プレイレポート
チェンジでまさかの一発逆転! 骨太なバトルにやみつきになる「妖怪ウォッチ メダルウォーズ」先行プレイレポート
なお,2019年3月28日〜4月4日までの期間限定で,本作の先行体験テストプレイが実施されている。本稿で少しでも興味が湧いたならテストに参加してみるといいだろう。
「妖怪ウォッチ メダルウォーズ」公式サイト
※画面は開発中のものです。「妖怪ウォッチ メダルウォーズ」で“先行体験テストプレイ”が3月28日に開始。事前登録者数は150万を突破
Netmarbleは本日(2019年3月22日),配信予定のスマホ向けアプリ「妖怪ウォッチ メダルウォーズ」で,“先行体験テストプレイ”を3月28日に開始すると発表した。なお,本作の事前登録者数は,現在150万を突破しているとのことだ。
オージャメダル(災いのメダル)探しの冒険へ
ディフェンス,護衛,潜入もあるよ!
ことの発端は妖怪の間で起きる,妖怪メダルのランクをめぐる終わりなき争いだった。この争いを見かねたエンマ大王は,自分と同等の地位と力を得られる“オージャメダル”をかけた武闘大会を開催することに。しかし,武闘大会開催前に欲深い悪の妖怪たちに奪われたオージャメダルは,悪の力に染まって“災いのメダル”となり,所有権をめぐったさらなる争いが起きる。その激しい戦いの渦中でメダルは粉々になって,人間界と妖魔界に散らばってしまったのだ。カケラになったあともその邪悪な力は衰えず,両世界に混乱をもたらしていた。
そんななか,ひょんな出会いからエンマ大王に災いのメダルの回収を依頼されるのが本作の主人公,つまりプレイヤーだ。こうしてキミは,さくらニュータウンなどのおなじみの町を舞台に,災いのメダルのカケラを捜索する冒険に身を投じることになるのだ。
1つの端末につきゲームデータを3つまで保存できる。親子で同じ端末で遊ぶことになっても,データを切り分けられるのはうれしいポイントかもしれない |
ゲーム開始時にプレイヤーの分身となるアバターを作成する。好みの見た目にカスタマイズしよう |
メインストーリーは,町の各地で発生するメインクエストをクリアすると進行する。1つのマップには複数のエリアがあり,各エリアは5〜6のステージで構成されている。複数WAVEにわたって敵が出現するステージに挑み,すべての敵を倒せばクリア。一部のステージでは「ディフェンスミッション」や「ごえいミッション」「潜入ミッション」が発生し,ただ敵を殲滅するだけではない刺激的なバトルを味わえる。ステージ攻略にかかる時間が50秒〜2分30秒ほどと短めで,サクッとプレイできるのも特徴だ。
■ディフェンスミッション
■ごえいミッション
■潜入ミッション
メインストーリーをある程度進めると夜の町が開放される。昼の町は各種クエストに挑戦でき,夜の町ではボスクラスの強力な妖怪とのバトルを行える。夜の町の強敵からは特殊な効果を備えた「ユニークそうび」がドロップするため,戦力強化には欠かせないマップだ。しかしながら立ちはだかるボス妖怪は手強く,一定回数の攻撃を無効にしたり熱湯風呂でHPを回復したりなど,一筋縄ではいかない攻略しがいのあるメンツが揃っている。
妖怪をより強くするには,ステージクリア時に得られる経験値でのレベリングのほか,けいけんちだまや手持ちの妖怪メダルをかけ合わせる「レベルアップ」でのステータスアップが欠かせない。ひたすらレベルを上げて戦力アップを行いたいところだが,ここで覚えておきたいのが,メダルランクごとのレベル上限だ。
妖怪にはそれぞれE〜Sまでのメダルランクがあり,Eならレベル15,Dならレベル20という具合にランクごとにレベル上限が定められている。上限に達してしまった場合は,「ランクアップ」によってメダルランクを上昇させられ,低ランクの妖怪であっても高ランクを目指せるシステムになっている。序盤で出会った妖怪も育て続けられるうれしいシステムだ。
チェンジがカギを握るリアルタイムバトル
ステージ攻略に参加できる妖怪はメイン3体とサブ3体の計6体だが,バトル中にフィールドで戦えるのは最大3体までだ。バトルが開始すると,メインに設定した3体が近くの敵に向かって進軍しオートで攻撃をくり出す。通常攻撃がオートで行われるため,基本的に妖怪たちを見守っていればいいのだが,ひっさつわざの発動やメインとサブの妖怪を交代させる“チェンジ”はプレイヤーが指示を出す必要がある。
