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【PR】あの超能力アクション「Control」を存分に楽しめる決定版。「Control Ultimate Edition」でNYの地下に隠された怪異に挑もう
505 Gamesは,「Alan Wake」シリーズや「Quantum Break」で知られるRemedy Entertainmentが開発を手がけるアクションアドベンチャー「CONTROL」のPC版本編と,すべてのDLCがセットになった「Control Ultimate Edition」を配信中だ。
本作は“ヒス”と呼ばれる超常的な存在に乗っ取られた政府機関に,主人公のジェシー・フェイデンが超能力を駆使して挑むアクションゲーム。2019年にリリースされ,The Game Awards 2019の「Best Art Direction」などいくつものアワードを受賞し話題を集めたが,2020年には前述のDLCや新たな要素の追加などのアップデートが精力的に行われ,さらに完成度が高まっている。
PC版の“全部入り”バージョンとなるUltimate Editionは,本編に加えてDLC第1弾の「THE FOUNDATION」と,2020年8月27日にリリースされたばかりの第2弾「AWE」がプレイできるだけなく,PCにNVIDIAのグラフィックスカード「RTX」シリーズが搭載されていれば,レイトレーシングに対応した“一段上の”のグラフィックスでゲームを楽しめる。本作をこれから始めようと思っている人にうってつけのパッケージだ。今回は未経験者に向けて,そんなPC版CONTROLの魅力をあらためて紹介したいと思う。
異界と化した謎多き「連邦“操作”局」を舞台に,弟を奪われた超能力者ジェシーの困難な冒険が始まる
本作の舞台は,アメリカのニューヨークに位置するとされる架空の政府組織「連邦操作局」(Federal Bureau of Control)の本部ビルだ。物語はこの建物に,主人公の「ジェシー・フェイデン」がやってくるところから始まる。
ジェシーは17年前に,“ある事件”に巻き込まれ弟と生き別れており,長年その所在を探し続ける生活を続けていた。調査の末に,当時弟がこの連邦操作局に誘拐されたこと,そしてその本部がニューヨークにあることを突き止めた彼女は,ついにその本拠地に乗り込んだのだ。
だが意を決して中に入ると弟の話を聞けるどころか,内部は完全にもぬけの殻となっていた。受付どころかオフィスにも人影は見当たらず,人通りと車の往来が絶えない外の風景とは,文字通り“別世界”のようになっていたのだ。さらに先に進んでいくと操作局の局長はなんと拳銃で自殺しており,導かれるようにその銃に触った途端,光り輝く謎の空間に飛ばされたあげく,その“生きている銃”「サービスウェポン」を扱うための試練を受けることになってしまう。
事態が飲み込めないまま試練をくぐり抜けると,なぜかジェシーは操作局の新たな局長に就任したと告げられ,それと同時にクリーチャーとなった“元”捜査局の職員に襲われることとなる。こうしてジェシーは山のような謎を抱えたまま,ほとんどの職員が異形の敵に変化し,常識のまったく通用しない操作局の内部「オールデスト・ハウス」の調査を始めることになる。事態を把握し,操作局の秘密を暴き,そして弟の行方を確かめるために。
以上の導入部を一読してもらえば察しは付くと思うが,本作のストーリーは現代をベースにしつつも,Remedy Entertainmentの得意とする,ホラーやSF,あるいは超常現象モノのど真ん中をいく作品となっている。ジャンルとしてはAlan Wakeのような「日常の中に非日常が浸食してくる」とは逆の,「冒頭から不条理な世界の中に放り込まれる」といったパターンで,おそらくほとんどのプレイヤーが展開を理解できず,置いてけぼりになるのではないかと思う。聞き慣れない多くの固有名詞や,意味が判然としない数多くのメッセージなど,謎めいた演出が最初から連発するのもまた,これに拍車をかけている。
ただ,これは意図的に狙ったと思われる演出で,主人公のジェシーは「何も分からない部外者」であり,これはプレイヤーと同じ立場だ。だがゲームが進むたびに,プレイヤーとジェシーはリンクするように状況が徐々に理解できてくる。その情報源となるのは,進行にしたがい増えていく仲間(生き残りの職員)との会話などだが,難しい固有名詞などはストーリーで重要な役割を果たす博士が「研究用の動画メッセージ」という形で説明してくれるなど,自然かつ凝った仕組みになっているのが面白い。
雰囲気としては,X-ファイルのような超常現象を扱った海外ドラマを彷彿とさせる展開で,その手の謎が多いミステリーが好みなら,より没入できるはず。また「都市伝説は単なる噂ではなく,実際は○○が原因だった」といったネタも多く,筆者は洋画の「メン・イン・ブラック」シリーズなども思い出してしまった。
さらに作中で大量に用意され,収集要素にもなっている数多くの操作局の資料は,クリアには不要なフレーバー的なテキストだが,すべてきちんとローカライズされている。黒塗り部分が多く,意味不明に近いものもあるが,一部はゲーム中で意味深に置かれているオブジェクトの真実が分かったりと,興味深いテキストも多く,個人的には戦闘の一休みにでもまめにチェックしてほしい出来だと感じた。
なお余談気味に触れておくと,会話では「ヘドロン共鳴体増幅器」など独自の固有名詞が目に付くので誤解しやすいが,物語の構図自体は「赤をシンボルとして現れる,異形の存在“ヒス”の侵略を食い止める」というシンプルなものだ。
同社のAlan Wakeでは「暗い場所は敵の支配下」といった仕組みになっていたが,本作でも同様に「赤くなっていれば敵が出る(ヒスの支配下)」といった演出になっており,分かりやすい。特別な知識がなくても,ジェシーと同じように「とりあえず目の前のトラブルに対処する」といった形で進めていけば,徐々に状況が理解できるはずだ。
変幻自在の生きている銃「サービスウェポン」と,サイキック能力で道を切り開け!
