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「『仁王2』プレミアム体験会」をレポート。第1ステージ「十三桜」は,のっけからプレイヤーを落命させる気満々
このイベントは前作「仁王」(PS4/PC)の全世界での累計販売本数(パッケージ出荷本数+ダウンロード販売本数)が300万本を突破したことを記念して行われたもので,来場した事前登録枠当選者が最新データを用いた「仁王2」のプレイアブルバージョンを試遊したほか,ステージイベントの配信も行われた。
会場で試遊できたのは,キャラクタークリエイトおよび「仁王2」の最初のステージとなる「十三桜」だ。本ステージの舞台となるのは,妖怪と野武士が跋扈する荒廃した村。序盤には強敵の猿鬼が配置されているのだが,こちらは装備もステータスもスキルもまったくそろっていない状態なので,いきなり苦戦させられ先が思いやられる。
廃村に入ってからも地形の高低差や廃屋の屋根,屋内といったプレイヤーの死角になる部分に敵が巧妙に配置されている。落命を避けるためには,敵に石を投げつけたり矢を撃ったりして1体ずつおびき出し,確実に仕留めるといった慎重な行動が求められるところは前作同様だ。
その一方で「仁王2」では,敵が赤いオーラを纏った「大技」を仕掛けてきたときに,「特技」を使えばカウンターで反撃できる。特技はプレイヤーが一時的に妖怪と化す技で,もちろん強敵やボスにも通用する。うまくカウンターを取るにはタイミングを図る必要があるが,コツさえ覚えてしまえばピンチがチャンスになるので積極的に狙っていきたい。
そのほか,敵を倒すと出現する「アムリタ」を最大限に溜めると妖怪に変身できる「妖怪化」や,妖怪を倒して入手した「魂代」を装備して使う「妖怪技」など,本作における新要素をひととおり体験できる内容となっていた。
1人あたりの試遊時間はたっぷり90分。1時間弱でステージボス・馬頭鬼を倒す猛者がいた半面,敢えなくタイムアップしてしまう人も多く,いわゆる“死にゲー”としては良い案配のバランスに仕上がっているのではないかと感じた。
今回は,事前登録限定の参加で長めにプレイできたこともあり,会場には熱量の高い仁王ファンが集っていた。実際に仁王2に触れてみてどうだったのか,3名の事前登録枠当選者に感想を聞いてみた。
4Gamer:
さっそくですが,試遊はいかがでしたか?
三井さん:
前作とかなり変わっていて,感覚を掴むのが大変でした。とくにカウンターのタイミングが全然分からなくて手こずりました。
木村さん:
最後のボスだけでなく,装備が整っていない状態で登場する序盤のボスも倒せたので,すごく満足しました。ただ今回は多くのスキルにロックが掛かっていたので,いろいろ試せなかったのが残念です。
小野さん:
前作に続き,今回も手応えがあります。β体験版のときよりも雑魚が強化されていたので道中で手こずってしまい,結果ボスは倒せませんでした。とくに中ボスの猿鬼で苦戦しました。
4Gamer:
皆さんは「仁王」シリーズのどんな点に魅力を感じますか。
三井さん:
やっぱり戦国時代が舞台というところです。戦国武将が出てきて,武器も刀など和風なので好きですね。敵も武士だけでなく妖怪が出てくるところがいいです。
木村さん:
「残心」など気力周りのシステムが好きです。前作でこのシステムをうまく使えなかった当初は,「このゲーム,ちょっとな……」と思っていたんですが,上手な人の動画で気力が回復し続けるのを観て「これはすごいゲームだったんだ!」と気づき,そこからドップリとハマりました。前作は,もう2000時間以上遊んでいます。
小野さん:
僕も戦国時代や和風,刀が大好きなんです。それでコーエーテクモさんのゲームはいろいろ遊んでいて,とくに「NINJA GAIDEN」シリーズや「戦国無双」シリーズが好きんです。死にゲーも好きだったので,「仁王」シリーズに注目しました。
4Gamer:
最後に「仁王」シリーズを未プレイの人に向けて,オススメポイントを教えてください。
三井さん:
鎧などを装備するとプレイヤーの見た目も変わるので,戦国ファンなら「観て楽しむ」ことができます。また死にゲーですが,がんばればエンディングに到達できます。僕も下手ですが,前作はクリアできたので何とかなります。
木村さん:
今回はかなり自由にキャラクタークリエイトできるので,本当に自分好みのキャラクターを作れると思います。またいろんなアイテムや術を駆使すれば,例えアクションが苦手な人でもクリアできるという,プレイの幅の広さや懐の深さがあります。興味を持ったのであれば,ぜひプレイしてほしいです。
小野さん:
アクション面で言えば,レベルを上げて強化していけば何とかなります。藤吉郎役の竹中直人さんと無明役の波瑠さんが好きな人はぜひ遊んでみてください。
「仁王2」公式サイト
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