しかも本作のバトルは,何の策もなくひっさつわざの発動やチェンジをくりかえすだけでは勝てない難度になっており,最後まで気を抜けない“大逆転チェンジバトル”を体験できるのだ。
画面下のチェンジゲージが溜まったら,サブの妖怪を交代させたいメインの妖怪に重なるようスワイプしてチェンジ! サブで待機している妖怪は,時間経過で徐々にHPが回復し妖気も溜まる |
妖怪同士を重ねた際に表示される青い円内であれば,任意の場所にサブの妖怪を出現させられる。これを利用して敵の背後をとって包囲したり,囲まれてしまった味方を退避させたりしよう |
バトルの戦略において忘れてはならないのが,メインとサブの妖怪をチェンジさせたときに発生する“チェンジスキル”の存在だ。チェンジスキルの効果は一定時間のステータスアップ/ダウンや,敵へのダメージ,状態異常の付与,弱体化効果の解除,HP回復などさまざま。
筆者の体感ではあるが,本作のバトルは短時間で決着がつくバランシングになっているためか,数発の攻撃であっても戦況に与える影響は決して小さくはない。加えてチェンジスキルによってもたらされるバフ/デバフによる恩恵は大きく,戦況に合わせたチェンジスキルの発動やタイミングが勝敗を分けるといっても過言ではない。スピーディな戦いに油断は禁物で,敵がくり出したバフ/デバフ効果を放置しておくと「ちょっと目を離した隙に仲間が残り1体になっていた」なんてことも起こりうるのだ。
何かとパラメータの高い妖怪でパーティを固めがちだが,能力の高さだけでなく妖怪のタイプやチェンジスキル/ひっさつわざを勘案したうえで編成することが大切かもしれない。
フィールド上の妖怪がHPゼロになっても,サブの妖怪と自動でチェンジされることはない。1体倒されてしまうと,残り2体の枠で妖怪をやりくりしなければならず,戦力が大幅にダウンしてしまう |
妖怪はそれぞれ攻撃型,防御型,回復型,支援型,弱体化型,バランス型といったタイプが設定されている。1つのタイプに偏って編成してしまうと攻略が難しい印象だった |
ムリカベでヘイトを集め,妖気が溜まったらデビビルと交代して敵のまもりを10秒間ダウンさせるチェンジスキルをお見舞い。デバフ効果が継続しているうちにキュウビのひっさつわざで敵を一掃する,という具合にチェンジスキルを絡めつつ1手ごとの戦術を組み立てるのがなかなか楽しい。ボスのひっさつわざが発動する瞬間に無敵効果のあるひっさつわざをくり出したり,厄介なデバフをかけられたらチェンジスキルで弱体化効果を無効にしたりなど,バトルに勝つための工夫を追求し始めると,時間を忘れて編成画面を眺めてしまったほどだ。
頭の中で思い描いた理想のバトル展開を実現できたときの達成感はなかなかのもので,より隙のない編成を組み立てるべく妖怪の収集にも熱が入り,プレイのモチベーションも高まった。単純なパラメータの高さだけに囚われず,妖怪同士のシナジーを意識した編成に目覚めると,見える世界がガラッと変わり本作の面白さを存分に味わえるようになるだろう。
そうして自慢のパーティを編成できたら,PvP要素を楽しめるメダルウォーズの「ランキングバトル」や「リアルタイムバトル」で腕試ししてみよう。
妖怪ごとのスキルやひっさつわざの効果を把握するまでに時間がかかる印象はあるが,本作のバトルシステムはシンプルで初見でも理解しやすく,とても遊びやすかった。チェンジスキルを意識した采配次第では不利な状況からの一発逆転もありうるわけで,最後の最後まで気を抜けないバトル展開はなかなかにスリリング。1,2手先まで見越した戦略を求められる骨太なゲームを探している人にこそオススメの1本だ。
[TGS 2018]決め手は作品への愛だった。「妖怪ウォッチ メダルウォーズ」レベルファイブ日野晃博氏,Netmarble Japan遠藤祐二氏の合同インタビュー
2018年9月20日から23日まで開催されている東京ゲームショウ2018の会期中に,レベルファイブ 代表取締役社長 CEO 日野晃博氏と,Netmarble Japan 代表取締役社長 遠藤祐二氏に合同インタビューを行う機会を得た。「妖怪ウォッチ メダルウォーズ」でタッグを組む両社に,共同開発の経緯や今後の展望を聞くことができたので,その内容をお伝えしよう。
「妖怪ウォッチ メダルウォーズ」公式サイト
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