本作の基本システムは,三人称視点のアクションシューティングだ。プレイヤーは,ヒスの支配下となり異世界とつながってダンジョンと化した操作局の内部を,銃とジェシーの超能力を駆使して進んでいく。TPSではあるがカバーアクションはなく,適時敵の攻撃からは隠れつつも,時にはダイナミックに動いて敵を殲滅していく方が有利になったりする。何せジェシーの操る武器も能力も“普通”ではないからだ。
冒頭でも少し触れたが,ジェシーが序盤で入手した銃は「サービスウェポン」と呼ばれる生きた武器だ。操作局の局長しか扱えないというこの銃は,最初こそ単なる拳銃スタイルでしか使えないが,攻略中に素材を集めることで「連射」や「貫通」といった形状をアンロックでき,サブマシンガン,ショットガン,グレネードランチャーなど1つの武器でいくつもの役割を果たすようになる。
形状ごとにアップグレードも可能で,主な強化はスロットにパーツを装着して行う。強化パーツは戦闘中にランダムでドロップするほか,一部ミッションなどの報酬になっていることもあり,基本的にはプレイを進めるほど強くできる仕組みだ。何を入手できるのかもランダムであり,ハクスラ要素を含んでいるのも特徴で,強力なパーツを手に入れたときの嬉しさはひとしおだ。
「空中浮遊時に弾丸のコストを下げる」など,後述する超能力と関連する強化パーツもあるので,どれを装着するかも悩ましいところだろう。
戦闘中は選択した複数の形状をシームレスにチェンジ可能で,ブロック状に分かれたパーツが宙に浮いてくっついたり,離れたりするのは見ているだけもかっこいい。弾数制限はあるが,リロードや弾薬補給といった概念はなく,撃ちきった分は時間経過で自動補充されるというのもまた,無機質な“ただの銃”との違いだろう。
とはいえ当然撃ちきってしまえばすぐには再射撃はできないし,敵によってはシールドを装備していてサービスウェポンでは倒しにくいタイプもいる。そういったときにはもう1つの強力な武器,超能力を使おう。
ジェシーは進行に応じて,さまざまな超能力を使えるようになる。序盤こそ衝撃波による近接攻撃しか扱えないが,物体を引き寄せてから飛ばす投擲(サイコキネシス),攻撃を防ぐシールド,そして移動能力が飛躍的に上がる回避(ダッシュ)や空中浮遊などを活用できるようになり,どんどん“人間離れ”していく。とくに投擲はサービスウェポンに並ぶほどの主武装といっても良く,至るところに置いてある建材やコンテナなどをガンガン飛ばして敵を倒していけるのは実に爽快だ。
これらの超能力はスキルツリーにポイントを割り振る形で強化できる。例えば投擲ならば,シンプルに攻撃力を上げるだけでなく,敵のグレネードをそのまま投げ返したり,フォークリフトのような重量物を投げられるようになったりと,使い勝手も上がっていく。
とはいえ本作には経験値やレベルという概念はなく,ヘルスなどの基礎能力の強化も同じスキルツリーで行うため,プレイ中はどれから上げていくのか悩むことになるだろう。
また超能力は,マップの探索にも使用するし,パズルを解くのにも必要になる。パズルに関しては頻出するわけでなく,大概は分かりやすくヒントが出ているので,戦闘の間の箸休めには丁度いい感じだ。進めなくなったときは,まずは周囲を見渡してみよう。
マップに関しては,政府機関の内部ビルだけあって無機質なオフィスなどが目立つのだが,その一方で,とてつもなく大きなジェネレーターが設置された空間や,広大な鉱石の採掘場など,普通とは違う造りのフロアも存在する。屋外のエリアがないのでマップ自体は狭いのかと思いきや,実際は相当に広く,探索する楽しみも十分にある印象だ。
また操作局の至るところには敵の支配下にある「コントロールポイント」があり,敵を一掃して各地の“コントロールを取り戻す(浄化する)”ことも,局長たるジェシーの大きな任務になる。コントロールポイントは復帰ポイントであると同時に,ファストトラベルの目的地になり,ジェシーの能力強化を行うところでもある。コントロールポイントの浄化が,文字通り操作局の支配権を取り戻すことになるわけだ。
