーへのミニインタビュー
―――カジュアルゲームの印象が強いリイカですが,ファイブキングダムはかなりコアな作品ですよね。
おっしゃるとおりです。海外で配信されているものを日本に持ってきて,ローカライズ,カルチャライズしているという点でも,今までの作品とは違った方向性ものになります。
―――数あるタイトルの中でファイブキングダムを選んだ理由はなんでしょうか?
石井氏:
自分がもっとも好きなゲームジャンルだった,というのが大きいですね。私自身,「セブンナイツ」「ヴァルキリーコネクト」など,何かをしながら並行してプレイできる“ながらRPG”が好きだったので,似たジャンルを選びました。
また,リイカにとってこの手の運営タイトルは初めてだったので,プレイヤーも理解しやすいモデルであるというのも大きいですね。
―――ローカライズ,カルチャライズでは,どこまで日本向けに調整するのでしょうか?
実はローカライズ,カルチャライズは,これから行っていくのですが,かなり深いところまで修正することになっており,レベルデザインはもちろん,キャラによって適正なコンテンツを作るなどする予定です。
通常のローカライズ,カルチャライズでは,本国のマスターデータには触れられないのですが,今回はマスターデータまで調整できます。
現状,強いキャラはどこでも強いので,キャラごとに適正コンテンツを作り,より多くのキャラにスポットライトを当てたいですね。
また,本作には2体のキャラを合成して新しいキャラを生み出す「転生」というシステムが採用されているのですが,日本では“転生でしか入手できないキャラ”を実装しようと考えています。これにより,時間をかければ強力なキャラが手に入れられるようになり,お金をかけた人と,時間をかけた人でうまくバランスが取れるようになるはずです。
―――まだ情報があまり出ていない本作の内容についても聞かせてください。プレイヤーは物語にどういう形で関わるのでしょうか?
石井氏:
プレイヤーは主人公の1人である「トリスト」として物語を追体験していきます。トリストは,もう1人の主人公である「ガルフレッド」が治める国の騎士団員なのですが,とある理由で国を追われることになってしまいます。
トリストが各国の主要人物と会い,最後には再びガルフレッドへ行き着く,というのが中盤までの山場なのですが,その後は,サブタイトルにもなっている「偽りの王国」から想像できるような展開が待っています。
―――物語を進めていくのがメインということですね。
石井氏:
そうですね。対人戦やスコアを競うコンテンツなどもありますが,基本的には1人で楽しめる設計となっています。物語は,国同士の戦争で終わるかと思いきや,途中でどんでん返しがあるなど,かなり見応えのある内容となっているほか,本国にはないサイドストーリーも用意する予定です。
―――マネタイズはどういったものが用意されるのでしょうか?
石井氏:
時間短縮系がメインですね。ガチャもありますが,ストーリーを進めることで「アデリタ」「リアリ」など,主要キャラはどんどん仲間になっていきますし,ストーリーで仲間になるキャラはガチャで手に入るキャラに劣っているわけではなく,時間をかけてしっかり育てれば最前線で活躍できる戦力になってくれますよ。
―――バトルはオートで進行するのでしょうか?
石井氏:
基本はオートですが,マニュアル操作もできます。各キャラを自由に動かすことができるため,相手の攻撃を読んで回避するなど,うまく操作すればレベル差がある敵を倒すことも可能です。
これは,本国のコアプレイヤーが好んでいた仕様なのですが,敵の動きを覚えて倒せたときの達成感は日本でも好まれると考えているので,残しておきたい仕様の一つですね。
また,アタッカー,ヒーラー,タンクといった役割も存在するのですが,正直,本国の環境では,あまり機能していないので,これらも日本向けにうまくカルチャライズできればと思っています。
―――キャラの配置によって強さが変わる「陣形」のようなシステムはあるのでしょうか?
現状,前衛のキャラを後衛に置くと能力が下がる,という仕様はあるのですが,デメリットしかないのでなくそうと思っています。
ただ,陣形はおもしろいシステムなので,カルチャライズの際にうまく落とし込みたいとも考えています。レベルアップの際に新しい陣形を覚えるなどできれば,プレイのモチベーションにもつながりますしね。
―――“ド派手な必殺技”は本作のウリかと思いますが,すべてのキャラクターが使用できるものなのでしょうか?
石井氏:
すべてではないですね。基本的には☆4以上のキャラが使用できるのですが,本作では,すべてのキャラを☆6まで強化できるので,進化させることでド派手な必殺技を覚えるキャラもいます。ゴブリンなどの敵が仲間になることがあるのですが,そういったキャラには必殺技が存在しない,という感じですね。
また,スキルの演出面で言えば,現状,キャラのレアリティが変わってもスキルの演出に変化はありません。例外として,主人公のトリストと,ヒロインのリアリは☆6になると“継承スキル”として新しいものを覚えますが。
この仕様については,同じキャラでもレアリティによって演出が変化するなど,今後のアップデートで変更したいと思っているので,もしかしたら仕様が変わるかもしれません。
―――最後に,本作を楽しみにしている人へ一言お願いします。
石井氏:
スタッフ一同,ローカライズ,カルチャライズに今までの経験をふんだんに盛り込んで,一番いいものを作ろうとしています。夏休みに楽しんでもらえるよう,鋭意制作中ですので続報にご期待ください。
―――2018年4月21日収録
- 関連タイトル:
ファイブキングダム―偽りの王国―
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(C)2018 liica Inc.
(C)CREEK & RIVER KOREA Co., Ltd.
(C)4:33 Creative Lab.
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