ゲーム中では操作局の謎を解くメインミッションのほか,人を助けたり物品を探したりするサブミッション,そして「○○で敵を××体倒す」といった指令など,さまざまな目標が随時追加されていく。一部制限時間が課されるものがあるが,それ以外はいつ開始してもいいので,好みに応じて進めていけばいい。それぞれクリアに応じて能力ポイントやアイテムが入手できるし,ものによっては操作局の裏側の事情が垣間見られたりして面白いので,余裕がある場合はメインミッション以外も積極的に受けてみてほしい。
“全部入り”のUltimate Editionで更にControlを楽しもう。本編もアップデートでよりプレイしやすく,またPC版はレイトレ対応で一層“美麗”に
冒頭でも触れたが,現在配信中のUltimate Editionはリリース済みのDLCがすべて含まれた“全部入り”のバージョンだ。ネタバレを避けるために詳細は避けるが,それぞれ簡単に説明しておこう。
DLC第1弾となる「THE FOUNDATION」は,本編のクリア後が舞台になる物語だ。実際にプレイ可能になるのもメインストーリーをクリアした後で,操作局の最下層にある「基盤」と呼ばれるエリアを舞台に,ジェシーの新たな冒険が始まることになる。
本DLCでは基盤の各地に存在するクリスタルを成長させたり,破壊したりする能力がアンロックされ,戦闘やステージのパズルに新たな要素が加わるほか,物語としては操作局最大の危機と,オールデスト・ハウスの過去が描かれる。“局長ジェシー”が板に付いてきた姿が拝めるのも,個人的には興味深いポイントだ。
さらに第2弾DLC「AWE」では,Remedy Entertainmentの代表作の1つ「Alan Wake」と大きなつながりのある物語が展開されるのも,ファンには見逃せないところだ。同じ“超常現象つながり”がある作品同士ではあるが,あのAlan WakeがControlの世界でどう語られるのか,ぜひ本編で確かめてみてほしい。
またPC版ならではの要素として,レイトレーシング対応によるより美しいグラフィックスも見どころの1つだ。これはNVIDIAのRTXシリーズのグラフィックスカードを搭載している環境でのみONにすることが可能で,ガラス面などへの映り込み(鏡像映像)の強化,ライティング処理によるオブジェクトの質感向上,そして影のディテールの大幅な改善など,“レイトレ対応ならでは”のビジュアル環境でゲームが楽しめる。
マルチプラットフォームで展開される本作だが,最先端のグラフィックスを体験できるのはPC版のみなので,プレイ可能な環境があるならぜひチョイスしたいところ。
アップデートによって,リリース当初より“遊びやすく”なっているのも見逃せない。具体的にはオプションの「アシストモード」の実装により,ロックオン機能が追加されたほか,ジェシーの攻撃力や防御力の調整,戦闘中ライフがゼロになっても耐えられる「不死身」など,よりプレイヤーの腕前に合わせた設定でプレイできるようになっている。
本作はヘルスが自動回復せず,回復アイテムも敵を倒さないと出現しない仕様になっている。そのため歯ごたえがある戦闘を楽しめる反面,追い詰められた後のリカバリーはけっこう難しい。強敵が相手になると,チェックポイントから何度もやり直さなくては倒せないかもしれない。とはいえアシストモードを活用すれば,筆者のようなアクションに自信がない人や,物語を優先して楽しみたい人も安心して遊べるはずだ。
ゲーム全体としては,序盤こそ「銃を撃って,隠れて,物を投げつける」ぐらいしかできないのだが,超能力をアンロックするたびに選択肢が増え,ゲーム後半には「複数のオブジェクトを同時に敵に投げつけ,間髪を入れず岩石のシールドで敵弾を防ぎつつ,解除時に一気に敵にぶつける」とか,「洗脳で同士討ちする敵を横目に見ながら,別の敵が投げてきたグレネードを投げ返し,隙を見て空中浮遊から突進を食らわせる」なんていう,まさに超能力者の戦い方ができるようになるのが楽しい。
フィールドの破壊効果も見どころがあり,超能力や衝撃で岩やコンクリートがバラバラに砕けていく様は非常に見応えがある。「写真モード」もあるので,戦闘中にポーズをかけて決定的瞬間を保存するのも面白いだろう。
2020年に完成度がさらに高まって帰ってきた「Control Ultimate Edition」。ぜひ多くの人にプレイしてほしい。
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